朝の読み聞かせ

2024年2月23日 (金)

K小学校朝の読み聞かせ 5組さん 一人から笑いが広がる

昨日(2月22日)はダブルヘッダー。
朝はK小学校の読み聞かせの時間へ。

支援クラスの5組さんだ。
1年生から5年生まで10人程度の子が自分の机で聞いてくれた。
わたしとしては、床に座ってもらいたいところだが、それたと子どもたちが落ち着かないとのこと。
でも、人数が少ないので、机のままでも、こじんまりとして大丈夫だ。

プログラム
 絵本 しろねこしろちゃん 森佐智子文 MAYA MAXX絵 福音館書店
 おはなし きしむドア 『フランさんの語り3』より


しろねこしろちゃん 』は、静かに聞いていた。他のきょうだい子猫が黒くて自分だけ白い、疎外感の悲しみと、そこから救われて喜ぶ気持ちをくみ取って聞いてくれればと思う。

「きしむドア」もはじめのうちは真面目な顔で聞いていたが、ドアのきしむ音に一人が笑い出すと、他の子たちも笑い出し、繰り返すごとにドアの音だけでなく、おばあさんがつれてくる動物へと笑い声が広がり、最後はみんなで大笑いとなった。
一番前で聞いていた1年生の子は、おばあさんが電気を消すときの「パチン」という音が好きなようで、その部分に来る度に、期待に目が輝く。こんなところが面白いんだ、ツボは人それぞれなのだなと思った。

ところで、昨日(2月22日)は猫の日だったと後から知った。
たまたまだが、タイミングぴったりの選書だった。

2024年2月15日 (木)

I南小学校朝の読み聞かせ 3年3組 なかなか手強い「ババヤガーの鳥」

 どんより曇っているけれど、あたたかい朝。春眠暁を覚えずというが、少しばかり寝坊して、朝の片付けもそこそこに大急ぎで出かけた。

プログラム
 絵本 プアー 長新太文・絵 和田誠しあげ 福音館書店
 おはなし ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より)


プアー 』は、たいてい喜ばれるが、このクラスでも、ページを捲るごとに、驚きと期待の声が上がった。

 さて、おはなし。今日で、「ババヤガーの白い鳥」を語るのは3回目だ、いい加減にすらすらと語れるといいのだが、なかなか上手くいかない。なぜかなあ。
 子どもたちが席のまま教室中に広がっていると、声を張り上げてしまう。おそらく、そちらの方に脳のエネルギーがもっていかれ、練習では上手くいく語りも、つかえたり、言い間違えたりする、と勝手に分析している。

 よく聞いていた子と、途中で飽きてしまった子と半々ぐらいだったかと思う。
 先週3年生に語ったとき、私の語りはもっとボロボロだったが、子どもたちはもっと多くの子が真剣に聞いていた気がする。あのときは、絵本なしでお話だけした。
 もしかしたら、絵本があって、おもしがってもらえたけれど、その分お話に入れないこともあったかもしれない。

 とにもかくにも、もっとちゃんと語らなくては。

H小学校朝の読み聞かせ 5年2組 「ひばり」「福寿草」知ってる?

 おはなし会がつづき、記録が滞りがちになっている。

 先週の金曜日(2月9日)は、H小学校へ。会議室で待っているとクラスの子が迎えに来てくれて教室へ。下にすわっていてくれたが、横に広がっていたので、絵本を出して、見えるところに移動してもらった。

プログラム
 絵本 だって春だもん 小寺卓矢写真・文 ポプラ社
 おはなし クナウとひばり アイヌの昔話 (瀬田貞二再話 おはなしのろうそく20より)


 このプログラムは、昨年I南小学校の5年生にしたのと同じ。この季節、それも立春後の2月限定のプログラムで、今年度の初めに希望をきかれたとき、「2月に5年生で」とお願いしていたのだ。

 子どもたちは、とても静かに聞いてくれた。静かすぎてこわいぐらいで、私としては、集中して語れたけれど、子どもたちは、どんなふうに受けためたのか、心に残る物があったか、心配ではある。
 
 おはなしの後、子どもたちに「ひばり」や「福寿草」を知っているか尋ねてみたが、「知っている」と答えた子はいなかった。H小学校は、里山のあって田んぼがひろがる地域にあり、古くから住むいわゆる地元の子と、その近くに新しく(といってもここ30年ぐらい前からだが)できた住宅地の子が通う。地元の子は知っているだろうと思っていたが、誰も知らないのは意外だった。
 でも、おはなしから、興味を持ってくれる子が一人でもいたらと願う。

 

2024年2月 8日 (木)

南K小学校 朝の読み聞かせ 3年1組 子どもは「おはなし」を聞いている

 昨日2月7日(水)は地元の南K小学校へ。

 クラスに入るのか遅かったので、おはなしひとつにした。
 2日前に語って、子どもたちの気持ちを引きつけられたお話だ。

語ったおはなし
 ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より)


 3年生には幼なすぎるだろうか? いや、面白いはずだと思って持って行った。
 語り出すと、好く聞いている子と聞いていない子がいて、隣で担任の先生がなにやら作業をしている音がやたらと聞こえて、私はまったく集中出来なかった。
 とちゅうで、間違えて言い直したり、言葉を探したり。でも、後半のマーシャたちが逃げて行くところは、多くの子どもたちが真剣に聞き、私も調子に乗れた。
 ゆっくり語りすぎたのか、少し時間オーバーした。
 自分的には、あー、失敗!としょんぼりした。

 ところが、次の日の朝(つまり今日だが)、そのクラスの子に出会ったら、「昨日おはなしにきたね」と話しかけてくれた? 「おはなし、わかった?」と聞くと「わかったよ。やばいと思ったよ」と言ってくれたのだ。
 あんなボロボロの語りでも、子どもたちはちゃんときいて、わかってくれる。

「子どもは話をするおばさんの状態はどうでもよくて、「おはなし」を聞いている」と、ある人に教わったことがある。そうだ! 子どもはちゃんとおはなしを自分の頭の中に入れているのだ。かたっている自分のしくじりのあれこれを大げさに考えなくていいのだ。と思った。
 でも、上手く語るに越したことはない!

 

2024年2月 2日 (金)

K小学校朝の読み聞かせ 5年2組 「かしこいモリー」5年生の聞き方

K小学校での読み聞かせ。この学校は今年度初めてで、全学年に1回ずつはいるので、3~5年生、すべてに「かしこいモリー」を語ることにした。
今日は5年生。5年生はどんな聞き方をするか、楽しみにしていった。

語ったおはなし
 かしこいモリー イギリスの昔話(『子どもに語るイギリスの昔話』、『エパミナンダス』より)


とてもしっかり聞いていた。

初めの女の子が3人、親に捨てられてしまうところで、目を見張る子はいたけれど、それほど動揺した感じはしないのが、やはり5年生かなと思う。

髪の毛一本橋まで来れば大丈夫ということも、さすが5年生、2回目からちゃんとわかっている。

モリーが、「やってみます」といって、大男の家に戻る決心をするたびに、嬉しそうに顔を見合わせている子たちがいた。

モリーが大男をだます計略では、学年が下の子たちより早めに気がついて、面白がっていた。これもまた、さすが5年生だ。

こんなによく分かって聞いてくれているので、私もとても語りやすかったし、楽しかった。

よい時間をありがとう!

 

2024年1月18日 (木)

I南小学校朝の読み聞かせ 5年3組 同じプログラムでもまったく違う

引き続いて、今日はI南小の5年3組で。1学年上だけれど、プログラムは昨日とまったく同じだ。

とても静かだった。
このクラスでは、子どもたちが自分の席について聞くので、絵本も小さすぎて見にくかったかもしれない。

プログラム
 絵本 とっています 市原淳作 世界文化社
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話(『日本の昔話5』より)


「馬方やまんば」でも、前半、面白そうにしていて、初め、ひとりが笑い声を上げたのだが、その笑いも広がっていかなかった。
昨日のわいわい感が私の中に残っていたので、少しがっかりしてしまった。いけない、いけない。その時どきの様々な状況が重なって、その場の空気ができるのだから、それはそれでいいのだ。

でも、次回からはもう少し大きい絵本を持って行った方がいいと反省している。

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年1組 おはなしをわいわい楽しむ

今週はおはなし会続きで、1週間に4回と重なってしまった。
でも、コロナ禍はまったくできなかったことや、いまだって、明日は何があるかわからないことを思えば、こうして毎日のようにでかけて、子どもたちから元気をもらえるのは、贅沢なことだ。

さて、昨日1月17日(水)は、地域の小学校での朝の読み聞かせ。この冬一番に冷え込んだ朝で、学校につくと、始業時間間近なのに、ランドセルをしょったままの子どもたちが池のまわりに集まって、氷をわったり、つかんだりしている。見る根だけで寒そう、ブルルルル
「教室にはいる時間だよ! 今日は読み聞かせがあるから、早く入って!」と声をかけた。

私の担当は4年1組。
教室に入ると、「あ、外にいた人(校庭の池で「教室に入れ」といった人ということ)だ!」と迎え入れてくれた。

プログラム
 絵本 とっています 市原淳作 世界文化社
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話(『日本の昔話5』より)


元気のいいクラスだった。

とっています』では、ページを捲る毎に笑いがおこり、口々に感想を言ってくれる。「行事、なにやっているんだ!」といった突っ込みも忘れない。裏表紙で、勝敗まで、しっかり見てくれた。

その勢いのまま、おはなしに進んだ。子どもたちは、「ぶん投げて」とか「わらわら」といった、普段はあまり使わない言葉が面白いようだ。わいわいいいながらも、馬方が馬の脚を切っていくところなど、ちゃんと想像して楽しんでいる。私も楽しく語っていた。

ところが、馬方が山姥の家に入ってから、一転。急にしんとした(このタイミングで校長先生がいらしたので、それもあったかも)。わたしは、突然の変化に驚いてしまって、調子をくずし、それでもまあ、なんとか大過なく最後まで語り終えた。

今回は、聞き手といっしょに楽しんで語ることができたように思う。
また、こんな雰囲気がつくりたい。

 

2024年1月15日 (月)

K小学校朝の読み聞かせ 6年1組 完璧でなくていい

今年は、昨年末から家族がインフルエンザになってしまい、我が家では1週間遅れで年が始まった。

さて、今年初めてのおはなし会は1月12日先週の金曜日。インフルエンザ感染を免れた私は、語りに行けることが、とてもありがたく感じられた。

語ったおはなしは1つ。

 ルンペルシュティルツヘン グリムの昔話 (『子どもに語るグリムの昔話1』『ヴァイノと白鳥ひめ』より)


 とても楽しみにまっていたような雰囲気でむかえ入れてくれた。
 わたしも、何だが心が和んで、リラックスしてはじめた。
 でも、リラックスしすぎ! しょてっぱつから「金をつむいでわらにいたします」と、反対のことをいっていまった。すぐに「あ、ごめんなさい。わらをつむいで金にいたします」と、言い換えた。
 そのあとは、しっかり集中して語れて、子どもたちもしっかり聞いてくれた。わらを紡いで金にするという表現は、このお話で何度もでてくるので、最初の間違えはちゃんと払拭できたと思う。

 語り終えると、このお話ではよくあることなのだが、しーん! とした。ちょっと間を置いて「おしまい」というと、ようやく、拍手してくれた。先生も、呆気にとられていたようで、「最後、びっくりしました」とおっしゃった。

 出典本を紹介するあいだ、私は、中のちらしを落とすやら、はずしていたマスクをおとすやら、しくじりほうだいだったが、まあ、こういうどんくさいおばさんがいても、いいかなと思う。

2023年12月15日 (金)

I南小学校朝の読み聞かせ 5年4組 素敵な語り納め

続いて昨日(12月14日)はI南小学校で朝の読み聞かせ。
5年生だけれど、前日の南K小学校4年生と同じプログラムにした。


プログラム
 絵本 これなーんだ? のむらさやか文 ムラタ有子絵 こどものとも0.1.2. 2006.01 福音館書店
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話 (『日本の昔話5』より)




このクラスでも、『これなーんだ?』で、それぞれが答えを考えて発言して、楽しんでくれた。昨日より、正解率が高い。

「馬方やまんば」では、前日の反省を元に「馬方」の説明をしてから語った。
子どもたちの反応はやはり、前日と似ている前半で笑い、後半で真剣になる。わたしも、前日よりずっと集中して語れて、満足感が高く嬉しかった。

終わってから子どもの感想で、「馬方やまんば」のあらすじをいって、すごくおもしろかったと言ってくれて、私はますますいい気分になった。

今年の語りおさめ、とてもいい物になった。ありがとう。

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年2組 馬方やまんば いまの子どもたちになじみのない言葉がたくさん

おととい(12月13日)の朝の読み聞かせ。
このクラスは今年度2回目だ。

プログラム
 絵本 これなーんだ? のむらさやか文 ムラタ有子絵 こどものとも0.1.2. 2006.01 福音館書店
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話 (『日本の昔話5』より)


『これなーんだ?』は、赤ちゃん絵本なのだけれど、発想が面白くて、むしろ大きい子、ーや大人の方が楽しめる。一人の子が答えてくれたのをきっかけに、たくさんの子が考えて、答えを言ってくれた。クラスがとてもいい雰囲気だ。

「馬方やまんば」も前半の山姥が追いかけてきて、馬方が馬の足を切ってにげる、シュールな場面を笑いながら聞き、後半の馬方が山姥を上手く懲らしめる部分は、真剣な顔で聞いていた。

 このお話では、背あぶり、天井の梁、屋根の茅、からと(唐櫃)といったいまの子たちには想像のしにくい言葉が出てくる。
背あぶりは、いままでも「背中を火に向けて」と説明してきた。
でも今回はもう2カ所説明を加えた。

テキストでは、山姥が「石のからと(箱)にはいって寝ようか」という。だが、セリフの中で箱と説明するのはなんか違うので箱とは言わずにいた。今回は、からとという言葉をセリフでたくさん言った後ではあるが、地の文で「木のからと、木の箱に入って寝ました」と説明してみた。
また、「茅をストローみたいにして」という言葉もはじめて入れてみた。日本の昔話にストローという言葉ばなじまないかもしれないが、いま語る昔話なのだから、いまの言葉で説明してもおかしくない。
これで、子どもたちの理解が進んだがどうかは、不明だが。

私の反省点は、実はいまひとつ集中が足りなかったこと。そして語る前に「馬方」の説明するのを忘れたこと。なんてことだ。

でも、子どもたちがよく聞いてくれたので、まあよしとしよう。
 

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