おはなし・ぽぴんず(ストーリーテリング)

2024年3月16日 (土)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 6回目 ちょっとでもわかってくれたら嬉しい!

D保育園の年長さんも、3月14日が今年度で最後。いろいろな子がいて、どこまでわかっているのかなあと、心配になりながら語ってきた。
最後は、短めだけれど、しっかりと聞いてもらいたいプログラムにした。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし おいしいおかゆ グリムの昔話(『エパミナンダス』より)
 手遊び つくしんぼ * 
 おはなし アナンシと五 ジャマイカの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より) *
 おしまいのうた ろうそくぱっ 


「はじまりのうた」のろうそくは、すっかりおぼえていて、指5本(両手で10本)をたてて、火をつける子がいて、笑わせてくれた。

「おいしいおかゆ」は、できるだけゆっくりと、よくわかるように語ったつもり。じっと聞いている。どこまで想像できているのかなあと少し不安に思う。でも、ラストで、くすりとわらった子がいて、あっ!わかったんだと思った。それだけでも、わたしは嬉しくなる。

「アナンシと五」も、しっかり聞いている。「五」といってはいけないこと、わかっているだろうか? でも、一人の子は、ハトの奥さんが「五」というだろうという顔で聞いていたのに、いわないところで、えっ?という表情になった。きっと、わかっていたのだと思う。

「おしまいのうた」では、5本(10本)のろうそくをつけていた子は、もちろん、5本(10本)分のろうそくを消す仕草をしていた。子どもの遊び心って楽しい。

小学校へ行っても、また何人かと会えそうだ(私たちが語りにいっている学校へ入学予定)。違う学校でも、それぞれに読み聞かせの時間があるし、図書室もある。たくさんのお話に出会って欲しい。

2024年2月19日 (月)

K第2幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 3回目 アクシデントがおきたらどうすればいいの?

 暖かいけれど、雨も降り、風も強い。園に行くと、屋根の下にある入り口のすのこがベタベタにぬれていて、なんとかまたいで入ったものの、今度は脱いだ靴がとれない! オロオロしていると先生がスリッパを持ってきてくださった。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より) *
 手遊び ずくぼんじょ *
 おはなし アナンシと五 ジャマイカの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)
 おしまいのうた ろうそくぱっ


手遊び以外は、先々週のK幼稚園と同じプログラムだ。

あれからわたしは「ババヤガーの白い鳥」を2回語った。
なかなか手強いおはなしで、まだ思うようには語れない。

子どもたちは、静かに聞いていた。
前半で、子どもたちの中でアクシデントがあった。
私は語っている最中で止まることも出来ず、でも、子どもたちの注意がそちらに向かってしまい、解決するまでのあいだ、ゆるゆると語り、中途半端になってしまった。
こういうときはどうすればいいのだろう。

 それども、後半になって、集中して聞く子が増えてきた。語り終えるとしーんとしてしまい、わかったかなあと、又心配になる。

「アナンシと五」も、とても静かに聞いていた。「五」というと魔女の呪いにかかって死んでしまうことが、わかっている子といない子と半々なのように見えた。
わかっている子は、ラストのところで、目をきらっとさせている。

同じ年齢でも、成長の幅は大きい。

 

2024年2月 8日 (木)

K幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 ゆっくり語る

2月5日(月)は、この園で3回目のおはなし会。いままではホールで行ってきたか゛学芸会の練習をしているとのことで、お部屋で聞いてもらった(感染予防があると思うが、本当はお部屋の方がいい)。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より) *
 手遊び やすべえじじい *
 おはなし アナンシと五 ジャマイカの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)
 おしまいのうた ろうそくぱっ


 子どもたちは、「ろうそくぱっ」を覚えていて、「もう、ろうそくつけたよー」などと話しかけてくれた。

『ババヤガーの白い鳥』は、子どもの前ではじめて?(おそろしく久しぶり?)に語る。覚え直してまだ心配なところがあったのだ、思い切って語ってみたのだ。
 こどもたちは、マーシャが親の言いつけを忘れて、弟を置いたまま遊びに行ってしまうところからもう、「ええー、ダメダメ」という顔をしていた。
 私は語りなれていないこともあって、ゆっくりした語りになった。相方によると、それが逆にしっかりと話が伝わったようで、最後まで、集中して聞いてもらえた。
 聞く方も語る方も、満足感のある話だ。

『アナンシと五』では、まだ「五」というと死んでしまうという意味が、しっかりわからない子が多かったようだ。それでも、語り手といっしょに数えたりしていた。

 この園の年長さんに語るのはこれでおしまい。でも、この園のほとんどの子が、私たちの語る小学校に来るので、また会えそう。楽しみにしている。

2024年1月18日 (木)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 5回目 感染流行で半数しかいないけれど……

今日の午後は、保育園へ。
園に着くと先生が、「何度も電話したのですが……」とおっしゃる。今朝、I南小学校へ行った時、スマホをミュートにして、そのままにしていたのだ。申し訳ない。
連絡したかったのは、昨日まで年長さんが学級閉鎖で、きょうも半数の子しか登園していないということだった。
せっかく来たのだし、流行がいつまで続くかわからないし、園に来ている子はもちろん元気なので、おはなし会をさせてもらった。

お部屋にいくと、なるほど、10人ほど、ちんまりと固まって座っている。
少し寂しいけれど、聞き手の人数としては、このくらいがほんとうはいいかもしれない。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし てぶくろ ウクライナの昔話(『てぶくろ』より)
 手遊び もちつきぺったん * 
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より) *
 おしまいのうた ろうそくぱっ * 


「てぶくろ」では、「ウクライナの昔話」と語り手がいうと、「ウクライナ、知っているよ」と声があがる。何年か前は、知らない子が多かったと思うと、複雑な思いだ。

「ひなどりとネコ」は、とてもよく聞いてくれたように思う。後の列で先生にぴったりくつついて聞いていた子は、前の子の頭からのぞくようにして、一生懸命聞いていた。ちょっと離れて遊んでいた子も、途中から動きをとめて、じっと聞いていた。
「ひなどりとネコ」は、やはり、子どもの心をつかむと思った。

終わると「短い!」と言った子がいた。嬉しかった。
次回は最終回。みんなで聞いてもらえると嬉しい。

 

2023年11月20日 (月)

K第2幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 穴はどんなの?

急に寒くなってきた。朝のにわか雨が上がり、晴れたと思ったら、冷たい風が強く吹いてきた。
K第2幼稚園では、遊戯室でそれぞれが座布団に座って待っていてくれた。

プログラム
 おはなし あなのはなし ミラン・マラリーク作(『なまくらトック(愛蔵版おはなしのろうそく)』より)
 手遊び いもにめがでて *
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より) *


前回と同様、とても静かだった。でも、「あなのはなし」のあとで、「あなってどんなだろう?」という子がいて、語り手が「どんなだろう?」と応じたので、少しばしょの雰囲気が和んだ。

「いもにめがでて」の手遊びをして、笑い声があがって、さらに和んだ。

そのあと「ひなどりとネコ」を語ると、やはり、おりこうにきちんと座って聞いていたけれど、ひなどりがくしゃみを何度もしそうになるところ、くしゃみをしてしまうところで、笑い合っている子がいた。
こういう子たちを見ると、ああ、ちゃんとおはなしを面白がってくれている!と感激する。

おはなしのあと、先生方が「あなはどんなだと思う?」と子どもたちに聞き、子どもたちはそれぞれに答えていた。
子どもたちの頭の中で、いろいろな穴が広がったことだろう。

2023年11月16日 (木)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 4回目 やっと楽しんでもらえた!

外国籍の子が多いこの園では、なかなかおはなしが伝わりにくい。前回9月の時は、残暑が厳しかったせいもあり、おはなしに集中できなくて、居眠りする子が続出。おはなしを楽しんでもらえていないように感じた。
で、今回はできるだけ、わかりやすくて楽しいおはなしをもっていくことにした。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし あなのはなし ミラン・マラリーク作(『なまくらトック(愛蔵版おはなしのろうそく)』より)
 手遊び だいこんづけ * 
 おはなし きしむドア 『フランさんの語り3』より*
 おしまいのうた ろうそくぱっ *


 
両方とも、順番に動物がでてくる。1話目は、狼にまるのみにされるスリルがあり、奇想天外なラストも楽しめる。子どもたちは、「あな」ってどんなだろう?とおはなしの後、考えていた。

「きしむドア」は、ものすごく喜ばれた。次々にでてくる動物と、ドアのきしむ音に大はしゃぎ。でも、聞くべき肝心なところでは、耳を澄ます。
このお話は、小さな子でも、初めての子でも、大抵ついてきてくれる。
「おもしろかった!」という声が、この園でやっと聞けた。

次のおはなしも楽しみにしていて、好く聞いてくれるといいな。

2023年11月13日 (月)

K幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 おはなしは、わくわくする

春に続いて2回目。今日も、とてものびのびと足り敷く聞いてくれた。

プログラム
 おはなし あなのはなし ミラン・マラリーク作(『なまくらトック(愛蔵版おはなしのろうそく)』より)
 手遊び どんぐりころちゃん *
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より) *


「あなのはなし」では、靴下に穴があくところから、もう「うわっ」という子がいた。狼がみんなを順々に食べていくところでは、しんとする。穴まで食べてしまうと、ええーっ、あななんか食べられないという子がいて、オチをきいてにんまりした。ちゃんとわかっているのだ。

「ひなどりとネコ」も最初からとても好く聞いてくれた。ネコにあげるはずのケーキをひなとけり食べてしまうと「たいへん!」というように息をつめる音があちこちで聞こえる。きっと。さきがわかるのだ。おかあさんがくしゃみをひなどりに許してしまうと、耳をおさえたりしている。ラストは、やはりぽかんとしていた。このラストはなかなか小さな子たちにはわかってもらえない。大人は笑えるのだが。

子どもたちは、おはなしを「わくわくするもの」として、聞いてくれている。こうした経験をたくさん積んでいってほしい。

2023年9月30日 (土)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 3回目 眠くてたまらない

ブログへの記載が遅くなってしまった。

9月21日(木)のおはなし会。
その前の週、とても忙しくて、火曜日になって練習しはじめたという体たらく。その結果は……

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話(『ながすね ふとはら がんりき (愛蔵版おはなしのろうそく4)』より)
 手遊び どんぐりころちゃん * 
 おはなし 三枚のお札 日本の昔話(『ついでにペロリ (愛蔵版おはなしのろうそく3)』より)*
 おしまいのうた ろうそくぱっ *


今週からお昼寝がなくったという年長さん。この日も蒸し暑く、眠くてたまらないようだ。数人の子がうとうとしていた。うーん、あまり聞けていないなあ。

「おばあさんとブタ」は、首をしめるとか、殺すとか、物騒な言葉が出てくる繰り返しばなし。「なんで?」と聞く子あり。途中で語り手がひとつ飛ばして、戻って言い直すと、「さっき言ったよ」という子あり。結構ちゃんと聞いているのだ。

わたしの「三枚のお札」は、練習不足だったものの、なんとか最後まで語れた。子どもたちは、小僧さんが鬼婆から逃げるところまで、かなり聞いてくれたと思う。
でも、和尚さんと鬼婆のやりとりでは、だれてしまった。このころ、後の方に座ってすわっていた子が眠さに堪えられず、バタリと倒れたので、実は、私は可笑しくて吹き出しそうだった。

他の園で、コロナの自粛生活のあとで、子どもたちの成長が遅れているようだと聞いた。もしかしたら、このプログラムは長すぎたのかもしれない。
次回は、短めにしてみよう。

2023年7月30日 (日)

Kキッズクラブ 夏休みのストーリーテリングによるおはなし会 歯医者さんの麻酔のあと

3年間お休みしていたが、今年から再開できた。1年生にということだったが、聞きたい2年生も入ってくれた。

実はこの日(おとといの7月28日)わたしは、虫歯のクラウンがとれたため、その治療のため、2時間前に歯科へ。麻酔をかけられてしまった!! 歯医者さんは「食べたり飲んだりは注意が必要だけれど、おはなしは大丈夫です」といってくれた。たしかに、話せるし発音もだいじょうぶだけれど、鏡をみると、口がゆがむではないか。麻酔をかけたところが動かないのだ。今までで最大のピンチだ。
キッズクラブの入り口で相方に唇の動きをみてもらうと、「大丈夫、そかなにへんじゃない」と、にっこり笑って言ってくれるので、思い切ってマスクなしで語った。

プログラムは、図書館で語ったのと同じだ。

プログラム
 おはなし なら梨とり 日本の昔話(『ついでにペロリ (愛蔵版おはなしのろうそく)』より)*
 手遊び ミミズの体操
 おはなし エパミナンダス  (『エパミナンダス』より)


子どもたちは、30人程度。テーブル席にすわって、熱中症予防のため水筒を抱えている。挨拶もばらばらで、あまりピシッとした雰囲気ではなかった。
でも私が「なら梨とり」を語り始めたら、意外にもよく聞いてくれた。私は唇がしびれているし、前回しくじったこともあるので、かなり集中して語れた。3人目の三郎が沼につくところからは、子どもたちが水を打ったようにしんとして、身体の動きもとまって聞いてくれたのが、嬉しかった。さらにおはなしのあいだに、麻酔が切れてきてほっとし、心も明るくなった。

「エパミナンダス」では、エパミナンダスの行動に、声を上げて面白がりながら聞いていた。子犬が水につけられると「うわ~」とか、パンをひきずると「たべられなくなる~」とか。ラストのおちでは、私の近くにいた子(1年生)が「そんなことしたら、パイがダメになっちゃうじゃん」というので、「注意してパイを踏んじゃったんだね」というと、ええー?と言って、笑っていた。
1年生だとまだ、エパミナンダスがお母さんの注意を聞いて、パイをよけていくと素直に思う子がいるのかもしれない。年齢によって、いろいろな聞き方がありそうだ。

2023年7月20日 (木)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 2回目 昔話らしい昔話「なら梨とり」を語る

暑い暑い! でも今日は風が幾分さらっとしていて、気温も34度くらい。過ごしやすい感じがする。極暑に慣れた来たのかもしれない。なんてことだ!

D保育園の子どもたちも、元気そうな姿で待っていてくれた。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし 二ひきのよくばり子グマ ハンガリーの昔話 (『子どもに聞かせる世界の民話』より)
 手遊び みみずの体操 * 
 おはなし なら梨とり 日本の昔話(『ついでにペロリ (愛蔵版おはなしのろうそく)』より)*
 おしまいのうた ろうそくぱっ


2回目の今日、子どもたちは、はじまりのうたや、前にやったわらべうた「ふくすけさん」を覚えていてくれた。おはなしがどんなものか、わかったのだろう。前よりずっと、聞こう!という顔をしてくれている。

「二ひきのよくばり子グマ」は、丸いチーズを、2匹の子グマがちょうど半分に分けたくて、キツネのおばさんに頼むが、ずるいキツネがわざと違う大きさに分け、いっしょにするためにどんどん食べて、チーズが小さなかけらになるお話。子どもたちは、チーズがどんなに小さくなったのか、知りたくて、話し終わった語り手に聞いていた。

私の「なら梨とり」は、とてもよく聞いてくれていたように思う。太郎、次郎、三郎となら梨をとりに行き、太郎、次郎がしくじり、三郎が成功する、典型的な昔話だ、子どもたちは、太郎で真剣に聞き、次郎で少し集中がとぎれ(お迎えが来た子がい多声もあるかもしれないが)、三郎になったら、また真剣に聞き出した。話の流れがわかっているようですごいなと思う。ラストに「お母さんの病気はけろけろと治って」と語ると、子どもたちは嬉しそうな顔になってくれて、ああ語ってよかった!と思えた。

この夏から秋、わたしはこの「なら梨とり」を繰り返し語る予定だ。今日の子どもたちの様子から、他の場所での子どもたちが、どんなふうに聞いてくれるのか、私の語りがどうなっていくのか。とても楽しみだ。

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