図書館おはなし会

2024年9月 7日 (土)

K市立図書分館おはなし会 自然な言葉がうれしい

今月は2組の親子が来てくれた。どちらも女の子、年長さんと年中さんだ。

プログラム
 手袋シアター くまさんのおでかけ 中川李枝子作(『エパミナンダス』より)*
 絵本 レストラン きまぐれレストラン 宮地聡子作 金の星社
 絵本 カピバラのだるまさんがころんだ 中川ひろたか文 柴田ケイコ絵 金の星社
 紙芝居 むしのおうさまカブトムシ 光彦光彦作 教育画劇
 手遊び むしかご *
 絵本 まどのむこうのくだものなあに? 荒井真紀作 福音館書店 *
 絵本 あるくバスていくん 深見春男作 文芸社 *


女の子たちは、どの本もよく見て見て、聞いて、そして、思ったことを素直に言葉にしてくれた。

カピバラのだるまさんがころんだ』では、「カピバラってなに?」「だるまさんがころんだは知っているよ」
むしのおうさまカブトムシ』では、「カブトムシを飼っていたよ~」
まどのむこうのくだものなあに?  』では、ザクロの実の中をみて、「ええー、気持ちわるい!」
あるくバスていくん 』では、「バスていはあるかないよ~」「バスはこないよ~」

などなど……。

こうして聞き手が、自然に言葉を出しながらにこにこしていてくれると、こちらも肩の力が抜けて、楽しくなってくる。

図書館の職員からも、「とてもいい雰囲気のおはなし会でしたよ」と言ってもらい、ほんわかした、いい気持ちで帰ってきた。
これも、すてきな聞き手の子たちのおかげだ。

ありがとう。
暑い日が続いてめげ気味だったけれど、元気をもらったよ。

2024年8月25日 (日)

I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 『まほうの馬』復刊して!!

いつもは奇数月第3土曜日にやっているのだけれど、9月は館内整理で図書館がお休みなので、代わりに今日やることになった。

夏休みなので、小学生が来てくれることを期待しつつ……
はい、期待通り小学生の子が5名も来てくれた。あとは幼児さんが3名に大人が3名。

プログラム
 おはなし こぶじいさま 日本の昔話 『』より
 おはなし アリョーヌシカとイワーヌシカ ロシアの昔話 『まほうの馬』より*
 手遊び 虫かご
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話 『おはなしのろうそく愛蔵版4ながすねふとはらがんりき』より


いい感じで始まった。
「こぶじいさま」は、よく知られているお話でもあるし、語り手もはっちゃけすぎずにおちついて語ったので、静かに、でも楽しそうに聞いていた。

そのいい流れでわたしの「アリョーヌシカとイワーヌシカ」へ。
ちょうど一番前に姉弟がいて、なんだかこのお話にぴったりと思った。
よく聞いてくれていて、私も一昨日よりしっかりとお話を描きながら語れて、よかったのだが、折り返し地点あたりで、幼児の姉妹のけんかが始まった。妹が抱いていたくまちゃんをお姉ちゃんが取り上げようとしたのだ。それがだんだんエスカレートし、絨毯のうえを走り回る事態に。おはなしグループのメンバーがなだめているのだが、なかなか収まらない。
わたしは始め、知らんふりをしてめげずに語っていたのだが、聞き手もその子たちを見るし、自分も気になるしで、ちょっと語り間違え、ついに、止まって「ちょっと待ってね」てといって、その子たちが落ち着くのを待った。
ようやく静かにすわってくれ、また語りの続きを始めた。
でも、聞き手も宿世におはなしの戻ってくれたこともあり、わたしもすぐに調子をとりもどして語ることが出来た。
止まったところが、ちょうど折り返しで、佳境に入る前だったのが、幸いした。

そのあと、わたしはドア当番で外に出てしまったのだが、ラストの「おばあさんとブタ」は、楽しく聞いてもらえたとのこと。

おはなし会が終わった後、小学生の姉妹がやってきて、「アリョーヌシカとイワーヌシカ」の本はどこにありますか?ときいてきた。
残念ながら、このお話の出典本はI市立図書館にないようだ。すでに絶版になってしまっているし。類話の載っている本でもあればいいのだか。せっかく興味を持ってくれたのに残念。
まほうの馬』の復刊を切に願います!!

2024年8月15日 (木)

K市立図書分館 ひよこちゃんのおはなし会 時間をかけてたっぷりと

今日は8月盆のまんまんなかの日。
そして連日の恐ろしい暑さ!!
こんな日は誰も来ないよねと思いつつ図書館にいくと、なんと1組の親子が待っていてくれた。たっちしていたので、1歳さんですかと聞くと、10ヶ月ですとのこと。

ところが、いつも組んでいる相方がなぜか来ない。そのかわりといってはなんだが、「暇なときだけ」といっていた方がちょうど来てくれていたので、助かった。

時間になって、そろそろはじめましょうか?となったとき、もう1組、2歳さんと5歳さんくらいの姉弟をつれたお母さんがみえた。お姉ちゃんは夏らしく甚兵衛を着ている。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 たこやきようちえん さいとうしのぶ作 ポプラ社
 わらべうた にぎりぱっちりたてよこひよこ *
       じーじーばー *
       ももやももや *
 紙芝居 パンダさんパンダさんなにしてるの? とよたかずひこ作 童心社 *
 絵本 わにわにのおでかけ 小風さち作 山口マオ絵 福音館書店 *


いつも通り、わらべうたで始めた。2歳さんの男の子は、くまさん人形が近づいていくと、手で頭をなでてくれる。

たこやきようちえん 』は、読み手がたっぷり時間をかけて、子どもたちと語りながら読んだ。おもしろいのは10ヶ月の女の子が、お兄ちゃんお姉ちゃんと同じように絵本にくっついて見ていたこと。なにか面白いことがある、と感じたのだろうか?

わらべうたでは、男の子が「じーじーばー」をとても気に入って、何度も「もういっかい!」というので、繰り返してやった。

紙芝居『パンダさんパンダさんなにしてるの? 』は急遽選んだもの。というのも、紙芝居はいつも相方に任せきりにしていたので、用意していなかったのだ。
以前、誰かがやったのを見ていたのだが、下読みが出来ていないので、あまり上手くできなかった。なにがあるかわからないから、ちゃんと次からは読まなくても用意しておこうと思う。

最後にお姉ちゃんが甚兵衛を着ていたから『わにわにのおでかけ 』を読んだ。
弟君は「夏祭り、ぼくもいくよ」といっている。
でてくるおめんのなかから、どれを買いたいか選んでもらったりした。

人数は少ないけれど、時間をかけて、みんなで楽しめたと思う。

2組ともたぶん、前にも来てくださった親子。続けてきてくださるといいな。

 

 

2024年8月 3日 (土)

K市立図書分館おはなし会 和やかな時間

先月たくさんの人が集まったのだが、今月はあらら……? 親子連れは少なく、おばあちゃんの家に泊まりに来ている4歳の男の子とおばあちゃんの1組だった。
すぐ近くの児童館で夏祭りをしているとのことで、そちらに人が集中したのか、それとも、あまりの暑さに外出を控えているのか……。

プログラム
 手袋シアター この指ひとつめ小僧 *
 絵本 ぞうくんのさんぽ ながかわひろ 福音館書店
 絵本 ぴっぱぴっぱのふしぎなくに 糟谷奈美絵と文 至光社
 わらべうた こまんか波 *
 絵本 とうもろこしぬぐぞう はらしままみ ポプラ社 *
 絵本 ねじまきバス たむらしげる作 福音館書店 *
 紙芝居 どっちだ? 島本一男脚本 夏目尚吾画 童心社


ふたりは、とてもいい聞き手だった。男の子だけでなく、おばあちゃんが絵本を楽しんでいて、お孫さんに語りかけている。
こういうふうに、いっしょに面白がってくれる人があると、絵本は魅力がますと思う。

ぞうくんのさんぽ 』で、「こんな暑い日は、水にはいりたいね」といったり、『とうもろこしぬぐぞう 』でいっしょに笑ったり、『ねじまきバス 』で展開を楽しんだり。

紙芝居『どっちだ?』では、男の子が2回続けて当てられず、めげてしまったので、3つめの質問は演じ手がおばあちゃんに聞いた。

聞き手と読み手と語り手とがいっしょに楽しんだら。あっという間におはなし会の時間がすぎた。

絵本や紙芝居を通して、そこにいた人みんなが心を通わせられる、和やかな時間。大事にしたい。

2024年7月24日 (水)

K図書館本館 夏休みおはなし広場 あー、おもしろかっ!!

 今朝はなんだか外が暗くなってきたと思ったら、いきなりの暴風雨となった。竜巻のように強風が吹き荒れ、横殴りの雨がたたきつけた。短い停電が2回。家の中にいたけれどとても怖かった。
 でも、30分ほどで雨脚は弱くなり、さぁーっと涼しくなり、出かけるころには雨もやんでいた。
 やれ、ありがたやと図書館本館へ。

「夏休みおはなし広場」と銘打って3日間連続で午前11時からおはなし会があり、わたしたちストチーリーテリングのグループは、今日が担当だ。
 図書館の職員さんの話だと昨日は1組だったらしい。そして、今日も1組の親子だった。おかあさんと、小学生低学年らしい兄弟2人。少し寂しいけれど、朝の天候を考えたら、1組でも来てくれたことは幸運だ。

プログラム
 おはなし おいしいおかゆ グリムの昔話(『エパミナンダス』より)
 手遊び いっちゃんいがつくいるかのこ
 おはなし エパミナンダス 『エパミナンダス』より) 
 手遊び おばけの手 *
 おはなし おばけ学校の三人の生徒 松岡享子作((『おはなしのろうそく28』より)


 素晴らしい聞き手だった。お母さんが下の子の隣にいて、子どもたちと一緒に楽しみ、下の子は素直にニコニコして楽しみ、ちょっと離れたところに座った上の子は、ときどき寝転がったりして自由奔放だけれど、笑ったり、お話にあわせて仕草をしたり、とにかく楽しんでいるのだ。

 「エパミナンダス」のときは、主人公のエパミナンダスのところへ4回目にいくと、「ええーっ」と、今までにない反応を見せてくれた。

「おばけ学校の三人の生徒」は私が語ったが、あんまり楽しんでくれていたので、私も嬉しくて、思いっきり楽しく語ることができた。1年生おばけに先生が「だめだめ」というのを両腕でバッテンをつくって、あらわしてくれたりした。
 ラストにびっくりしてお話を聞き終え、笑ったあとで「ああーおもしかった!」といってもらえた。
 そうそう、お話はおしろいから、またきて欲しいなあ。

2024年7月19日 (金)

K市立図書分館 ひよこちゃんのおはなし会 フクロウとほくろ

 梅雨が明けた昨日のひよこちゃんおはなし会。なんと、7組の親子が来てくれた。1~2歳の子が多い。夏は利用者が増える事もあるが、図書館の職員さんの話では、少しずつリピーターさんが増えてきたとのことだ。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 やさいのともだち 神沢利子文 石倉ヒロユキ絵 ひさかたチャイルド
 絵本 こぐまちゃんのどうぶつえん わかやまけん作 こぐま社
 わらべうた じーじーばー *
       ぎったんばったん *
       ももやももや *
 絵本 ぱんですよ 大森裕子作 白泉社 *
 紙芝居 ねむねむねんね 真珠まりこ作・絵 教育画劇
 紙芝居 ジュースちょうだい 木曽秀夫作・画 教育画劇
 わらべうた さよならあんころもち


 だいぶ物事がわかってきた子が多く、それぞれが自分の知っていることの中でおはなしを楽しみ、言葉を発してくれるのが、とても興味深かった。
 とくに動物が好きな子が多かった。
こぐまちゃんのどうぶつえん』でペンギンがでてくると、ペンギンの格好をして、くるくると回ったり、フクロウがでてくると、「フクロウ!」と言って子がすぐ、「ここにホクロがあるよ」といって、ホクロのある足をおかあさんに見せたりしている。すごいつながりだ。

ぱんですよ』では、好きなパンをひとりひとりにきいてみた。チョココロネとうさぎパンがi人気だった。どれが好き?と聞かれて、迷って答えられない子もいて、それもその子の答えだと思う。

 わらべうたでは、コロナ禍のあと、はじめて布を使った。図書館から、私のもってきたハンカチを使ってもらってもいいと許可をいただけたからだ。
「じーじーばー」をやってみせると、笑顔がはじけた。自分でも喜んでやっている。布さえあれば、家でもできるので、ぜひやってもらいたいと思う。

 次回は8月のお盆の日。家族の予定で、何人の人に来てもらえるかどうかわからないけれど、楽しくてほっとする時間にしたい。

 

2024年7月 6日 (土)

K市立図書分館おはなし会 やっと……

毎年、夏になると図書館は利用者がぐんと増える気がする。梅雨も明けぬ内から猛暑日が続いている今日も、たくさんの人がきていた。

そして、もちろん、お話会にも。
なんて嬉しいこと、開始の時間をめがけて来てくださった親子も大勢いて、全部で子ども8人、大人7人となった。

プログラム
 おはなし 小さなおはなし *
 絵本 なきごえバス えがしらみちこ 白泉社
 絵本 ふしぎなタネやさん みやにしたつや作 金の星社
 手遊び あたまはてんてんてん
 絵本 できあがり 彦坂有紀 もりといずみ作 福音館書店 *
 絵本 ライオンをかくすには ヘレン・カデイーヴンス作 さくまゆみこ訳 ブロンズ新社 *
 紙芝居 はんぶんこ 島本一男脚本 和歌山静子画 童心社


2歳さんから小4まで、幅広い年齢の子がいたけれど、それぞれに楽しめるプログラムになっていたと思う。
なきごえバス 』は、2歳さんが動物の鳴き声をまねして楽しんでくれたし、『ふしぎなタネやさん 』『ライオンをかくすには 』は、を大きな子たちがじっと絵を見て聞いてくれた。

美味しそうな絵本『できあがり 』では、どれが食べたいとか、パンにはなんのジャムをぬるとか、それぞれの子がいろいろなことを言ってくれた。

最後の紙芝居『はんぶんこ 』は、8場面の小さい子向けだけれど、思いもかけない半分こがあって、みんなよく見ていた。ラストにおかあさんが出てきたのもよかった。

お話会が再開して、初めてそれなりの子が集まったおはなし会になった。どうかどうか、このまま定着してくれますように。

2024年6月 1日 (土)

K市立図書分館おはなし会 赤ちゃんとお母さん、そして1年生男子 でどうする?

今年度からはじまった図書館のお話会。どうやら、利用者になじんでいないようで、今日も始まりの時間、図書館に子どもの姿がなかった。勉強中の高校生いっぱいいるのだが……。

で待つこと15分。絵本をさがしに来た0歳児をつれたお母さんに「お話会きいていっください」と頼みこみ、児童室の前を通りかかった1年生くらいの男子を手招きで呼び寄せて始めた。

プログラム
 わらべうたであてっこ おてぶしこぶし
 絵本 ふしぎなかさやさん たなか鮎子作 講談社
 紙芝居 みんなでかくれんぼ 奈街三郎原案 安田浩文 塩田守男画 教育画劇 *
 わらべうた ちょちちょちあわわ
 絵本 ちょきちょき 中新井順子 童心社
 絵本 まゆとかっぱ やまんばのむすめ まゆのおはなし 富安陽子文 降矢なな絵 福音館書店 


 まずは「おてぶしこぶし」で、手作りのサクランボを隠して、あてっこをしてもらう。さすが1年生になるとすぐわかってしまう。お母さんもいっしょに参加してくれた。
ふしぎなかさやさん 』は、おかあさんに向けて読んだ。色彩の美しいファンタジックな絵本だ。

紙芝居『みんなでかくれんぼ』が始まると、それまで他の本をみてあそんでいた男子が、急に頭をあげて見始めた。やはり、紙芝居は魅力的らしい。

赤ちゃんがいるので「ちょちちょちあわわ」の手遊びをやってみた。男子も真剣になってやってくれている。

ちょきちょき 』は、絵がシンプルだし、クイズにもなるので、赤ちゃんにも男子にも興味を持ってほしくて読んでみたが、どうだっただろうか。

最後の『まゆとかっぱ やまんばのむすめ まゆのおはなし 』は、お母さんはもちろん、男子もよく聞いてくれたんじゃないかと思う。ストーリーがおもしろいし、富安さおま文章は、リズムがよくて本当に読みやすい。

どうなることやらと思ったが、まあまあのお話会だったではないか!と自画自讃(するしかない)

来月こそ、聞き手がもう少し集まりますように。

2024年5月18日 (土)

I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 小さな活動だけれど

 

I市立図書館でのストーリーテリングによるおはなし会。図書館に看板をだしていただいているので、それを見てだろうか、1組の親子(両親と娘さん)がおはなし会を待っていてくれた。そのあと、会員が呼び込んだ1組の親子(お母さんと3人きょうだい)が聞いてくださった。

プログラム
 ふしぎなたいこ 日本の昔話(『ふしぎなたいこ』フレーベル館)より
 一年生たちとひよめ 新美南吉作 (『新美南吉童話全集第1巻』より) *
 こすずめのぼうけん エインワース作(『雨のち晴おはなしのろうそく愛蔵版7』より)


子どもたちが、前のござに座り、大人が後の椅子席に座る形になった。
子どもも大人もとても好く聞いてくれた。3歳くらいの子は、退屈したところもあっただろうが、上の子がよく面倒をみて、おとなしくしている。私たちは、とても語りやすかった。

わたしは新美南吉の「一年生たちとひよめ」を語った。
お話のなかに、先生が子どもたちに「うそをついてはなりません。」と教えるところがあるのだが、そこで、子どもたちが一層集中して聞き始めたのが、かわいらしかった。とくに3歳ぐらいの子は、それまでよそ事をして遊んでいたのに、瞬きもしないくらい目をまん丸にして、聞き入ったのだ。ちょっと驚かせてしまったかもしれない。

今日は一つ一つのお話も短くて、20分ほどで終わってしまった。
それでも、小さな子を絵本谷紙芝居なしで引き留めるのは、そのくらいがいいかもしれないと、会員同士で話し合った。

少人数相手の小さな活動だ。でも、いつか、誰かのなにかの役に立つことを願っている。

2024年5月 6日 (月)

K市立図書分館おはなし会 恥ずかしがりやさん

 ゴールデンウィークの後半の5月4日のおはなし会。
気持ちのよい晴天で、予想通り、図書館に子どもの姿はなく、時間まで待って帰ろうと思っていた矢先、年長さんの女の子をつれた家族が。そく、図書館の職員さんが声をかけてくださって、きいていただいた。

プログラム
 導入 チョウチョウさんこんにちは?(『おはなしおばさんの詩でダンス・ダンス』より)
 絵本 きんぎょのトトとそらのくも にしまきかやこ作 こぐま社
 絵本 おおきなもののすきなおうさま 安野光雅作  講談社
 絵本 おーい みえるかい 五味太郎作 教育画劇
 絵本 あかちゃんかたつむりのおうち いとうせつこ文 島津和子絵 福音館書店
 紙芝居 パンのおやつ なかえよしを脚本 おかざきとし絵 教育画劇


 とても恥ずかしがりやさんの女の子で、お母さんの後に隠れてお部屋に入ってきた。最初の「チョウチョウさんこんにちは?」では、折り紙で作ったチョウチョウをひらひらして見せるのだが、女の子はまだ前をみることもできず、ひたすら隠れていた。

でも『きんぎょのトトとそらのくも 』が始まってしばらくすると、少し落ち着いたのか、少しずつ絵本に目をやるようになり、主人公のトトの冒険を追っているようだった。

おおきなもののすきなおうさま 』も、おかあさんといっしょに、奇想天外なお話をたのしんでいた。

ここで、普通なら読み聞かせを一休みして、手遊びをいれたいところだが、また恥ずかしくなってはいけないと思い、そのまま絵本『おーい みえるかい』を読んだ。
「おーい、みえるかい」と、読み「見える?」と絵を見せて聞くと、ちゃんとうんと頷いてくれて、ほっとした。

あかちゃんかたつむりのおうち 』には、あまり興味を持ってもらえなかったようだ。

最後の『パンのおやつ 』は、とても楽しいお話で、女の子もとても嬉しそうにみてくれた。

たまたま訪れた図書館でのおはなし会。いい体験になってくれたらいいな。そして、また来てくれるといいな。

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