おはなし(ストーリーテリング)

2024年10月 4日 (金)

H小学校朝の読み聞かせ 2年2組 出典本は絶対必要!

昨日の朝はH小学校へ。

会議室で待っていると、ながーい廊下の端の部屋へ連れて行ってくれた。小柄な女の子なのだけれど、歩みが速い! ポニーテールの揺れるキビキビした後ろ姿がかわいらしい。

プログラム
 絵本 らーめんちゃん 長谷川義史作 絵本館
 おはなし 金色とさかのおんどり ロシアの昔話(『なまくらトック』より)


 先生が後の方に座っていっしょに聞いてくれた。
らーめんちゃん 』では、パチパチパチの言葉にあわせて、拍手をしてくれる。
「なんとかなるとー」といった言葉には大笑いだ。先生が率先して笑っていらっしゃる。

おはなしは、ちょっと調子が悪かった。実は筋トレの仕方がわるかったらしく、脇がいたくて、十分に声が出せず、集中が足りなかったのだ。
そのせいか、お話を聞き慣れない子が多いせいか、子どもたちもちょっと退屈した顔で聞いていた。

終わりの挨拶をいうと、先生が「先生の感想をいってもいいですか? とっても声がおきれいでしたね。それに『らーめんちゃん』の言葉はおもしろかったですよね。先生もこれからみんなにいっちゃおうかな?」などと、いってくださった。

それから「誰か感想を言える人?」ときいたが、「いまはいえない」という子がいたりするなか、一人の子が「おはなしの本は何という名前ですか?」と聞いた。

「金色とさかのおんどり」のことだ。
そんな風にお話に興味を持ってくれるなんて、なんと嬉しいことだろう!!
ところが、私はその出典本を自分が持っていなくて、図書館でも借りなかったので、持参しなかったのだ!!
仕方なく、本の題名を黒板に書いてきた。

とても反省。
出典本はできるだけ、所有しておきたいと思う。

南K小学校 朝の読み聞かせ 3年2組 面白がって聞く 

一昨日の朝は、私の学区の小学校のおはなし会だった。
教室の前に行くと、壁に子どもたちの描いた植物の絵があって、それぞれに植物の名前、特性などが書かれている。私の知らない植物などもあって、へえー、すごいと見ていた。

教室では、かなり幅広くすわっているので、「もっとぎゅっとなって」といってつめてもらった。

プログラム
 おはなし マメ子と魔物 イランの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)
 絵本 だれのほね? たけうちちひろ作 出版ワークス


いつもはたいてい絵本から読むのだが、持っていった絵本で子どもたちがわいわいとなると予測されたので、おはなしからにした。

 子どもたちがおはなしに入れるか心配していたのだけれど、杞憂だった。ある程度ゆったりした雰囲気で聞いていて、ものすごく真剣ではないが、ほとんどの子が面白がってきいている。マメ子が寝ないで「起きているわ」と叫んだりすると、顔を上げて笑い、マメ子にだまされて大男がザルで海の水をくみにいくと、「ザル?」と笑っている。ラストもにっこり。
 このお話をしてよかったと思った。

次の絵本『だれのほね?  』は、だれの骨かすぐにわかってしまった!
自分で読んだとき私はライオンとかコアラとかすぐにわからなかったりしたのだが、子どもたちはすぐに当ててしまう。
最後は前後の見返りを時作り見た。
そして表紙絵の裏表紙を広げて、その仕組みを見せた。すると「おおっ、つながっているのか」という子がいる。

その仕組みを見せた。すると「おおっ、つながっているのか」という子がいる。

それなに楽しめてほっとした。

2024年9月28日 (土)

K小学校朝の読み聞かせ 2年3組 隣のクラスが気になる

昨日はK小学校で2年生におはなしをした。
おはなしは、6月に1年生にしたのと同じおはなしだ。
手遊びは秋なので、虫かごにしてみた。

プログラム
 手遊び 虫かご わらべうた
 おはなし ホットケーキ ノルウェーの昔話(『ホットケーキ 愛蔵版  おはなしのろうそく 9』より)


2年生ってまだまだ、かわいらしいなあと思った。
「おばさんがリラックスしたいから手遊びさせてね」というと、にこにこと嬉しそうにやってくれた。やりながら、隣の子と目を合わせて、照れたようにくすくす笑うのもかわいらしい。

そして、おはなし。
期待の目をむけて聞いてくれた。
最初はゆっくりと語った。7人の子どもたちがお母さんを順番に褒めていくところでは、笑い声が起きた。
ひとり後の方に離れて座ってきた子も、いつの間にか前にでてきている。
まずまずの滑り出し。

ところが……
隣のクラスで大爆笑が起きてから、私の気がそれてしまった。
というのも、隣のクラスも同じ話を語っており、たぶん私より少し先を語っていた。
隣は隣。自分の話に集中すればいいのに、ついつい「えっ、となりはあんなに盛り上がっている、こっちのクラスがシーンとしていたら、どうしよう!!」と焦ってしまったのだ。そうしているうちにまた大爆笑が聞こえて、また、焦る。

そんなふうにフワフワと語っているうちに、前と同じ言葉を言ってしまった。ものすごくよくわかって聞いている子がひとりいて、その子が「えっ?」という顔をしたので、私も気が付いて、言い直し、語り続けた。
その辺から笑いがはじめてきて、私もようやく落ち着いた。

終わってみると、子どもたちは、「あー、おもしろかった!」と口々にいってくれ、出典本を見せると「読みたーい」「図書館にある?」と聞いてくれる。

本当にあんなそぞろな語りをしたのに、こんなによろこんでもらえて、ありがたいことだ。

仲間と「同じお話ができればそろえたいね」といって、お話をそろえたのだけれど、こんな落とし穴があったとは。
いやいや、そうではない。気にした私がよくない。
もっと精神修行しなくちゃ。
でも、あそこからリカバリーした私もちょっと褒めてあげたい。

2024年9月25日 (水)

南K小学校 朝の読み聞かせ 6年2組 なんかうまくいかない

ようやく涼しくなった。とはいえ、先週まで暑さでふーふー言っていたので、夏を引きずっている。
それで、夏休み前にこれで今年はおしまいと思っていた「小石投げの名人タオ・カム」を、6年生のもうひとつのクラスにも語ることにした。

プログラム
 絵本 にているね!? 五味太郎作 福音館書店
 おはなし 小石投げの名人タオ・カム ラオスの昔話(『子どもに語るアジアの昔話2』より)


あ゛~~と、あに点々をつけたいぐらい、悲しい結果になってしまった。
なにがいけなかったのか、わからない。

まず、教室に行くと、子どもたちがきちんと体操座りをして待っていてくれた。
前の椅子(私のための)に担任の先生が座って、お話をしてその場をつくってくださっている。
いい感じだ。

そして、絵本の表紙を見せて、「これ何に見える?」と聞くと、「馬」「らば」「ろば」など答えてくれる。
うんうんいい感じだ。

ところが……絵本を読み始めて、椅子が馬に似ていると言い張ると、子どもたちは「ええっ?」という顔をして、そのあとは、なんかつまらなそうに見ている。
あらら、

読み終わり、気をとりなおして「小石投げの名人タオ・カム」へ。
子どもたちは、真面目な顔をして、こちらを見ている。
何人かとは目もあった。
でも、なんか反応がない。楽しんでいる様子がない。
だんだんと、集中力もなくなってきたのか、うんざりという顔になった子が増えてきた。
でも、後半が面白いからと、期待した。
面白いところが始まりそうなところで、一瞬、子どもたちがピンとしてこちらを見た。
よし!!
でも、それでおしまいだった。
また、つまんなーい、まだ語っているよ~、早くおわってくれ~、。
と子どもたちの顔が物語っているように私には思えた。
だからといって、終わるわけにはいかないから、そのまま語り続けた。

私がひとり悦にいっているみたいになってしまった。

今年度になって、時間をたっぷりとってもいいと言うことで、長い(といっても10数分)おはなしを入れてしまった。
でも、この子たちは、コロナであまり読み聞かせの時間を持っていない。
もしかしたら、もっと短い楽しいお話の方がよかったのかもしれない。
あるいは「かしこいモリー」みたいなぐんぐん引っ張るお話か……。

やっちまったことはやっちまったこと。
次にいかそう。

2024年9月20日 (金)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 3回目 ちょっとおちついてきた

また真夏のような暑さが戻ってきた。
炎天下、ふーふー言いながらD保育園へ。

前の2回は、なんだかわからないけれど、子どもたちは笑い転げてしまって、きいているのか、きいていないのか、わかっているのか、わかっていないのか、と心配していた。

今日は、子どもたちは椅子席で座っていて、前より落ち着いた感じ。
それでも、始まる前に、相方が「いいかな? きけるかな?」と、何度も声掛けしてから始めた。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし 二ひきのよくばり子グマ ハンガリーの昔話 (『子どもに聞かせる世界の民話』より)
 手遊び どんぐりころちゃん * 
 おはなし きしむドア 『フランさんの語り3』より*
 おしまいのうた ろうそくぱっ


「二ひきのよくばり子グマ」が始まっても、子どもたちは前みたいに笑い出すことはなく、まあまあ静かに聞いていた。
食べ物が何もなくなってしまうと、「ええっ」と悲しそうな顔をする子もいる。
きつねがででくるとなぜか笑った子が何人かいたが、前みたいにみんなで笑い出すことはなく、聞いていた。
最後にこぐまたちが、著ビリしかチーズがもらえないと、しんみり。

全員ではないけれど、お話にそって気持ちを動かしているのがわかった。

わたしは「きしむドア」を語った。
このときも、おばあさんがでてくるだけで、何人か笑ったけれど、ちゃんと聞いていた。
部屋が真っ暗になると、しんとし静まり、ドアの「キーッ」という音が聞こえると、わーっと笑い出した。
そして、動物がふえるとまた笑う。

でもこの笑いは、ただ笑っているのではない。
次の「キーッ」と次の動物、そして鳴き声を期待し、それを待って笑っているのだ。

このお話はわかりやすくて、「おはなしが楽しい」と思ってもらえるのに、よい。

終わると「また話して」と言われた。

次は11月、何を話したらいいんだろうと思う。
まだ2ヶ月あるから、簡単だけれど、ああ面白い!と思ってもらえる話をしたいのだ。

 

 

2024年9月14日 (土)

I南小学校の朝の読み聞かせ 3年3組 おはなしの先を読む

今週木曜日(9/12)は、I南小学校で。

本当は3年2組と聞いていたが、クラスに行くと3年3組の担当者と入れ違った名前が黒板に書かれている。どこかで入れ違ったのだろう。相談して、黒板に書かれている方のクラスに入った。

プログラム
 絵本 とうもろこしぬぐぞう はらしままみ ポプラ社 
 おはなし マメ子と魔物 イランの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)


とうもろこしぬぐぞう』は、前日に1年生、8月には図書館で幼児さんに読んだのと同じ絵本。でも大人が読んでも面白いので、季節でもあるし、読んでみた。

まず「とうもろこし食べたことがある人」と聞いてみた。何人かが手をあげる。
反応は、1年生ほどの食いつきない。ものの、にこにこして見てくれた。

でも、この絵本で、引きつけられたのだと思う。

次の「マメ子と魔物」は、とてもよく聞いてくれた。
遊んでいたら日が暮れてしまったところ、魔物が現われて、家へ連れて行くところ、マメ子が魔物を上手くだますところなど、要所要所をしっかり理解して、聞いているのがわかった。

ラストを予想して、私が語る前に、マメ子の動きをやってくれた子がいた。
思わず、その子に大きく頷きながら語った。

二日連続で、よい聞き手に恵まれて、集中して語れた。
こういうおはなし会が続くといいなあ。

おはなし会などが立て込んだり、疲れたりしていると、集中できない時もまたあるだろうけれど、そのときそのときのベストを尽くそう!!

2024年9月13日 (金)

南K小学校 朝の読み聞かせ 1年2組 楽しい時間をありがとう

今週の水曜日(9/11)は、夏休みが終わって、はじめての小学校での読み聞かせ。ひと月、お休みがあっただけで、新鮮な気持ちになるのが不思議だ。

前回に続き、1年生。で、隣のクラスだ。おはなしは同じだけれど、季節に合わせて絵本を変えた。

プログラム
 絵本 とうもろこしぬぐぞう はらしままみ ポプラ社 
 おはなし ホットケーキ ノルウェーの昔話(『ホットケーキ 愛蔵版  おはなしのろうそく 9』より)


とても、楽しんでくれた。

とうもろこしぬぐぞう』の前に、「とうもろこし、好き?」「皮のついたのみたことある?」と質問してみた。答えは様々。「隣のひとの家でとれたのをもらった」という声もあった。
1ページごとに、笑い声をあげている。最後に裏表紙を見せると、「あっ、脱いだ服だ!」「皮」じゃなくて「服」というところが笑える。

「ホットケーキ」も、とても喜んで聞いてくれた。
子どもたちがお母さんに次々とねだるところで笑い声が起きた。
そのなかで最後の一人の前に、「あとひとり」とつぶやいた子がいて、単純に笑っているのではなく、よく分かっていると嬉しかった。

聞き手が、こんなだから、私も、集中できて、最後まで楽しく語れた。

夏休み前に語った1年1組よりは、後半のあだ名を積み重ねていくところで、笑いが起きなかった。
でも、ものすごく、いっしょうけんめい聞いている。そこで、ひとつずつ少しゆっくりめに語ってみた。
アヒルやガチョウのあたりで、次は何というのだろうと期待しはじめ、最後の「カモカモガモガモ」は大笑いだった。

本当に楽しい時間だった。
ありがとう!!

2024年8月25日 (日)

I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 『まほうの馬』復刊して!!

いつもは奇数月第3土曜日にやっているのだけれど、9月は館内整理で図書館がお休みなので、代わりに今日やることになった。

夏休みなので、小学生が来てくれることを期待しつつ……
はい、期待通り小学生の子が5名も来てくれた。あとは幼児さんが3名に大人が3名。

プログラム
 おはなし こぶじいさま 日本の昔話 『』より
 おはなし アリョーヌシカとイワーヌシカ ロシアの昔話 『まほうの馬』より*
 手遊び 虫かご
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話 『おはなしのろうそく愛蔵版4ながすねふとはらがんりき』より


いい感じで始まった。
「こぶじいさま」は、よく知られているお話でもあるし、語り手もはっちゃけすぎずにおちついて語ったので、静かに、でも楽しそうに聞いていた。

そのいい流れでわたしの「アリョーヌシカとイワーヌシカ」へ。
ちょうど一番前に姉弟がいて、なんだかこのお話にぴったりと思った。
よく聞いてくれていて、私も一昨日よりしっかりとお話を描きながら語れて、よかったのだが、折り返し地点あたりで、幼児の姉妹のけんかが始まった。妹が抱いていたくまちゃんをお姉ちゃんが取り上げようとしたのだ。それがだんだんエスカレートし、絨毯のうえを走り回る事態に。おはなしグループのメンバーがなだめているのだが、なかなか収まらない。
わたしは始め、知らんふりをしてめげずに語っていたのだが、聞き手もその子たちを見るし、自分も気になるしで、ちょっと語り間違え、ついに、止まって「ちょっと待ってね」てといって、その子たちが落ち着くのを待った。
ようやく静かにすわってくれ、また語りの続きを始めた。
でも、聞き手も宿世におはなしの戻ってくれたこともあり、わたしもすぐに調子をとりもどして語ることが出来た。
止まったところが、ちょうど折り返しで、佳境に入る前だったのが、幸いした。

そのあと、わたしはドア当番で外に出てしまったのだが、ラストの「おばあさんとブタ」は、楽しく聞いてもらえたとのこと。

おはなし会が終わった後、小学生の姉妹がやってきて、「アリョーヌシカとイワーヌシカ」の本はどこにありますか?ときいてきた。
残念ながら、このお話の出典本はI市立図書館にないようだ。すでに絶版になってしまっているし。類話の載っている本でもあればいいのだか。せっかく興味を持ってくれたのに残念。
まほうの馬』の復刊を切に願います!!

2024年8月23日 (金)

Kキッズクラブ 夏休みのストーリーテリングによるおはなし会 些細なことで話がゆるむ

コロナ禍以降、初めての長期休みキッズクラブでのおはなし会だ。
このキッズクラブは、K小学校の子たちがきているのだか、なんと今年度は1年生全体の8分の5の子が来ているという。それだけ学童保育の需要が増えているのだろう。

というわけで、全学年でなく1年生だけにきいてもらうことになった。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし アリョーヌシカとイワーヌシカ ロシアの昔話 『まほうの馬』より*
 手遊び ぽつんぽつぽつ 雨がふる *
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話 『おはなしのろうそく愛蔵版4ながすねふとはらがんりき』より
 おしまいのうた ろうそくぱっ


かわいらしい1年生たちなので、「ろうそくぱっ」で初めて見た。みんなちゃんとやってくれる。ありがとう。

わたしは「アリョーヌシカとイワーヌシカ」を久しぶりに語った。暑いとき語りたいお話だ。
とてもよく聞いてくれていたのだけれど、山場のところで、ゆるんでしまった。集中不足だ。お話が始まったときから、前にいた子が首に提げていた何かの紙をくしゃくしゃ音をたてていて、(そのままで私はかまわなかったのだが)、先生が何度か注意され、とうとう紙をとりあげにみえた。そのなかに私の頭の中で「そのままでいいからら、やめてあげて」というような余計な考えが入り込んでしまったのだ。それとともに、ちょうど廊下で誰かが大きな声を上げ、たくさんの子どもたちの気がそれてしまった。
それでも、話の続きが聞きたい子は何人かいて、その子たちを頼りに、気を取り直して語ることができた。
それまで、けっこう上手く子どもたちをおはなしの中へ引き込めていたので、残念だった。
こんなふうに外からの影響で集中できなくなるのも、なんというか、やっぱり年かなあと思ったりする。
まあ、お話は生もの。いろんな時があるのだけれど。

「おばあさんとブタ」の方は、軽い語り口で、子どもたちも楽しく聞いていた。前の私のお話で、すっかり疲れてしまい、ぐだぐだしていた子もいたけれど、ごめんね。

先生方からは、また次は春休みにと言っていただけた。
はい、修行しておきます。

 

2024年7月24日 (水)

K図書館本館 夏休みおはなし広場 あー、おもしろかっ!!

 今朝はなんだか外が暗くなってきたと思ったら、いきなりの暴風雨となった。竜巻のように強風が吹き荒れ、横殴りの雨がたたきつけた。短い停電が2回。家の中にいたけれどとても怖かった。
 でも、30分ほどで雨脚は弱くなり、さぁーっと涼しくなり、出かけるころには雨もやんでいた。
 やれ、ありがたやと図書館本館へ。

「夏休みおはなし広場」と銘打って3日間連続で午前11時からおはなし会があり、わたしたちストチーリーテリングのグループは、今日が担当だ。
 図書館の職員さんの話だと昨日は1組だったらしい。そして、今日も1組の親子だった。おかあさんと、小学生低学年らしい兄弟2人。少し寂しいけれど、朝の天候を考えたら、1組でも来てくれたことは幸運だ。

プログラム
 おはなし おいしいおかゆ グリムの昔話(『エパミナンダス』より)
 手遊び いっちゃんいがつくいるかのこ
 おはなし エパミナンダス 『エパミナンダス』より) 
 手遊び おばけの手 *
 おはなし おばけ学校の三人の生徒 松岡享子作((『おはなしのろうそく28』より)


 素晴らしい聞き手だった。お母さんが下の子の隣にいて、子どもたちと一緒に楽しみ、下の子は素直にニコニコして楽しみ、ちょっと離れたところに座った上の子は、ときどき寝転がったりして自由奔放だけれど、笑ったり、お話にあわせて仕草をしたり、とにかく楽しんでいるのだ。

 「エパミナンダス」のときは、主人公のエパミナンダスのところへ4回目にいくと、「ええーっ」と、今までにない反応を見せてくれた。

「おばけ学校の三人の生徒」は私が語ったが、あんまり楽しんでくれていたので、私も嬉しくて、思いっきり楽しく語ることができた。1年生おばけに先生が「だめだめ」というのを両腕でバッテンをつくって、あらわしてくれたりした。
 ラストにびっくりしてお話を聞き終え、笑ったあとで「ああーおもしかった!」といってもらえた。
 そうそう、お話はおしろいから、またきて欲しいなあ。

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