おはなし・ぽぴんず(ストーリーテリング)

2019年9月 6日 (金)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 2回目 それぞれの成長、それぞれの個性、それぞれの聞き方

 2回目の今日は、2人の子が職員室まできて、恥ずかしそうに小さな声で「お願いします」と、迎えに来てくれた。おとなしい子たちと思っていたら、いやいや、教室に入って友達の顔を見ると急に元気になって「きたよー」と大声でいっている。他の子たちも元気で思い思いにしゃべっていたが、私が前に行ってあいさつをすると、静かに聞いてくれた。


プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし なら梨とり 日本の昔話 *
 手遊び むしかご *
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話
 おしまいのうた ろうそくぱっ 


出典本
   



「なら梨とり」は、初め静かにしていた。でも、あまり表情がかわらず、よくわからないのではと心配だった。でも、三郎が「きれやいば」をもらったり、沼の主にげろりと重れそうになるところなど、真剣な目になった子が何人かいて、ああよかったと思った。
 手遊びでは、両手の手首のところで合わせて、中指、薬指、小指、人差し指とあわせていく。その説明をしているとき、「指が反対になる」という子がいた。私と子どもたちは、向かい合っているので、両手を合わせたとき、演じ手と聞き手は、鏡で見てるように対称になる。それで、子どもたちと同じ方向をむうて説明した。それでもまだわからない子もいて、そりなりにやっていた。そうかと思うと、ばっちりできる子もいて、この年頃の子の成長の差を感じる。
「おばあさんとブタ」も静かに聞いていたが、その流れがわかっている子は少なそうだ。今年の子は幼めかもしれない。


 最後の挨拶をしてから、子どもたちはそれぞれハイタッチをしに来てくれた。思いっきり元気にたたく子もいれば、やさしく包むように触れる子もいて、これもまた、それぞれ。それぞれの個性で、のびのびと育ってね。

2019年8月 7日 (水)

Hキッズクラブ 夏休みのストーリーテリングによるおはなし会 喧噪の中

 


 暑さが続いている。H小学校の校庭わきにあるHキッズクラブへ。元気な子が大勢いる。この暑さでは外のグラウンドでも遊べず、狭い部屋は大変な喧噪だ。


プログラム
 なまくらトック ボルネオの昔話
 わらべうた こどもとこどもがけんかして *
 へびの食い合い 日本の昔話 *


出典本
  



 何人かけんかしたり、ふざけたり、それを先生にちゅういされたり。トイレの戸をがんがんする音が響いてきたり。まあ、とてもお話をする雰囲気ではないなか、語ることになってしまった。
「なまくらトック」のときは、語り手を上回る声がひびいて、語り手はそれが収まるのをまったりしながら、賢明に語った。きっとものすごく集中力がいったと思う。そのなか、聞いている子がいることに脅かされる。面白いとろろになると、隣の子と顔を見合わせてにっこりしている。


 わらべうたで少し落ち着いてから「へびの食い合い」へ。これも、ざわざわ騒がしく、Kキッズクラブでの反応はない。あむあむあむとヘビが互いを食い合うところで、やっと笑いが起こった。やれやれ。


 夏休みを毎日、この狭い空間で仲間と過ごす子どもたち。今日のお話が、少しでも、楽しいことの一つに入っていてくれればよいのだけれど。

2019年7月31日 (水)

Kキッズクラブ 夏休みのストーリーテリングによるおはなし会 ハインリヒってなに?

 児童保育のキッズクラブへ。今年は1年生だけで30人くらいいるとのこと。3年生までの子に聞いてもらった。

プログラム
 かえるの王さま グリムの昔話
 わらべうた こどものけんか *
 へびの食い合い 日本の昔話 *

出典本
  

 中には、最初から「お話なんか聞きたくない」などという子たちもいて(そうだよね。いまは夏休みだものね)、わいわいと騒がしかったのだが、話がはじまると静かになって聞いてくれた。でもこの暑さ。冷房がきいているとはいえ、体がけだるいのだろうか。だんだんぐにゃぐにゃとする子が多くなった。後半のハインリヒは、低学年の子たちにはよくわからなかったらしい。話が終わると「ハインリヒってなに?」と、聞いた子がいた。「王さまの家来で……」と、語り手が説明し始めると今度は「家来って兵隊?」。その子には、「家来」も聞き慣れない言葉なのだろう。
「へびの食い合い」は、ヘビがだんだん大きくなってイノシシや鹿ぐらい大きくなるというと、「ええー、うそだ!」といって喜んでいた。へびとへびが食い合って、最後はどうなるか、一瞬しんとなって、息を呑んで答えを待ってくれ、とわかると笑いが広がった。
 楽しく終れてよかった。次は春休み。楽しみにしてくれるといいのだけれど。

2019年7月30日 (火)

K児童館 夏休みのストーリーテリングによるおはなし会 初めて子どもに語る「しゃれこうべ」

 いきなり夏が来た!! でも児童館は冷房がきいていてありがたい。たくさんの子どもがきていて、小学生は1年生から6年生まで40人程度。小さい子から順に並んで聞いてくれた。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おいしいおかゆ グリムの昔話
 わらべうた こどもとこどもがけんかして *
 しゃれこうべ チロルの昔話 *
 おしまいのうた ろうそくぱっ *

出典本

   

「おいしいおかゆ」は、特に低学年の子たちが楽しそうに聞いていた。終わると「みじかーい!」という。つぎは長い「しゃれこうべ」へ。
 このおはなしは、初めて子どもの前で語る。前半は恐ろしいものの、ラストは明るい。でも、後半の種明かしの部分が難しめなので、3年生以上の子のおはなしだと思う。時間は13分程度。こうなると10分枠の朝の読み聞かせでは語れず、覚えたもののお蔵入りとなりそう。それで、高学年の子も集まってくるこの児童館で語ろうと思ったのだ。
 まずは「がいこつ」と「しゃれこうべ」の説明から始めた。小さな子は「がいこつ」もあまりわからないみたいで、少し驚いた。
 語り出すと、子どもたちは目をまんまるにして、びっくりしたように聞いていた。でも、主人公の女の子が怖い目に遭うところでは息を殺して聞いている。でも、女の子が安全になると、とたんに緊張が緩んだ。意味がわからないところもたくさんあっただろう。もぞもぞ、ぐにゃぐにゃと体を動かす子が多くなってきた。わたしも、少し言葉を間違えてごまかして勝たったりもした。そんな中で高学年の男の子たちが特に真剣に聞いてくれたように思う。
 高学年以上のところで、また語ってみたいものだ。

2019年7月 3日 (水)

K幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 1回目 プール遊びのあとは眠い

 梅雨のどんよりした空。雨が降りそうだけれど、なんとか持っていて、午前中にはプール遊びもできたという。

 K第2幼稚園、土田保育園と同じプログラムで。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話 *
 手遊び でんでんむし *
 おはなし ついでにペロリ デンマークの昔話
 おしまいのうた ろうそくぱっ 

出典本
  

広いホールに、子どもたちが60人近く、横に広がって聞いていたせいもあり、お話が届きにくかった気がする。眠そうにしている子も多い。そんななか、何人かの子はとてもよくわかっているように見えた。

「ひなどりとネコ」では、ひなどりがケーキをみんな食べてしまってドキっ! ネコが再びやってきてドキッ、ひなどりがくしゃみをしたくなってドキッ、ついにくしゃみをしてドキッ、壺が割れてドキリ。と、要所要所で、表情を変えたり、友達と見合ったりしている子がいた。

「ついでのペロリ」では、2つ目のお話ということもあり疲れてぐにゃぐにゃしている子が多い中、ネコが「食ってやる」といって食べてしまうたびに、びっくりしてにっこりする子がいたりする。この年齢の子たちの発達の差みたいなのもあるかもしれない。でも、誰かひとりが面白そうに笑ったら、D保育園のように、みんながつられて笑いが巻き起こっただろう。

 今日は蒸し暑かったし、プール遊びの後で疲れていたし、子どもたちも疲れていたかも。次回は秋。大勢に楽しんでもらえますように。

 

2019年6月28日 (金)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 1回目「ついでにペロリ」に大笑い 

 毎年、奇数月、7月からうかがっているのだけれど、今年度は園の行事と重なって、繰り上がって6月の今日でかけていった。
 職員室で待たせてもらったのだけれど、なかなか呼ばれない。あまり遅くなると、お迎えの時間になってしまうと、先生に見に行ってもらったら、もう準備して待っていた。どうやら、担任の先生は、わたしたちが時間になったら現れると思われていた様子。最初は、思いもしない、行き違い思い違いがあるものだ。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話 *
 手遊び みみずのたいそう *
 おはなし ついでにペロリ デンマークの昔話
 おしまいのうた ろうそくぱっ 

出典本
   

 わたしたちグルーブについて、ストーリーテリングについて、子どもたちは何も知らないようだったので、少し丁寧に説明してから始めた。
「ひなどりとネコ」は、静かに聞いていたけれど、どのくらい理解できていただろうか? ケーキをひなどりが食べてしまったところで、ひとり口に手をやって、大変という顔をした子がいたけれど、ほかでは、あまり表情が動かない。ただ、ネコが怒って鳥の親子を追いかけるところで、みんなが真剣な顔を聞き始め、ネコが逃げてしまったとろごて、子どもたちの体がふにゃふにゃと揺れ始めたから、危機がせまって、脱したということは、理解できたのだと思う。

「ついでにペロリ」は、よくわかったようだ。はじめは静かに聞いていたが、ネコがつぎつぎと食べていくのを面白がりはじめた。「食ってやる!」で笑い、「のみこんでしまいました」でまた笑う。身をよじらせて笑いだす子もいる。「全部食べちゃう」という声も聞こえた。楽しい気持ちで聞き終えたようでよかった。次につながる。

 終わってから、子どもたちは代わる代わる、ハイタッチをしに来てくれた。こういう一瞬が元気をくれる。次もまたよろしくね。

2019年6月 6日 (木)

K第2幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会  1回目 「ついでにペロリ」のねこのおなかはどれくらい大きい

 今日は、ダブルヘッダー。午後は、K第2幼稚園へ。おはなしは、昨年とというか、例年通り。近くの振興住宅地の子どもたちがだんだん大きくなり、園児の数が減り、教室が空いてきたということで、空いた教室でさせてもらった。広い遊戯室でより、声が散らないし、子どもたちも近くにいて、とてもやりやすくて、ありがたい。


プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話 *
 手遊び だいこん かぶらに にんじん *
 おはなし ついでにペロリ デンマークの昔話
 おしまいのうた ろうそくぱっ

出典本
   


 初めてなので子どもたちは、少し緊張気味で「ひなどりとネコ」を静かに聞いていた。午後のことで、眠そうな子もいる。それは仕方ない。でも、だいたいの子がストーリーの流れに沿って、真剣な顔になり、ネコが怖そうな顔をし、そして、ひな鳥がくしゃみをしたいと母親に何でも訴えるところでは、くすくすと笑う子がいて、よくわかってくれていたと思う。
 つづいて「ついでにペロリ」では、「食ってしまうぞ」とネコがいう箇所で、くすくすと笑う子が何人かいた。終わってから、先生が「ネコさんはどんなおなかになったと思う?」と聞くと、それぞれが、大きなおなかを手で作って見せていた。
 ここで、わたしは気づいてしまった。どんなおなかか、私は目に見える像で想像していなかったと。観念的にすごく大きいと思っているだげで、具体的には……。きっと想像を絶する大きさのはず。だって、少なくとも人間が12人も飲み込まれるんだから。いやいや、そうではない。ファンタジーだから、ほら話だから。現実的な大きさではないはず。
 目に見えないことを想像するのも、想像なのではないかと。

2019年3月29日 (金)

Hキッズクラブ 春休みのストーリーテリングによるおはなし会 

 桜が少しだけ開いた、Hキッズクラブへ。予定時間より前にいって、外で待つことが何度か会ったので、実はぎりぎりの時間にでかけた。すると、なんとまあ、相方が手遊びをして私を待っている状態ではないか! すわっ! 時間違えた? と思ったが、どうやら今回は早めに並ばせてくださっていたらしい。なかなかうまくいかないものだ。
 一部屋しかない学童なので、全員に聞いてもらう。50人程度の大所帯だ。
 プログラムは昨日と同じ。

プログラム
 おはなし 北風に会いにいった少年 ノルウェーの昔話 *
 わらべうた ひとやまこえて *
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話

 待ちくたびれたせいもあるのか(私のせいか)、なかなか静まらない。指を1、2、3、4、5と出したら、ようやく静まった。こういうの、学校の先生みたいで、あんまり好きじゃないけれど、しかたがない。間をいれずに「北風に会いにいった少年」へ。最初は「北風の家」に驚きの声をあげる子もいたが、少年がテーブルかけを北風からもらい、それを宿屋の主人に盗まれ、気づかずに家に帰るところあたりまで、とてもよく聞いていた。「よしよし、しっかり聞いてもらえている」と嬉しく思いながら語っていたが、つぎにに羊をもらうあたりから、なんか子どもたちがだれてきた。少年が同じ宿屋へ泊まっても、また盗まれる予測をしている様子は子どもたちの顔から感じられない。さらに杖が主人をぶち始めても、喜んでいる様子もない。は~、今回の語りは、うまく伝わらなかったと残念に思った。なにがいけなかったのだろうか? 私としては、昨日よりリラックスして語れたのに。後半から先生方が子どもたちを注意しはじめ、それで私と子どもたちの集中が途切れていただろうか? まあ、このおはなしは、今年語った時のことを考えると、楽しんでもらえるのは、4年生以上かもしれない。もっと続けて語りたいが、季節的に次の秋までお休み。来年を期待しよう。
 次の「おばあさんとブタ」も、あまり集中してきいてはもらえなかった。ただ、前に語ったのを覚えていて、先を話す子もいて、それはそれでいいと思う。ただ、最後の話がひっくり返って、一気に終息していくところになると、耳を傾けて、楽しそうに聞いていた。聞いていないようで、聞いている。こういうのが子どもの姿なのだろう。

 それにしても今日は、でだしが悪かった。いくらか待つことになっても、早めにいって待っている。そう心がけよう。

2019年3月28日 (木)

Kキッズクラブ 春休みのストーリーテリングによるおはなし会 ききたい子だけで

 午後はK小学校のキッズクラブへ。いつもは全員参加なのだけれど、今回はお話を聴きたい子だけ部屋に入ってくれた。いる子の半分、20名くらいだ。

プログラム
 おはなし 北風に会いにいった少年 ノルウェーの昔話 *
 わらべうた ひとやまこえて *
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話

「北風に会いにいった少年」は、少し季節はずれ?ではあるけれど、今年に入ってから重点的に語っているので語った。はじめのうち、「北風に家があるの?」「北風がしゃべるなんて怖い」と茶々を入れる子がいたので、困ったなと思ったが、そのうち、口をとじて聞いてくれるようになった。低学年の子が多いせいか、今まで語ってときのように、主人公が、悪い主人のいる同じ宿屋に泊っても、子どもたちはただ黙って聞いている。最後に棒が主人をたたき始めて、はじめて笑って聞いていた。
「おばあさんとブタ」は、夏にも語っている。それを覚えている子が何人かいて、次がわかるのがうれしいようだった。こうして、同じお話をかたるのもいいなと思う。

2019年3月27日 (水)

K児童館 春休みのストーリーテリングによるおはなし会 今日から春休み

 今日から市内の小中学校は春休み。よい天気で、たくさんの子どもたちが児童館に来て遊んでいた。おはなしに集まってくれたのは40人弱の小学生。はじめ、部屋いっぱいに広がってしまったので、できるだけそばによってもらった。あーだこーだと文句を言いながら、協力してくれる。ありがたい。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 鳥呑爺 日本の昔話 *
 わらべうた ひとやまこえて *
 七羽のからす グリムの昔話
 おしまいのうた ろうそくぱっ

「鳥呑爺」は、「鳥を呑んじゃったおじいさんの話」といってからはじめた。こういうと、途端におもしろがって聞くからだ。鳥の鳴き声に男の子がひとり特に喜んで最後の部分を何度も繰り返していた。後の子は、鳥が舌に止まると、舌を出し、おじいさんが鳥を呑んでしまうと「ひぇっ!」と声を挙げたりしていた。
「七羽のからす」は、みんな聞いていた。女の子が指を切ってしまうところは、やはり驚いたようだった。それでも、すぐに次の展開に耳を傾けていたと思う。

 明日は、隣の児童クラブで、ちがうプログラムを語る予定。楽しみだ。

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