朝の読み聞かせ

2023年7月13日 (木)

I南小学校 朝の読み聞かせ 2年2組 身近なことの知らないことを知る科学の絵本

三日連続最終日の今朝はI南小学校。
雷注意報がでていて、かなり不穏な天気。雷雨が来る前に、教室に行けた。

プログラム

 おはなし へびの食い合い 日本の昔話(『おはなしおばさんのきいてきいておはなし会』より)
 絵本 バナナのはなし 伊沢尚子文 及川賢治絵 福音館書店

雷が怖い子がいるということで、外から先生(担任ではなく全体的に見ていらっしゃる先生だろうか)が心配そうに教室をのぞいて「今日は大丈夫みたいです」とおっしゃってくれた。

でも、やっぱり大丈夫ではなかったみたい。おはなしがはじまってしばらくすると、ゴロゴロしだし、その子が耳を押さえている。そして、他の子どもたちが心配そうに、そちらをちらちら見ている。子どもたちはおはなしに集中できないかんじだった。それでも、中に数人、ヘビ通しが食いあい、頭だけになるのをたのしそうに聞いてくれていた。話が終わると、みんな、きょとん!
うーん、このおはなし2年生にはまだ無理だったかもしれない。

バナナのはなし』は、よく知っているバナナ。でも、育ちかたなど、知らないことがたくさん紹介されているのに、子どもたちは好く聞いてくれていた。雷はまだなっていて、あの子はずっと耳を押さえていたけれど。

お話が終わってから先生が感想を聞くと、「『バナナのはなし』は図鑑みたいでおもしろかった」、とか、「バナナのことがわかってよかった」といった発言がたくさんあった。朝まで、何を読もうか迷っていたので、ああ、この絵本を読んでよかったと思う。
身近なことの知らないことを知る。というのは、好奇心をよぶ。

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年2組 繰り返し同じ話を語ること

3日連続、2日目の昨日は、ホームの南K小学校。
再開したおはなし会にもなじんできたようで、子どもたちは床に座って待っていてくれた。

プログラム
 絵本 ジローとぼく 大島妙子作 偕成社
 おはなし ヤギとライオン トリニダード・トバコの昔話 『子どもに聞かせる世界の民話』より


とても静かなクラスで、きちんと座ってしっかり聞いてくれた。絵本の時は、わたしも絵本をみていて、子どもたちの反応があまりみえないので、静かなのはとても不安だ。笑っちゃう話の時は、とくに。

でも、「ヤギとライオン」で、私が歌を歌い出すと、隣の子と顔を合わせてくすくす笑ったり、「美味しい肉って何のことだかわかります?」と語ると、大きくうなずいたりしている。その後も、子ども達の目が笑って(このクラスはマスクの子が多かった)いるのがわかって、安心して語れた。
実はわたしは1フレーズ抜かして語ったのだが、クライマックスだったし、なくても話は十分伝わると思って、止まって戻ったりせずにそのまま語った。

文を抜かすのはよくないけれど(前にも「ほらふき長吉」で、同じようなことやらかしてた)、同じ話をなんでも繰り返しているとそういうこともあるし、あっ、間違えたと思っても、焦らずに語れる。これって、慣れでいい加減になったってこと? いやいや、話が自分の物になってきたと思いたい。

I西小学校朝の読み聞かせ 1年1組 エプロンシアター「もっとやってー」

今週は、なんと、火、水、木と連続してお話会があった。そのうち木曜日はダブル。
でもまあ、なんとかこなせて、今ほっとしている(そのせいか、とても眠い)

まずは火曜日。
隣市の図書館ボランティアとしてでかけた。
1年生の各クラスに入ってほしいという以来で、わたしは1年1組を担当した。

プログラム
 絵本 はぐ 佐々木マキ作 福音館書店
 エプロンシアター 3びきのやぎのガラガラドン


 

初めての学校なので、とても緊張した。でも、『はぐ』で、子どもたちが、登場人物?たちに声を上げ、「はぐ」と一緒に言ってくれたので、気持ちが落ち着いてきた。

エプロンシアターでは、絵本で知っているだろうと思ったが、以外に大勢の子が知らないような感じがして、少し驚いた。
子どもたちは、珍しさもあり、最初は、わいわい言っていた。ところが、小さいヤギ、中くらいのヤギがトロルをかわして、大きいヤギが闘う場面にきたころには、すっかりおとなしくなり、一心に見てくれた。物語にひきこまれているのを感じて、演じていて、満足感があった。
終わると、「もう、終わりー、もっとやってー」の声。これも嬉しかった。

反省としては『三びきのやぎのがらがらどん』の絵本を持って行かなかったこと。読んでもらったことがある子も、ない子も、また読んでほしい。

2023年7月 8日 (土)

H小学校朝の読み聞かせ 4年2組 おもてなしをありがとう!

昨日の朝は、H小学校へ。会議室で待っていると、クラスの代表2人で迎えに来てくれた。わたしは、一番はじめだったので、出入り口で、他のクラスの迎えに来た子を何人か見たのだけれど、どの子も緊張した面持ちだった。こうしたことも、子どもたちの経験なのだと思う。

クラスに行くと、黒板に歓迎のために私の名前と素敵なイラストがふくさん書いてあって、嬉しかった。

プログラム

 絵本 じぶんがみえない! 五味太郎作 福音館書店(かがくのとも2022.10)
 おはなし ヤギとライオン トニダード・トバコの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)


きちんと座って、とても静かに聞いてくれた。それは素敵だけれど、読み手語り手としては、その静けさは不安。面白くなかっただろうか?と思ってしまう。
でも、先生が感想を求めたら、「ヤギがライオンを追い出したのでびつくりした」とか、「ヤギは弱くても、ちゃんと考えてすごいと思った」などと、お話をわかってくれている声が聞けたので、少し安堵した。

帰りに黒板の絵のことなど、お礼を言えばよかったのに、そのまま帰ってきてしまったのを反省。会議室に戻ったとき、教頭先生にその気持ちを伝えておいた。語り手の私が、お話が伝わったか心配なように、場を準備してくれた子どもたちは、そのおもてなしの気持ちが通じたか、気になるよね。

2023年6月22日 (木)

I南小学校朝の読み聞かせ 5年2組 座席のままでは、伝わりにくい

今朝は、I南小学校の読み聞かせ。学年が一緒なので、昨日とまったく同じプログラムにした。

子どもたちは、座席に座っている。これでは、絵本の絵が見えないと思って、絵本の見える位置に、席ごと少し移動してもらった。

プログラム
 絵本 海は広いね、おじいちゃん 五味太郎作画 絵本館
 おはなし ヤギとライオン トリニダード・トバコの昔話 『子どもに聞かせる世界の民話』より


昨日は、前につめてすわっていたので、子どもたちみんながよく絵を見えたが、今日の子たちは、見にくい子もいたようだ。ああ、選書失敗!と思う。そのせいか、静かで、昨日のような手応えがあまりない。

でも、お話は大丈夫、なはずだが、いまひとつ子ども達の盛り上がりが欠けた感じもした。数人の子が、肝心なところで、「やぎ、どうなるの?」「ライオンを上手くこわがらせている」という顔をしてくれる。それを頼りに最後まで語った。

体操座りか、座席で座るか、クラスに寄ってまちまち。絵本は、そのところを十分考慮して選びたい。

南K小学校 朝の読み聞かせ 5年1組 しっかりきいてくれたときの満足館

 

昨日の朝のおはなし会。
子どもたちは、机を後にずって、前の方にすわっていてくれた。
少し横に広がりすぎていたので、少しつめてもらった。

プログラム
 絵本 海は広いね、おじいちゃん 五味太郎作画 絵本館
 おはなし ヤギとライオン トリニダード・トバコの昔話 『子どもに聞かせる世界の民話』より



「絵が見えないとおもしろくない絵本なので」というと、一生懸命見てくれた。言葉と裏腹にとんでもない出来事が起きているのに、驚きの声と笑い声が上がる。最後は、えっ?という感じ。でも、面白いと思ってくれたようだ。

お話は、トリニダード・トバコの位置を説明してから始めた。先生が一番前に座ってきいてくださったこともあって、とても緊張した。子どもたちは、私が突然歌い出すと驚いたようだ。ヤギがライオンをだますために歌うところでは、何人かの子が顔を見合わせて笑っている。最後のオチまで、しっかり聞いてもらえた。
出典本を見せると、興味を持ってくれたようで、嬉しい。

2023年6月 8日 (木)

I南小学校朝の読み聞かせ 6年4組 お話を知っている子がいてドギマギ

I南小学校の6年生の読み聞かせは、今年度は1組に続いて2回目。1組と同じプログラムにした。

プログラム
 絵本 まっくろ 高崎卓馬作 黒井健絵 講談社
 おはなし ほらふき長吉 (『したきりすずめ (日本の昔話 2)』福音館書店より)


まっくろ』は、やはり興味を持って聞いてくれた。読み終わると、「ああ、こわかった、どうなるかと思った」と、男の子の描くまっくろな絵を心配していたのを教えてくれた。

次の「ほらふき長吉」では、話を知っているらしい子がひとりいて、すぐに近くの子に話の筋を言おうとしている。わたしは、「あれ?もしかしたら、このクラスで話したことがあったっけ?」と気になり、ちょっと気もそぞろになった。で、ラストのところ、ちょっと端折ってしまった。故意にではなく、自然に。語りながらしまったと思った。でも、子どもたちはちゃんと話の筋を理解して、大笑いしているし、お話を知っている子も満足げだ。結果オーライ! 語りとして、こういう変更はいいかもしれない。

あとで、知っているアピールをしていた子がいうには、昨年の学級文庫の本のなかにあったらしい。それにしても、よく覚えている! すごいっ!

担任の先生は『まっくろ』は、子どもたちがそれぞれ感じるところがあったようなので、このあと、子どもたちと話してみます。と言ってくださった。こういうの、とてもうれしい!!

南K小学校 朝の読み聞かせ 3年1組 ともに楽しい時間が過ごせる嬉しさ

昨日の朝の読み聞かせ。
さわやかな天気で子どもたちもウキウキするのだろう。私が学校につくと、まだ池のあたりで遊んでいる子がいる。
今日はおはなし会だから、早く教室に入って!と声をかける。

元気な3年生たちで、チャイムがなっても、全員がなかなか席につかなかったけれど、おはなしをはじめると集中してくれた。

プログラム
 おはなし へびの食い合い 日本の昔話(『おはなしおばさんのきいてきいておはなし会』より)
 絵本 ひゃくにんのおとうさん 譚小勇・天野祐吉文 譚小勇絵 福音館書店


「へびの食い合い」は、へびとへびかけんかをして、お互いのしっぽに食いついて、たべていくという短い話。おおぼら話なので、まじめにとられてはこまるのだが、はじめのうち子どもたちはまじめに聞いていた。やっと中盤の「あむあむあむのあむあむあむ」と、いうあたありから笑い声があがったので、ほっとした。ラストのおちでは、全員がぽかんと、狐につままれたような顔をしたのが、おかしかった。

そのあとの『ひゃくにんのおとうさん』は、とてもよく聞いてくれた。なんでも百倍になって出る甕から、炎や洪水が出るところは、ページをめくるとどよめきがあがり、最後のお父さんでは、大笑いだった。

終わってから、最初に百いれたら百かける百で、いくつになるんだろう?という子がいて、私にはなかった発想に驚かされた。

この学年は、昨年度、どうもお話が伝わらなかったと悩まされた学年。大きくなったからか、コロナの制限から解放されたせいなのか。
とにかく、楽しい時間をすごせた。

2023年5月26日 (金)

南K小学校 朝の読み聞かせ 6年1組 笑いが起きてほっ!!

おととい5月24日の高学年朝の読み聞かせ。私は6年1組を担当した。担任の先生にお願いして、机を後ろにずらして前に座ってもらう。昨年までの習慣でずいぶん離れてすわって居るので、できるだけ絵本の見える場所に移動してもらった。

プログラム
 絵本 まっくろ 高崎拓馬作 黒井健絵 講談社
 おはなし ほらふき長吉(『したきりすずめ (日本の昔話 2)』福音館書店より)

このプログラムは4月にI南小でしたのと同じだ。
まっくろ 』は、学校が舞台になっていること、主人公の行動が不思議なことで、興味をもって聞いてくれた。はじめ、「おかしい」「変だ」とがやがや言っていた子もあったが、最後のページでは一瞬息を呑んだようだ。何かを感じてくれればと思う。

「ほらふき長吉」は子どもの前で語るのは2回目。前よりリラックスして語れた。子ども達もよく聞いていたし、3回目の繰り返しのところで、もうオチがわかって、笑い出した。担任の先生も笑っていた。
落語的な笑い話だけに、シーンとならなくて、ほんとよかった!!

とっても満足して終えられた。ありがとう。

2023年5月19日 (金)

I南小学校朝の読み聞かせ 支援クラス

昨日は、支援クラスでの読み聞かせ。5人の子がいて、横一列に並んで聞いてくれた。

プログラム
 でんしゃにのって とよたかずひこ作 アリス館
 ぞうのひめちゃん 椎名修監修 内山晟写真 ひさかたチャイルド


しろねこしろちゃん』も、準備していった。初めて出会うおばさん(わたしのこと)に、子どもたちが緊張しているように見えたので、楽しい『でんしゃにのって』を選んだ。

実はこの絵本に、わたしはちょっと苦手意識がある。だじゃれや、電車のなかでおきていることに、子どもたちが笑うことを期待してしまうのだが、時々、ずっと真面目な顔で聞かれたりするからだ。私の読み方がいけないのかもしれない。今回も、そんな感じがあった。

でも『ぞうのひめちゃん 』で、「うわっ、ぞうだ」と、ひとりの子が声をあげてくれたので、私のテンションも復活。子ゾウの鼻の長さや顔の大きさを、私の腕や顔と比べてもらったり、靴や歯を近くでみせたりして、楽しむことができた。

こうした少人数でのお話会は、じっくり行うことができていい。

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