保育園 おはなし会

2023年11月25日 (土)

KM幼稚園 3歳児さんクラス とにかくかわいい!

今週の水曜日(11/22)はKM保育園へ、3歳児さんのクラスへの読み聞かせに3人ででかけた。
3歳児さんクラスは、来年度年少さんになる子たちで、3歳のお誕生日がくると入園できるとのこと。なので、全員が3歳さんだ。
こんなクラスができる時代なのだなあと思う。
全員で20名。どの子も、おはなし会をとても楽しみにしてくれていたようで、にこにことおはなしする部屋へ入ってきてくれた。

プログラム
 手袋シアター お花がわらった
 大型絵本 サンドイッチサンドイッチ 小西英子作 福音館書店
 紙芝居 ニャーオン 童心社  都丸つや子脚本 渡辺享子絵
 パネルシアター トンネルぬけると(『増田裕子のミュージックパネル2』より)


サンドイッチサンドイッチ』は、大好きな食べ物の絵本で、大喜びだった。最後には、自分たちから食べるまねをしてくれた。この絵本の絵は本当に新鮮で美味しそうで、私も見ていておなかがすいてきた。

紙芝居『ニャーオン』では、「ねこ!」「月!」と声を上げていたが、ネコお月さまが隠れるところや、ニャーオンがお月さまを追いかけるところなど、になると、急に静かになってじっと見ていた。水に映ったお月さまをニャーオンがつかまえようとすると、「月がこわれちゃった!」と理解している子がいて、驚いた。その一方で、お月さまより、猫の方が気になって、ねこ!ねこ!という子もいて、同じ3歳児といえど、月齢はちがうし、成長具合もそレぞれなのがわかった。

最後のパネルシアターは、もう20年ぐらい前にグループで作成しも久々にやってみた。トンネルを抜ける度に、自転車→車→バス→と、どんどんスピードのあるものになっていく。演じ手としては、トンネルから順番に上手く出せるか、ドキドキ!! でも、なんとか上手くできて、子どもたちも、わいわいと喜んでくれた。途中の「トンネルぐるぐる……」のうたも一緒に歌って踊ってくれて、私たちものりのりだ。
電車のとくに好きな子がいて、その子がとてもうれしそうにしてくれていたのが、また嬉しかった。

終わってから、3人で、ああー3歳さんはかわいいねー。また来たいねーという話になった。来年も是非!

2023年11月20日 (月)

K第2幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 穴はどんなの?

急に寒くなってきた。朝のにわか雨が上がり、晴れたと思ったら、冷たい風が強く吹いてきた。
K第2幼稚園では、遊戯室でそれぞれが座布団に座って待っていてくれた。

プログラム
 おはなし あなのはなし ミラン・マラリーク作(『なまくらトック(愛蔵版おはなしのろうそく)』より)
 手遊び いもにめがでて *
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より) *


前回と同様、とても静かだった。でも、「あなのはなし」のあとで、「あなってどんなだろう?」という子がいて、語り手が「どんなだろう?」と応じたので、少しばしょの雰囲気が和んだ。

「いもにめがでて」の手遊びをして、笑い声があがって、さらに和んだ。

そのあと「ひなどりとネコ」を語ると、やはり、おりこうにきちんと座って聞いていたけれど、ひなどりがくしゃみを何度もしそうになるところ、くしゃみをしてしまうところで、笑い合っている子がいた。
こういう子たちを見ると、ああ、ちゃんとおはなしを面白がってくれている!と感激する。

おはなしのあと、先生方が「あなはどんなだと思う?」と子どもたちに聞き、子どもたちはそれぞれに答えていた。
子どもたちの頭の中で、いろいろな穴が広がったことだろう。

2023年11月16日 (木)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 4回目 やっと楽しんでもらえた!

外国籍の子が多いこの園では、なかなかおはなしが伝わりにくい。前回9月の時は、残暑が厳しかったせいもあり、おはなしに集中できなくて、居眠りする子が続出。おはなしを楽しんでもらえていないように感じた。
で、今回はできるだけ、わかりやすくて楽しいおはなしをもっていくことにした。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし あなのはなし ミラン・マラリーク作(『なまくらトック(愛蔵版おはなしのろうそく)』より)
 手遊び だいこんづけ * 
 おはなし きしむドア 『フランさんの語り3』より*
 おしまいのうた ろうそくぱっ *


 
両方とも、順番に動物がでてくる。1話目は、狼にまるのみにされるスリルがあり、奇想天外なラストも楽しめる。子どもたちは、「あな」ってどんなだろう?とおはなしの後、考えていた。

「きしむドア」は、ものすごく喜ばれた。次々にでてくる動物と、ドアのきしむ音に大はしゃぎ。でも、聞くべき肝心なところでは、耳を澄ます。
このお話は、小さな子でも、初めての子でも、大抵ついてきてくれる。
「おもしろかった!」という声が、この園でやっと聞けた。

次のおはなしも楽しみにしていて、好く聞いてくれるといいな。

2023年11月 7日 (火)

KM幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 ちゃんと聞けるよ!

KM幼稚園は、先日行ったKM幼稚園第2幼稚園と同系列の幼稚園。
「今年は落ち着きのない子が多いので、おはなしは短めに」と先生から言われていたので、おはなしを1つだけにした。

プログラム
 手遊び どんぐりころちゃん
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より) 


 落ち着きがないなんと、とんでもない!! どの子もものすごく一生懸命に聞いてくれた。ネコにわけてやるはずのケーキを、ひなどりがみんな食べてしまうところで、もう先を心配して「ひっ」と声を上げる子がいた。ひなどりがくしゃみをがまんしている場面では、みんなにこにこと笑っている。そして、ついにくしゃみをしてしまうと、真剣な顔になった。
 ラストのおちは、ちょっとハテナ?という顔になっている子が多かったが、ある男の子が「ねこはびっくりして逃げていったんだよね」と、おはなしの後で説明してくれて、おおー、ちゃんとわかっている!と嬉しく思った。

よく聞いてくれて、ありがとうございました。

2023年10月27日 (金)

KM第2幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 上達した?

今年も読んでもらえた!
昨年は繰り返しの多い「きしむドア」を語ったのだが、先生が物足りないというような印象を受けたので、今回はストーリーのあるしっかりめのおはなし2話を語ってみた。

プログラム
 手遊び 頭に帽子
 おはなし おいしいおかゆ グリムの昔話 (『エパミナンダス』より)
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)


「おいしいおかゆ」は、私がはじめて覚えたおはなしだ。さすが、言葉が一語一句しっかり頭に入っている気がする。ただ、このおはなしを語りはじめの頃は、子どもたちにあまり喜んでもらえなかった。それに、他に語る人も多いので、ずっと語らずにいた。
で、今回語ったところ、何と、とても喜んでもらえた。
子どもたちは、しっかり想像ができているようで、おかゆがどんどん増えるところから、「うわー」「どれだけふえるの?」等と言いながら聞いている。そして、ラストも笑い声が起きた。

これで気をよくして「ひなどりとネコ」へ。これもまた、ネコからお母さん鳥とネコが逃げるところから、ぐっとくいついて聞いている。くしゃみのくだりになると、くすくす笑い出す子が増えてきた。そして、隠れていた壺がわれたと語ると、わっと驚いている。ネコがその大きなくしゃみの音で逃げたことも、ちゃんとわかったようだ。

ああ、楽しかった!!
こんな風に上手くいくおはなし会は、あまりない。
わたし、それなりに上達している?
次も期待してしまいそうだけれど、一期一会のおはなし会。次は次で。

2023年10月20日 (金)

S保育園 年中さん ストーリーテリングによるおはなし会 年中さんも聞ける繰り返し話

園に行くと、先生から「今日は年長さんが芋掘りにでかけるので、年中さんにお願いします」と言われる。 えっ!? でも、今日のおはなしは

 きしむドア 『フランさんの語り3』より

子どもたちになじみの動物がでてくる、くりかえしのおはなしだがら、大丈夫と思って語った。

 はじめて聞くストーリーテリングなるものに、子どもたちは、興味津々。横一列に並び、目をまなまるにして、私をみつめてくれた。
 それに呑まれて、わたしも、「ひとりの男の子」ではじめなければならないところ、「ひとりのおばあさん」ではじめてしまい、「まちがえた! やり直すね」といって、また始めた。

 あとは、上手く語れた。はじめ、どんなおはなしかと考えて、真剣な顔をしてきいていた子どもたちは、何回も同じ事がでてくる面白いはなしだとわかって、笑い声をあげだした。次にでてくる動物はなにかと耳をたて、わかって笑い、ドアの音を聞いてまた笑う。そして、また目をまんまるにしてはなしの続きをきく。
 とても楽しかった。

 終わった後、部屋にいなかった先生に「とてもよく聞いていました」というと、驚かれ、次回からは年中さんも年長さんといっしょに聞きましょう。ということになった。

 次はグループの他のメンバーが語ることになっている。どうなるかな? 楽しみだ。

2023年9月30日 (土)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 3回目 眠くてたまらない

ブログへの記載が遅くなってしまった。

9月21日(木)のおはなし会。
その前の週、とても忙しくて、火曜日になって練習しはじめたという体たらく。その結果は……

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話(『ながすね ふとはら がんりき (愛蔵版おはなしのろうそく4)』より)
 手遊び どんぐりころちゃん * 
 おはなし 三枚のお札 日本の昔話(『ついでにペロリ (愛蔵版おはなしのろうそく3)』より)*
 おしまいのうた ろうそくぱっ *


今週からお昼寝がなくったという年長さん。この日も蒸し暑く、眠くてたまらないようだ。数人の子がうとうとしていた。うーん、あまり聞けていないなあ。

「おばあさんとブタ」は、首をしめるとか、殺すとか、物騒な言葉が出てくる繰り返しばなし。「なんで?」と聞く子あり。途中で語り手がひとつ飛ばして、戻って言い直すと、「さっき言ったよ」という子あり。結構ちゃんと聞いているのだ。

わたしの「三枚のお札」は、練習不足だったものの、なんとか最後まで語れた。子どもたちは、小僧さんが鬼婆から逃げるところまで、かなり聞いてくれたと思う。
でも、和尚さんと鬼婆のやりとりでは、だれてしまった。このころ、後の方に座ってすわっていた子が眠さに堪えられず、バタリと倒れたので、実は、私は可笑しくて吹き出しそうだった。

他の園で、コロナの自粛生活のあとで、子どもたちの成長が遅れているようだと聞いた。もしかしたら、このプログラムは長すぎたのかもしれない。
次回は、短めにしてみよう。

2022年11月21日 (月)

S保育園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 

11月18日
S保育園でも、おはなし会が再開できることになった。前は年少さんから年長さんまで、一部屋に入って聞いてもらっていたのだが、さすがに密になりすぎなので、年長さんだけ。15名ぐらい。ちょうどいい人数だ。前と同じように1ヶ月に1回。おはなし会グループから一人ずつ行き、1話ずつ語る。10月から再開したので、私は2番手だ。

いま、いろいろなところで語っている

 きしむドア 『フランさんの語り3』より

を語った。

部屋では、窓とドア全開、そして隣の部屋との仕切りも半分くらい取り払ってある。園庭の声、となりの部屋の声、それはもう賑やか! だったのだけれど、なんとなんと子ども達は、そんな音は耳に入らない様子。最初から、「楽しいおはなし期待している」という顔で、私の顔をみつめ、繰り返しを面白がり、次々に現われる動物に驚き、笑い、それはそれは、楽しく聞いてくれた。
こうした時間が戻ってきたこと、本当に嬉しい!!

2022年10月 8日 (土)

KM第2幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 繰り返しのおはなし

記録を忘れていた。9月20日のおはなし会。

今回初めて読んでくださった園。年長さんは3クラスあるので、おはなし会メンバーが各クラスに1人ずつ入って、1~2話することになった。
私は、初め1話だけ語るつもりだったのだが、他のメンバーが2話語るというので、おはなしっぽくなっている手遊び「ブラックさんとブラウンさん」を加えた。

プログラム
 手をつかったおはなし ブラックさんとブラウンさん 『おはなしのろうそく25』より
 おはなし きしむドア 『フランさんの語り3』より

 ストーリーテリングを初めて聞く子たちなので、いちばんとっつきやすいおはなしをと思って選んだ。今年、1年生に「きしむドア」を語った時とは、ぜんぜん反応が違っていた。繰り返しを楽しむというより、動物が出てくることが楽しい様子。とくにブタ。繰り返しながら進むストーリーが、よくわからなかったようだ。
 もう少し、ストーリーのはっきりしているおはなしの方がよかったかもしれない。

2021年11月 4日 (木)

G東こども未来園 年少さん 小さな子の見方

 先月お邪魔したG東こども未来園に、今度は読み聞かせで!

 その前に、私はなぜかなぜか、家を出る時間を15分間違えて、遅刻してしまった!! 家を出る瞬間に間違えていることに気づいて、仲間に電話したので、先に初めていてくれて、私の読むときには間に合って、なんとかなったけれど、子ども達にも先生にも仲間にも、迷惑をかけて本当に申し訳ない限り。なんてこと!! 久しぶりの園での読み聞かせで、あんなに張り切っていたのに、もう悔しいやら、情けないやら。もう、こんなことはしない。と固く心に誓っている。

 でも、私の個人的な思いには関係なく、お話会はとてもよいものになった。(それが、なによりもの救いだね)

プログラム

 手遊び キツネのひみつ
 絵本 ぼくのおべんとう スギヤマカナヨ作 アリス館
 絵本 どんどんばし わたれ (わらべうたえほん) こばやしえみこ案 ましませつこ絵 こぐま社
 手遊び やきいもグーチーパー
 紙芝居 ニャーオン (すくすくシリーズ) 都丸つや子脚本 渡辺享子絵 童心社
 絵本 まるまるまるのほんエルヴェ・テュレ作 谷川俊太郎訳 ポプラ社

私は『ぼくのおべんとう』の途中からお部屋に入った。子どもたちは、お休みもあって6人。みんな、お弁当のことを思い思いに話していて、ものすごく盛り上がっている。その間、わたしは、とにかく気持ちをおちつけることに専念。
どんどんばし わたれ (わらべうたえほん)』を読む。わらべうたを歌いながら読みだすと、さっきの盛り上がりから一転、静かになって聞いてくれた。ほっとする。
「やきいもグーチーパー」では、3歳児さん達は、ちゃんとじゃんけんができた。すごいなあと思う。
 そのあと『ニャーオン (すくすくシリーズ)』へ。「ねこがかわいい!」と話してくれて、月がでると、自分たちが見た月の話をしてくれる。しっかり見てくれた。そして。ラスト、水に映った月をニャーオンがつかまえて、月がバラバラにこわれたのだが、そのあと、空に出てくると「どうして、こわれたのにあるの?」という声が。驚いた!! そうか、小さな子どもたちは、そんな風に、ニャーオンと同じように見るんだ。子どもならではの見方がとても新鮮だった。
 ラストの『まるまるまるのほん』では、「まる」が転がると、子どもたちもいっしょになって、転がったり、ページを捲ると、うわっと喜んだり、とても楽しんでいた。

 終わってから、「ああ、楽しかった!!」と言葉を残してくれた。本当にありがとう。救われたよ。

 

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