おはなし(ストーリーテリング)

2019年11月 8日 (金)

T小学校 4年生 ストーリーテリングによるおはなし会 「北風に会いに行った少年」うまく語ったつもりだけれど、ひとりよがり?

 昨年から、秋の読書週間に合わせていかせてもらっているT小学校。今年も語らせてもらえた。
 私は昨年と同じ4年生。今年語ったのは、

 北風に会いにいった少年 ノルウェーの昔話

 出典本
     

 昨年は、会場のすばらしさに圧倒されて、どきどきしたのだけれど、今年はもうわかっっていたので、それは大丈夫だった。また、ちょっと子どもたちに真ん中によってもらって語ったので、リラックスして語れた。

 よく聞いてくれた。北風に粉をさらわれた男の子が、粉を返してもらいに北風に会いに行き、粉の代わりになにかをもらう。その帰りの宿屋で主人にそのものを取られてしまう。これが2回続き、3度目に、もらったもので、宿屋の主人をこらしめる。という胸がすくお話だ。
 1度目は、素敵な贈り物を取られるところでひどいと顔をし、2度目は同じ宿屋に泊まるところで、「だめだ」という顔をする。そして3度目は、懲らしめる様子に喜ぶ。そうした反応が、ちゃんと見られたと思った。私としても、まあまあ、うまく語れたつもりだ。

 ただ感想を言ってもらったところで(本当はおはなしの後で聞くには避けたいが、小学校では教育の一環として、先生がどうしても感想をきいてしまうのだ。)、「それぞれの役割の声を使い分けていた」「北風のひゅーという音がうまかった」「長いおはなしをおぼえていてすごい」といった、語り方についてのものばかりで、お話自体に対する感想はなかった。お話は面白かったのだろうか? 私の語り方が演じる感じになっていて、筋の面白さが伝わっていないのだろうか? と、とても不安に思った。

 語り方を教えに行ったわけではなく、お話を楽しんでもらいたかったのだが……。

 昨年の冬から何度も語ってきたおはなし。自分では、語るのが面白いお話で、子どもたちに楽しんてぜもらえると思っていたのだが、ひとりよがりかもしれない。語りに正解はなく、まだまだ惑いそうだ。

2019年9月12日 (木)

S幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 

 昨年は、お帰りの時間の前で、子どもたちはすっかり帰り支度のいでたち(帽子をかぶり、カバンを肩にかけて)で聞いていたのだが、今年は少し時間をはやめて、帰り支度の前にきいてもらえるようになった。そのせいだろうか、違う子たちだからだろうか、子どもたちはリラックスして、よく聞いてくれているように思う。


プログラム
 なら梨とり 日本の昔話 *
 手遊び むしかご *
 オオカミと七ひきの子ヤギ グリムの昔話


「なら梨とり」では、静かにきいているのだが、太郎、次郎が沼の主にのまれてしまうところで、えっと驚く顔をしていた。ラストのクライマックスもゆっくり目に語り、子どもたちもしっかり聞いてくれた。
「おおかみと七ひきの子やぎ」も、語り手はゆっくり語り、子どもたちはよく聞いていた。おおかみが家の中で入ってきたときは「おおかみだ」と叫ぶ子もいた。


 今日は、ストーリーのあるおはなしばかりになってしまった。たぶん、すべての子がおはなしについていけているわけではないと思う。でも、どこかひとところでも、頭に残って、体に入っていてくれたらなと思う。


出典本

2019年8月19日 (月)

Sキッズクラブ 夏休みのストーリーテリングによるおはなし会  「ちいちゃい、ちいちゃい」で怖がらせる

 

 盆明けの月曜日は、Sキッズクラブへ。毎月行っているので、子どもたちとはおなじみだ。

Dキッズクラブと同様に1、2年生と3年生以上に分かれた。

プログラム
1、2年生
 手遊び ブラックさんとブラウンさん
 ごぶじろう 日本の昔話
 魔法のかさ R・ファイルマン原作 E・コルウェル再話
 ちいちゃい、ちいちゃい イギリスの昔話 *

出典本
  

3年生以上
 味噌買い橋 日本の昔話
 ラプンツェル グリムの昔話
 ヤギとライオン トリニダード島の昔話

出典本
   


私は、1、2年生の担当。一番目に語る予定の人が遅れたので、急遽「ブラックさんとブラウンさん」の手遊びをして待っていた。ちょうど終わる頃に来たので、予定通りのプログラムで進めることができた。「ごぶじろう」はいくつもの多難を乗り越えるので、長いけれど、聞いていると面白い。そのあたり、子どもによって差が出てしまった。
「魔法のかさ」では、3、5、7と数えると不思議なことが起きる。これを子どもたちは理解して、さきを予想して、と笑いながら楽しむことができた。
 さて、私の「ちいちゃい、ちいちゃい」のときは、子どもたちはたくさん聞いた後なので、もうだらだら。背伸びをしてから、「短いお話だから聞いてね」と言ってから始めた。はじめは「ちいちゃい、ちいちゃい」の繰り返しを笑いながらのんびりと聞いていたのだが、骨がしゃべり始めると一転。急に身を乗り出す子、そして、怖がって逃げ出す子。私は、初めて子どもの前で語ったので、この反応に驚きつつ、ちょっと怖くしすぎたかもしれないと心配しつつ、その反面でおもしろがりつつ、語った。最後のところも飛び上がらんばかりに驚いてくれて、成功!! このお話は短く、どこかで引っかかったり、まごついたりすると、面白さが半減する。だから、こんなにうまくいって、心底ホットした。繰り返し練習した甲斐があった。こういうことがあると、また頑張ろうという気になる。
 

2019年8月 5日 (月)

Dキッズクラブ 夏休みのストーリーテリングによるおはなし会 

 1年生から4年生までのDキッズクラブへ。1、2年生と3、4年生に分かれて行った。


プログラム
1、2年生
 さるの生き胆 日本の昔話
 あなのはなし マラリーク作
 まめたろう イランの昔話


出典本
  



3、4年生
 サルのきも タイの昔話
 魔法のかさ R・ファイルマン原作 E・コルウェル再話
 かえるの王さま グリムの昔話


出典本
   



 私は、3、4年生(なんと小学校の校舎の非常階段を上がった4階で)で「サルのきも」を語った。ちょいと練習不足、そして連日の熱帯夜で寝不足のため、とっても不安。ゆっくり語ってなんとかやり終えた感じ。途中「いちじくの実」というところで、なぜか、口がうまく回らず。それでも、2回目の「いちじくの実」をしっかり言ったので、子どもたちに伝わったらしい。ラストで、病気だったワニの奥さんが、イチジクの実を、サルの生き胆とだまされて食べたのに、回復すると、「治るわけない!」という声が。ふふふっ、プラシーボ効果ですよ。
「魔法のかさ」は、楽しいお話。魔法の傘のいたずらで、おかみさんが家に戻ってきちゃったり、人の車にとびのったり、教会の塔の周りをぐるぐるまわったり。特に女の子たちがくすくす笑いながら聞いていた。
 最後の「かえるの王さま」も、女の子がよく聞いていたように思う。後のほうにいた男の子たちは、ちょっと疲れてしまったかも。


 終わってから、お礼にと子どもたちが絵を描いたうちわをいただいた。この季節。なによりのものです。ありがとうございました。

2019年6月29日 (土)

K市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会

 いよいよ梅雨が本格的になって、朝から蒸し暑い。この気候のせいか、たくさんの人が図書館にきている。お話会もいつになく大人数だった。子どもが14人大人が7人。小学生が半数近くいる。こんな日もあるんだ。


プログラム
 わらべうた あめこんこんふるなよ *
 おはなし 鳥呑爺 日本の昔話 *
 手遊び かえる
 おはなし ジャックの運さがし イギリスの昔話
 手遊び いっちゃんいがつく
 おはなし ついでにペロリ デンマークの昔話


 出典本
   


 歩き回る子がいなくて、全体的に静かに聞いていた。
「鳥呑爺」は、おじいさんが舌を出すところで、一番前の子が、私にペロペロと舌を出してみせるので、吹き出しそうだった。おじいさんが鳥を呑んでしまうと、みんなドッキリという顔をして、次を楽しみにして聞いているので、とても気持ちよく語れた。
 2つめの「ジャックの運さがし」は、次々といろいろな動物が出てくる。鳴き声に笑い声を上げる子がいた。最後で泥棒が勘違いをするところは、小さな子たちにはわかりにくいと思うが、どういうことなのだろうかと、しっかり聞いていたように思う。
 最後の「ついでにペロリ」は、私は外でドア当番をしたので、子どもたちの姿は見えないが、あちこちで笑いが上がっていた。


 何人かが感想を書いていってくれるのだが、「鳥を呑んだおじいさんのおはなしがおもしろかった。本も読んでみたい」というのがあって、とても嬉しかった。本につなげるという意味で、出典本の紹介だけでなく、よく似た絵本を紹介するのもいいねと、仲間と話し合った。


 K図書館でのお話会は、第5土曜日。年に3、4回しかないけれど、少しずつ聞き手が増えるといい。

2019年6月11日 (火)

C児童館 ストーリーテリングによるおはなし会 何があっても動じずに語りたい!

 昨日、隣市の小学校は、参観日の振り替え休み。お休みの日の学童保育の子にお話をしてきた。

プログラム
 サルのきも タイの昔話
 マメ子と魔物 イランの昔話
 エパミナンダス ブライアント作 *

出典本

   

 外は土砂降りの雨。子どもたちはエネルギーを持て余している感じで、元気がいい。それでも、「サルのきも」がはじまると、静かになって聞き始めた。なんてよく聞くのだろうと感心した。
 次の「マメ子と魔物」でも、はじめは隣の子と話したり、ふざけたりする子がいたのだが、女の子たちが魔物の家につれて行かれるあたりになると、よく聞いていた。マメ子の行動に笑い声もあがった。
 でもでも、それで疲れてしまったのだろうか? ほね休みに「木が伸びる」の手遊びをしたのがいけなかったのだろうか?私の「エパミナンダス」は、ずっとざわざわしていた。いつもは子どもたちがすぐのってくるのに。いつもと反応が違うことに、私はかなりうろたえ、時々言い間違えたり抜かしたり、なんとか語り終えた。
 後でほかのメンバーに聞くと、真ん中あたりの子だちがふざけていたけれど、ほかの子だちは、よく聞いていたとのこと。それに、ふざけていた子も耳は聞いていたという!!そうかー。動じずに、語ればよかった!! 

2019年6月 6日 (木)

I南小学校 朝の読み聞かせ 6年生全体に「小石投げの名人タオ・カム」

 前回、大失敗をした「小石投げの名人タオ・カム」を、今日は6年生全クラスに!!
 今日はメンバーが足りなかったとのことで、6年生3クラスをまとめてお願いしますと、お世話係さんから連絡があった。100名以上、それも6年生。よし、語りでいこうと決めた。でも、100名だとどのぐらいの部屋だろう? 声は届くだろうか? 心配だったので、ボイスレコーダーを置き、遠くから語る練習をした。
 はじめ廊下の先においたが、廊下だと声が響いて大きく聞こえるようだ。それで、我が家で一番広い空間のとれるリビングとダイニングを開け放ち、窓をあけ(ちょっと近所迷惑?)練習した。力みすぎないように、でも、声が届くように。この方法、なかなかいい。

プログラム
 小石投げの名人タオ・カム ラオスの昔話
 へびの食い合い 日本の昔話

出典本
    

 集会室へ案内されていくと、それはそれは静かに待っていてくれた。部屋いっぱいに座っている。立って語るつもりだったが、椅子が用意されていたし、座ってみると、いちばん後の子の顔が見えたので、座って語った。
「小石投げの名人タオ・カム」は、とても静かに聞いている。反応が顔に表れず、心配だ。あくびをしている子もいる。でも前回の失敗があって、かなりしつこく練習したせいもあって、緊張もしすぎす、あちこちで言い間違いはあったものの(これはいつものこと)、修正しながら、わたしとしてはうまく語れた。
「へびの食い合い」は、笑い話。できるだけそういうつもりで軽く語る。真面目に聞いている子が多い中で、隣の子と顔を見合わせて笑い出したり、ひとりでにやにやしている子が現れてきたのはうれしかった。

 語り終わってから、先生から「感想の言える人」という言葉。感想、本当は聞いて欲しくないけれど、学校では(これから社会で生き抜くにために)、さっといえることが重要視されるのだろう。何人かの手があがった。簡単な「へびの食い合い」の感想が多いかと思ったが、「小石投げの名人タオ・カム」と半々だった。
 タオ・カムでは、「タオ・カムが、はじめは一人で寂しかったけれど、技術を習得していい暮らしができたのでよかった」。「がんばっていれば認められる」。「小石で動物の形をくりぬいたり、口の中に命中させるなんてすごい」。
 へびの食い合いでは、「2つの蛇のあむあむの(相手をかむ)数が同じだった」。はっとさせられたのは、「力が同じもの同士が戦っても、勝負がつかない」という感想。
 ものすごーく、よく聞いて、聞いた子が聞いた子なりに解釈している。ああ、よく聞いていてうれしかった。
 私も、今回は練習したから満足。練習、必要です。

 

2019年5月16日 (木)

S保育園 年少・中・長さん ストーリーテリングによるおはなし会 二兎を追う者は一兎をも得ず

 I南小のあとは、S保育園へ。S保育園では、いつもお話の前にダンスがあり、それが結構時間がかかるので、その間に到着できる予定だった。ところが、ついてみると園はしんとしている。ダンスをしていない。職員室にいくと、先生が2階へ案内してくれた。いつも司会をしてくれるメンバーが私の代わりに語り終えたところだった。彼女は、私を見て、「今日は特別に2つお話をきいてくれるかな?」と、バトンタッチしてくれた。
 まにあわなかったんだ、とショックをうけつつも、語ったのは、

 ひとり、ふたり、さんにんのこども 松岡享子作

 子どもたちは、もうお話が終わったというのに、またきくことになって、少し興ざめだったみたい。わたしは、楽しんでもらえないなあと思いながら、まあ無難に語り終えた。

 後から聞いた話では、今日歯科検診があるので、ダンスがなしになったとのこと。ああーなんてことだろう! まず、急遽語らなければならなかったメンバーにもうしわけない。疲れた子どもたちのことを考えると、わたしは、語らない方がよかっただろう。I南小での大失敗につづくこの失態! ほんと、いいとこなしだ! どっと落ち込んだ。

 そういえばわたしは、移動時、急いでいることが多い。いつも、ぎりぎりでやっているから、こういうことになるのだ。

 何度も決心するけれど、すぐ忘れちゃうのは、余裕を持って、はやめにつくこと! ああ、もう、こんな迷惑はかけたくない。今度こそ!

 

2019年4月15日 (月)

Sキッズクラブ 1年生 ストーリーテリングによるおはなし会 全身で聞く

 今日から給食が始まったけれど、まだまだ2年生以上よりずっと早く帰ってくる1年生の入学おめでとうのおはなし会。
 たくさんの子が近くのS保育園出身。だから今までに私たちのおはなしを聞いてくれている子も多い。

プログラム
 こぶじいさま 日本の昔話
 ひなどりとネコ ミャンマーの昔話 *

 今年の1年生は、すっかりリラックスしていて、手足でなにやらしながらも、耳を傾けてくれた。「こぶじいさま」では、鬼の歌に大喜び。いっしょに踊る真似をする子もいた。
「ひなどりとネコ」は、聞いたことのない話だからだろう一生懸命きいていたように思う。ひな鳥が本当にくしゃみをしてしまったり、隠れていたつぼが割れてしまったりすると、とても心配して聞いている。でも、今日面白いなと思ったのは、ネコが大きな音にびっくりして逃げたのを、真似た子がいたこと。この部分、たいていの子は意味がわからないのだろうか、ぽかんとして聞くことが多いのだが、その子はちゃんと全身で理解していた。同じ話でも、いろいろな聞き方をしてくれることが楽しい。

 

Sキッズクラブ 1年生 ストーリーテリングによるおはなし会 全身で聞く

 今日から給食が始まったけれど、まだまだ2年生以上よりずっと早く帰ってくる1年生の入学おめでとうのおはなし会。
 たくさんの子が近くのS保育園出身。だから今までに私たちのおはなしを聞いてくれている子も多い。

プログラム
 こぶじいさま 日本の昔話
 ひなどりとネコ ミャンマーの昔話 *

 今年の1年生は、すっかりリラックスしていて、手足でなにやらしながらも、耳を傾けてくれた。「こぶじいさま」では、鬼の歌に大喜び。いっしょに踊る真似をする子もいた。
「ひなどりとネコ」は、聞いたことのない話だからだろう一生懸命きいていたように思う。ひな鳥が本当にくしゃみをしてしまったり、隠れていたつぼが割れてしまうと、とても心配して聞いている。でも、今日面白いなと思ったのは、ネコが大きな音にびっくりして逃げたのを、真似た子がいたこと。この部分、たいていの子は意味がわからないのだろうか、ぽかんとして聴くことが多いのだが、そのこはちゃんと全身で理解していた。同じ話でも、いろいろな聞き方をしてくれることが楽しい。

 

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