旅行・地域

2007年8月 3日 (金)

また来たいね。

すでに1週間以上前になるのだが、今年の家族旅行は7/25-27の3日間。
ちょっとわけあって、旅行の1週間前に突然行き先を変えたので、ちゃらんぽらんのつめつめスケジュールだったが、楽しかった。

25日 鳥羽→伊勢・安土桃山文化村→答志島泊
26日 答志島で釣り、海水浴→名古屋→三河三谷温泉泊
27日 ラグナシア蒲郡→帰宅

 伊勢・安土桃山文化村はもう3回目。オットが好きなので……。前回は息子がまだ2歳の頃で、戦国時代の砦になっている入り口のところで、異様さにおびえてしまい、泣きつづけるので、ほとんどなにも観ずに帰った苦い経験があるのだが、今回は適齢期。十二分に楽しめた。平日なこともあってすいていて、前々回来た時(開館したてのころ)は、もっと、芝居が迫力あったのに、縮小しているねなどと、オットとはなす。ひとつの芝居小屋では、「夏休みのなる前はお客さんがふたりの日もあった、つらかった」などと役者さんが話してくれたが、そりゃ客の方もつらかっただろうなと思う。

 さて、旅行のメインは答志島。ここの旅館『美さき』がとてもよかった。家庭的で、料理もタイの活造(あらは翌朝、あら汁に)、まるまる1匹のゆでタコはじめ、新鮮な魚介類がところせましと並んで、3人でにこにこ、たらふく食べた。小さいけれど、露天風呂やジャグジー風呂もあった。他の宿泊客もいたけれど、なぜかかち合わなくて、貸しきりでのんびりつかる。
 わたしたちのプランは「玄関前でも手ぶらで海釣」コース。おととし、菅島で釣りをしたときはフグばっかりつれたので、あまり期待していなかったのだが、今回は早朝5時からがんばっただけあって、収穫あり。ウミタナゴ5匹、ベラ2匹、メバルの子1匹。さっそく、甘辛く煮てもらって、朝ごはんのおかずにぱくぱく。やわらかくって、おいしーっ! 新鮮だもの。息子は、ウミタナゴの魚拓をつくらせてもらう。

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  散策してから、海水浴。砂浜へ出て、びっくり。海水浴客がだれもいなーい。なんでも、自然の砂浜は、ここだけということで、海女さんたちが脇で貝獲りをしていた。わたしはほとんど泳げないので、息子と浮き輪をとりあったり、互いに救助しあったり。大はしゃぎだった。

 鳥羽へもどり、ほんとうは船で蒲郡へ行きたいところだが、どうしても乗り合わせが悪く、名古屋へいったんもどって、三河三谷へ。こちらの食事は、前日のごちそうがすばらしすぎたので、ちょっとがっかり。でも、お風呂はなぜか夜も朝もなぜか貸しきり。朝は、シャンプーを詰め替えている従業員の方がいらして、ちょっとどっきりだった。

 ラグーナ蒲郡は、おもに遊園地のラグナシアで過ごす。プール客が多いのでアトラクションはほとんど待ち時間がなく、ジェットコースター以外はすべてまわった。なかでも、おもしろかったのは、「ドリーミング・クエスト」。「碧い涙」というランプを持って、ラグナシア内のさまざまな場所にある機械の上にランプをおくと、次の場所への指示があたえられ、指示にしたがい、40分以内に宝の地図を手に入れるというもの。どういう仕組みなのかわからないが、碧い涙ごとに指示が違い、地図を得る道筋もちがうので、はらはらわくわくだ。ただ座っていれば冒険させてくれるアトラクションとちがって、自分で考えて、動いて、探すのがおもしろい。わたしたちは、気にいって2度挑戦した。

 それにしてもよく遊んだ。フェスティバルマーケットでお土産をかってラグーナを出るころには、もうへとへと。もっと旅していたいけれど、これ以上は体力的に無理。またどこかへでかけようねと3人で言いあって帰路についた。

 息子は来年は中学生。まだ、家族旅行できるかなあ。

2006年7月28日 (金)

雨のちくもり一時雨、のち晴れ

雨を心配した家族旅行だったけれど、初日の午前中で雨はあがり、一度通り雨にあっただけで無事終わる。

初日(23日)は、大阪海遊館へ。海の中にいると錯覚を起こすような海中トンネルをくぐって中へ。ジンベエザメ、大きなエイ、マンボウは圧巻だったけれど、わたしがいちばん驚いたのは、ジンベエザメのそばで群れていたアジ(かな?)たち。集団で口をパッカとあける姿が、とっても怖いのだ。
海遊館を出ると、そこの広場でジャグリングの大道芸をしていた。息子はこういうのが大好き。じっと見入りわたしが渡したおひねりが、「折りたためるもの」でなかったと抗議する。

電車をいくつものりついで、和歌の浦へ。もう4時になっていたが、旅館の屋外プールとプライベートビーチ(宿の女中さんいわく)でちょっぴり泳ぐ。私たち家族の貸切で、気持ちいい。そのあとわたしは宿の温泉へ直行。温泉も貸切で、ああ幸せと思う。
でも、食事後、入浴すると、洗い場には高校生がずらーと並んでいてはいる隙間がない。翌日、近畿地方の高校の水泳選手権があるらしい。ぴちぴちと元気な彼女たちの背中を眺めながら、場所が空くのを湯船で待つあいだ、ちょっとのぼせる。男湯のほうは夫と息子の貸切だったらしい。男の子はきっと早風呂なんだ。

翌朝、マリーナシティの釣り公園で海釣り。竿を2本借りる。糸には針がたくさんついていて、その下の小さなかごに、えさのオキアミを入れる。「さびき釣り」というらしい。釣り糸を垂らすと、いっせいに小さな魚がよってくるのが見える。そのうち、えさがなくても、糸を垂らすと寄ってくるとわかる。まず、夫のえさかごの中に小さな小さな黒鯛がすっぽりはまる。それを出すのに一苦労。それから、息子の釣り針に名前のわからならい小さな魚が、ぽつぽつとかかり始めた。ところが針がいくつもついているので、針と針がひっかかったりして、糸がすぐに絡んでしまう。息子の糸の絡みをといたら、今度は夫の糸も絡んでいてお手上げだというので、それをほどいて、また、息子の糸をほどいて……。そんなこんなのなかで、息子はとっても小さいながらも、鯛とアジを釣る。どれも食べるには小さすぎたので、海に返して、おしまいにする。

P7260113 午後はいよいよ、ユニバーサルスタジオへ。待つのが嫌いな私たちは、30分以上待ちは避けて、まずは「スパイダーマン」。いきなり激しい動きのものでくらくら。次は「バックドラフト」こわがりの息子は、ずっと陰にかくれている。怖いのが続いたので優しいものをということで「アニメ・セレブレーション」。ウッドペッカーが楽しい。それから「バック・トゥー・ザ・フューチャー」へ。息子は楽しかったらしいが、私と夫は酔ってしまってふらふら。年を感じる。そのあとから、雨がパラパラ。「なに、すぐにやむさ」と軽く見て「ジュラシックパーク」にはいったのがいけなかった。船に乗る頃から、雨がザーザーぶりになったが、もう船に乗っているから進むしかない。びしょぬれになりながら滝くだり。無重力は体感したけれど、滝のしぶきでぬれたのか雨にぬれたのかは不明。船から下りてすぐにショップでTシャツを買いもとめて着替える。そのころには、通り雨はやみもうお日様がでていた。なんということ! 一度ホテルで着替えなおして、また再入場する。
「モンスターライブ」を見て(雨で全身冷えたせいか冷房がしみた~)、「ターミネーター」のアトラクションへ。案内係の女性のいやみな演技がとってもいい。。そのあと、いよい水辺でのネバーランドのナイトショー。8時からはじまるのだが、早い人は4時ぐらいから場所取りをしていた。私たちはそんな人たちを笑って見ていたのだが、このときになってはじめて、失敗したことに気づく。見る場所がないのだ。それでも、建物のわきからでた棚板に座る場所をみつけて見ていたが、ショーははるか遠くで行われている感じで、あまりおもしろくない。終わりがけに息子が突然「前のほうで見てくる」といってふらふらと人ごみをかきわけいく。ここで下手に追って迷うより待とうと考えていると、最後の花火が壮麗にあがり、思わず見とれた。終わったころ、息子はちゃんと帰ってきた。かわいそうに花火は見落としたらしい。ま、いまさらしかたないとなぐさめ、ホテルに帰る。

翌朝、わたしは4時半に目覚めてしまい、ひとりで読書をしながらバスタブで半身浴を楽しむ。家族は7時ごろおき、バイキングの朝食をたっぷりいただいた後、開園と同時に入場。まずは、前日いつも待ち時間が長かった「ET」へ。最後にETに名前を呼んでもらって息子は喜ぶ。「ジョーズ」の船旅を、愉快なガイドさんと楽しんだ後、わたしが絶対に見逃したくないといった「ウィケッド」のミュージカルへ。公演まで一時間あるというので、私が並び、夫と息子はどこかのお店で時間つぶしにしたのがいけなかった。列が急に動きはじめたのだ。会場に入るためではなく、列を蛇行させ動かしたためだったけれど、わたしはもう冷や冷やだった。その苦労のかいがあって真ん中の前から4列目で観劇できる。すばらしかった。息子は、ハッピーエンドではないと不満な様子だ。
そのあと、夫の期待の「ウォーターワールド」へ。全身びしょぬれになる席に息子が座りたいというので、そこへ夫と息子はすわり、そのすこし後ろにわたしはカッパを来て座る。これも、迫力あった。水と炎のショーで、俳優たちは一瞬の差で命を落としかけない危険な業を見せてくれた。通路でまた並んでいる人がいるのでなんだろうと思ったら、ハッピー・セレブレーション・セレモニーのパレード開始15分前だ。日差しがきつくてつらかったけれど、せっかくだから待って観ることに。キャラクターごとに車に乗ってきて、うたって踊り、いつの間にやらのせられて、ステップを踏んでいた。すこし休憩した後、最後は、いつも待ち時間が長かった「シュレック」へ。4Dということで、座席は動くは、はくしょくのしぶきはとんでくるわ。風もふくし、シャボン玉もとんできた。さあ、これで、ほとんどのアトラクションをまわったということで、お土産タイム。楽しみをまだずるずるひきずっていたい息子とわたしは、のーんびりと選ぶ。夫はなぜか急に協力的になって、わたしたちにアドバイスしてくれたり、よさそうなものを探してくれたり。おかしいなあと思ったら、すでに頭は会社に行っていて、明日にそなえて一刻も早く帰りたいのだとわかる。しふしぶ4時半に園にさよなら。
息子は、新幹線に乗る前に残ったお土産用のお小遣いで「少年ジャンプ」を買い満足した様子。途中でお好み焼きを食べて帰る。

ユニバーサル・スタジオは、当たり前のことなのだろうけれど、3Dメガネをかけての映像ものが多いというのが感想。けれど、ディズニーランドへ行って、愛知万博へ行って、その手のものに慣れてしまった今、わたしはあまり感激しなかった。それより、人間が演じるショーやトーク、本物の水や炎に、わたしは大いに感動した。
ユニバーサル・スタジオは、作り物を楽しむ世界だけれど、映像によるものは、いくらできたものでも、生にはかなわないと実感した。

さらに帰ってきてから、息子に旅行中いちばん楽しかったのは? ときくと、「アジを釣ったこと」。うーん、まいりました!!

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