すいすい 朝の小学校おはなし会

2023年9月13日 (水)

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年1 組 かんけりであそぼう

今月はお休みのはずだったが、担当者が急にみられなくなり、代わって入った。
多忙で、おはなしの練習が満足にできていなかったので、思い切って絵本二冊にした、

プログラム
 絵本 かんけり 石川えりこ作 アリス館
 絵本 やさいのおなか きうちかつ作絵 福音館書店

 このクラスは、前回とてももり上がったクラス。
 絵本をだすと、さっと興味をひいて、わいわい聞いてくれた。

かんけり』は、「かんけり、やったことある? 知ってる?」とたずねてから始めた。
知っている子が多かったが、中には知らない子も。聞いているとルールがわかるよといって読み始めた。興味をもって見てくれたと思う。ラストの女の子のかんけりのおでは、「すこーーい!」、その女の子の周りの子たちのことも、いろいろと言い合っていた。
 子どもたちの日々の気持ちに寄り添う本と思い。

やさいのおなか 』は、さすが4年生、すいすいこたえていた。ななで、サツマイモ、ピーマン
が難しいようだった。

臨時で入ったけれど、子どもたちとわいわい言うのは、楽しいなと思った。元気の素をありがとう。

2023年7月13日 (木)

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年2組 繰り返し同じ話を語ること

3日連続、2日目の昨日は、ホームの南K小学校。
再開したおはなし会にもなじんできたようで、子どもたちは床に座って待っていてくれた。

プログラム
 絵本 ジローとぼく 大島妙子作 偕成社
 おはなし ヤギとライオン トリニダード・トバコの昔話 『子どもに聞かせる世界の民話』より


とても静かなクラスで、きちんと座ってしっかり聞いてくれた。絵本の時は、わたしも絵本をみていて、子どもたちの反応があまりみえないので、静かなのはとても不安だ。笑っちゃう話の時は、とくに。

でも、「ヤギとライオン」で、私が歌を歌い出すと、隣の子と顔を合わせてくすくす笑ったり、「美味しい肉って何のことだかわかります?」と語ると、大きくうなずいたりしている。その後も、子ども達の目が笑って(このクラスはマスクの子が多かった)いるのがわかって、安心して語れた。
実はわたしは1フレーズ抜かして語ったのだが、クライマックスだったし、なくても話は十分伝わると思って、止まって戻ったりせずにそのまま語った。

文を抜かすのはよくないけれど(前にも「ほらふき長吉」で、同じようなことやらかしてた)、同じ話をなんでも繰り返しているとそういうこともあるし、あっ、間違えたと思っても、焦らずに語れる。これって、慣れでいい加減になったってこと? いやいや、話が自分の物になってきたと思いたい。

2023年6月22日 (木)

南K小学校 朝の読み聞かせ 5年1組 しっかりきいてくれたときの満足館

 

昨日の朝のおはなし会。
子どもたちは、机を後にずって、前の方にすわっていてくれた。
少し横に広がりすぎていたので、少しつめてもらった。

プログラム
 絵本 海は広いね、おじいちゃん 五味太郎作画 絵本館
 おはなし ヤギとライオン トリニダード・トバコの昔話 『子どもに聞かせる世界の民話』より



「絵が見えないとおもしろくない絵本なので」というと、一生懸命見てくれた。言葉と裏腹にとんでもない出来事が起きているのに、驚きの声と笑い声が上がる。最後は、えっ?という感じ。でも、面白いと思ってくれたようだ。

お話は、トリニダード・トバコの位置を説明してから始めた。先生が一番前に座ってきいてくださったこともあって、とても緊張した。子どもたちは、私が突然歌い出すと驚いたようだ。ヤギがライオンをだますために歌うところでは、何人かの子が顔を見合わせて笑っている。最後のオチまで、しっかり聞いてもらえた。
出典本を見せると、興味を持ってくれたようで、嬉しい。

2023年6月 8日 (木)

南K小学校 朝の読み聞かせ 3年1組 ともに楽しい時間が過ごせる嬉しさ

昨日の朝の読み聞かせ。
さわやかな天気で子どもたちもウキウキするのだろう。私が学校につくと、まだ池のあたりで遊んでいる子がいる。
今日はおはなし会だから、早く教室に入って!と声をかける。

元気な3年生たちで、チャイムがなっても、全員がなかなか席につかなかったけれど、おはなしをはじめると集中してくれた。

プログラム
 おはなし へびの食い合い 日本の昔話(『おはなしおばさんのきいてきいておはなし会』より)
 絵本 ひゃくにんのおとうさん 譚小勇・天野祐吉文 譚小勇絵 福音館書店


「へびの食い合い」は、へびとへびかけんかをして、お互いのしっぽに食いついて、たべていくという短い話。おおぼら話なので、まじめにとられてはこまるのだが、はじめのうち子どもたちはまじめに聞いていた。やっと中盤の「あむあむあむのあむあむあむ」と、いうあたありから笑い声があがったので、ほっとした。ラストのおちでは、全員がぽかんと、狐につままれたような顔をしたのが、おかしかった。

そのあとの『ひゃくにんのおとうさん』は、とてもよく聞いてくれた。なんでも百倍になって出る甕から、炎や洪水が出るところは、ページをめくるとどよめきがあがり、最後のお父さんでは、大笑いだった。

終わってから、最初に百いれたら百かける百で、いくつになるんだろう?という子がいて、私にはなかった発想に驚かされた。

この学年は、昨年度、どうもお話が伝わらなかったと悩まされた学年。大きくなったからか、コロナの制限から解放されたせいなのか。
とにかく、楽しい時間をすごせた。

2023年5月26日 (金)

南K小学校 朝の読み聞かせ 6年1組 笑いが起きてほっ!!

おととい5月24日の高学年朝の読み聞かせ。私は6年1組を担当した。担任の先生にお願いして、机を後ろにずらして前に座ってもらう。昨年までの習慣でずいぶん離れてすわって居るので、できるだけ絵本の見える場所に移動してもらった。

プログラム
 絵本 まっくろ 高崎拓馬作 黒井健絵 講談社
 おはなし ほらふき長吉(『したきりすずめ (日本の昔話 2)』福音館書店より)

このプログラムは4月にI南小でしたのと同じだ。
まっくろ 』は、学校が舞台になっていること、主人公の行動が不思議なことで、興味をもって聞いてくれた。はじめ、「おかしい」「変だ」とがやがや言っていた子もあったが、最後のページでは一瞬息を呑んだようだ。何かを感じてくれればと思う。

「ほらふき長吉」は子どもの前で語るのは2回目。前よりリラックスして語れた。子ども達もよく聞いていたし、3回目の繰り返しのところで、もうオチがわかって、笑い出した。担任の先生も笑っていた。
落語的な笑い話だけに、シーンとならなくて、ほんとよかった!!

とっても満足して終えられた。ありがとう。

2023年5月12日 (金)

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年1組 あの日々が戻ってきた喜び

南K小学校でも新年度の朝の読み聞かせが始まった。
行ったのは5/10、おとといのことだ。

コロナが5類に以降したので、教室で子どもたちは前のように近くにすわってもOK、読み手もマスクの着用は自由。と先生からいっていただけたので、机を後にまとめて、前の方にすわってもらった。とはいえ、子どもたちはこの3年間の暮らしが身についているのか、すこしバラバラとすわっている。それでも、席についたまま横いっぱいに広がっているのとは全然違う。わたしも、思い切ってマスクなしにした。

プログラム
 絵本 ピッツァぼうや ウィリアム・スタイグ作 木坂涼訳 セーラー出版
 おはなし ヤギとライオン トニダード・トバコの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)

ピッツァぼうや』の表紙を見せると、子どもたちは、ワクワクとした感じで私が読みだすのを待っていた。そして、親が息子をピザ生地にみたてて、こねたり、のばしたり、空中とばしすと、とても嬉しそうに声をたてていた。「えっ、ほんとにやるんだ」とか「お父さんすごーい」とか。こんな調子で最後まで、楽しんでいてくれているのが伝わってきた。

「ヤギとライオン」は、弱いヤギが圧倒的に強いライオンを出し抜く話で、ちょっとした心理劇になっている。子どもたちは、ヤギの機転にすぐ気が付き、なりゆきを興味津々で見守っていた。ライオンをこてんぱんにやっつけたかったみたいで、ラストはちょっと不本意そうだった。わたしは、へえ、そんな風に考えるだと、自分とは違う子どもたちの感覚がおもしろかった。

お話が終わってから、担任の先生から「近くでお話が聞けて、子どもたちはとても嬉しそうでした」といっていただいた。わたしも、すーっと気持ちが解き放たれて、子どもたちにお話がとどいた気がして嬉しかった。

開放的な空間にお話がひろがる!!

2023年3月 9日 (木)

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年2組 欲張りすぎて焦る!

急に温かくなった昨日、南K小学校、今年度最後の朝のおはなし会。
あれこれプログラムを考えて、はりきってでかけたのだが、なかなか教室に入れず、始業のチャイムが鳴ってしまい、焦った。

プログラム
 絵本 つくし 甲斐信枝作 福音館書店
 おはなし みるなのくら 日本の昔話

 つくし 』は、6分ぐらいかかる。そして「みるなのくら」は5分くらい。どう考えても10分に収まらない。さらに始業のチャイムがなっているんだから、持ち時間は10分もない。
なのになぜ、わたしは『つくし 』を読んでしまったのか!? 時間が短いときはI南小で語った「クナウとひばり」のみにするか、絵本を『だって春だもん』にしようと考えていたはずなのに。自分でもわからない。判断力がないのか!? 『つくし 』を前日に何度も練習したので、読まなくちゃという気になったのだと思う(そのくせ上手く読めなかった)。

さらに『つくし 』を読み始めて、横いっぱいに広がった子どもたちに絵を見せようと、精一杯後ろに下がって、自分が絵本の前にこないようにしたために、またしても文字が読みにくくなってしまった。早く読まねばと気は焦るし、読み間違えるし、で、ぜんぜん絵本の内容を伝えることができなかった。
おはなしは、短いし練習してあったから、ちゃんと語るには語った。でも、気持ちが入らない。半分くらいのところで終わりのチャイムがなってからはなおさらだ。

子ども達も退屈そうな顔をしている。

担任の先生には「延長して申し訳ありません」と謝り、先生からも「いえいえ、こちらも始めるのが遅かったから」といっていただいたが、本当に申し訳ない。

まったく、いいとこなしのおはなし会だった。

教訓:欲張らない。ゆったりと味わいながら読めるものを選ぶ!

2023年2月17日 (金)

I南小学校 1年2組 おはなし選び

昨日は朝の読み聞かせは、I南小学校1年生のクラスだった。

『きしむドア』が、2年生間近の子だちには幼稚すぎるような気がして、迷ったが『うさぎとなみだ』にしてみた。

プログラム

 絵本 ねこです。 北村裕花作 講談社
 おはなし うさぎのなみだ (『ロシアの昔話』より)

クラスに行くと、担任の先生ともう一人の先生で、子どもたちが席についてお話が聞ける姿勢になるように、呼びかけているところだった。落ち着くまでに少し時間がかかった。
クラスがこんな感じだと、「きしむドア」のほうが楽しんでもらえるかもしれないと、思ったが、この何週間一度も練習していないお話をする自信はない。それで、「うさぎのなみだ」を語ることにした。

絵本『ねこです。』は、とても楽しんでもらえた。ずらーっとねこに埋め尽くされたページでは、大歓声があがる。

でも、おはなしは、今一つだったように思う。途中までは一生懸命聞いてくれた。でも、途中から、集中できずに体を動かしたりよそ事をする子が増えてきた。うーん、これは、明らかにあんまりおもしろくないという反応だ。もちろん、最後まで楽しんでくれた子はいるはずだけれど。じぶんとしては、よい出来だったけれど、ついてこれた子どもが少ないことを考えると、お話選びの失敗だ。

学年がわかっているとはいえ、クラスの雰囲気はまちまち。その雰囲気に合わせて、お話を変えられたらと思う。そのためには、候補作をせめて2作ぐらい語れるようにしておきたいと思った。力不足でできないこともあるが⋯⋯




2023年2月 9日 (木)

南K小学校 朝の読み聞かせ 2年2組 先生もいっしょに

寒さが緩んだ朝。先生はまだいらしていなかったが、子どもたちは自分の席に座っていた。「おはなし会だよ」というと、迎え入れてくれたので、始めた

プログラム
 絵本 めをさませ 五味太郎作 絵本館
 おはなし うさぎのなみだ (『ロシアの昔話』より)

めをさませ』は、月から落ちていく小さな生き物に、はらはらしたが、鳥だとわかると「鳥? じゃあ飛べるよ」と素敵な声を上げてくれた子がいて、楽しい雰囲気を作ってくれた。

気をよくして、「うさぎのなみだ」へ。ロシアの昔話だというと「ウクライナと戦争しているところだ!」と、やはり、気持ちがそちらへ行くらしい。「戦争をしていない時のだよ」ととりつくろったのだが、「そうだね。」ぐらいにしておいたほうがよかったかもしれない。
初めのころ、うさぎが、狐に自分の追い出されるところで、「ええ、最低じゃん」という声がする。おお、これは子どもを引き付けると思ったが、そのあとはあまり反応がなく、最後までいった。わかってくれたかなあ。幼稚すぎたかなあ。と、とても不安だ。

ところで、絵本の終わりごろに先生が教室に入ってきて、欠席している子の席に座って子どもたちといっしょになって熱心に聞いてくださった。こういうの、とてもうれしい。
子どもたちも、「先生、ぼくたちといっしょになってきいていたじゃん」という子がいて、子どもたちは、やっぱり先生をよく見ているのだ。

2023年1月25日 (水)

南K小学校 朝の読み聞かせ 6年2組 笑って!おばさんのために

ここ数年いちばんといわれる寒波に襲われた今朝。私の地域では、ありがたいことに雪も降らず、ただひどく寒いだけ。思いっきり厚着して出かけた。

プログラムは、この前のI南小学校とおなじだ。

プログラム
 絵本 じぶんがみえない! 五味太郎作 福音館書店(かがくのとも2022.10)
 おはなし だんだん飲み 日本の昔話

子どもたちは、床にすわってくれた。ただ、教室の幅いっぱいにすわっているので、絵本を自分より前にだしたため、また読みにくかった。この絵本『じぶんがみえない! 』は、文字が五味さんのレタリングなので、読みにくいのだ。練習したはずなのだが、間違ってしまった。あっちゃー。

おはなしの方は、ものすごく真剣な目で聞いてくれるのだけれど、そういうおはなしじゃないんだよなあと思う。I南小学校では上手くいったのだけれど、笑い話、難しいなあ!!

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