一昨日、突然、担当者ができなくなったときき、代役をと引き受けた。1週間前もA小で4年生を担当したので、同じおはなしで。
プログラム
絵本 これなーんだ? のむらさやか文 ムラタ有子絵 ことものとも0.1.2. 2006.01 福音館書店
おはなし 北風に会いにいった少年 ノルウェーの昔話
←出典本
この学校は住民増加地域。1クラスも40人近くいて、クラスに入ってその数に圧倒されたのだが、『これなーんだ?』を読むと、素直に面白がってくれて、よしよし、これなら次のおはなしのうまくつなげられると思った。
おはなし「北風に会いにいった少年」に入ると、さっと静かになってきいてくれた。途中で私はちょっぴり失敗したが、うまくつなげて、なんとかのりきった。だが、子どもの反応はまたまた今一つ。ただ、終わった時何人かが「おれ、その杖ほしいなあ」「いいなあ、その杖」という子がいて、ああ、ちゃんとわかっていると少しうれしかった。でも、先生が「それはおはなしの中だけにして。本当にしたら教育上よくない」とおっしゃって、ドキッとした。なるほど、暴力はいけないといわれている子どもたち。大きくなればなるほど、素直にこのお話を喜んじゃいけないように思えるのかもしれない。もちろん、暴力はいけない。でも、理不尽に怒りたい気持ちがあれば、お話で解放すればいいいのだ。私の語りにも改めて考えたい。。主人公の男の子が、北風に文句をいいにいく憎たらしい小僧みたいになっていやしないか? だからに、だました相手をやるこめる爽快さをもっと感じてもらえないのでは? 聞き手に主人公になってきいてほしい。まだまだ語り足りない。