I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 集中力がたりない
いつもおはなし会に使わせてもらっている使っている小部屋が、図書館の蔵書整理に使われていたので、児童室のおはなしの部屋で行った。
集まったのは、はじめは子ども3人と大人3人。途中で1組の親子がでて、違う家族がはいってきて、合計子ども4人と大人5人となった。
プログラム
なら梨とり 日本の昔話(『ついでにペロリ (愛蔵版おはなしのろうそく)』より)*
ネズミの御殿 ロシアの昔話(『子どもに語るロシアの昔話』より)
ヤギとコオロギ イタリアの昔話(『子どもに語るイタリアの昔話』より)
私は一話目の「なら梨とり」を語ったのだが、ちょっとしくじった。繰り返しが多い話のなかで、大きな岩の上と大きな木の枝が何度かでてくるのだが、つい一カ所間違えて、はなしを飛ばしそうになったのだ。すぐに気が付いて元に戻って、後は何事もなく終えることができた。ただ、あまり動揺はなく(これも寝不足で頭がぼーっとしていたかも)、むしろ笑いそうだった。語り手がこんなだから、聞き手たちも、もちろん集中して聞いておらず、なんだか締まらないおはなしのになってしまった。
原因は集中していなかったこと。いいわけさせてもらえば、家でゴタゴタがあり、寝不足がつづいていたうえに、一人の子が部屋内を動き回り、親がおいかけ、そのたびに聞き手がその親子を目で追いかけ、私の集中力がきれてしまったのだ。
私のおはなしの途中で、動き回る子はでていき、落ち着いた空間ができた。
「ネズミの御殿」では、一番小さな3歳さんがよく聞いてくれたらしい。「ヤギとコオロギ」では、新たにはいってきた小学生が楽しんでくれた。
こんなこともあるさ、と思いつつ、悔やまれる。どんなときもおはなしに集中する! その精神を鍛えなくては。