K小学校朝の読み聞かせ 3年1組 かしこい森?!
今日金曜日(12/13)は、K小学校へ。
3年生は2組に続いて2回目。1組も2組と同じ話にした。
ところが、教室にはいると「この前の人だ」という子がいて、担任の先生も今年2回目です。とおっしゃるので、前と同じクラスに入ったのかと驚いてしまった。
でも、「かしこいモリー」って聞いた?と子どもたちに聞くと、みなハテナ顔だったので、大丈夫と思ってはじめた。どうやら、前回他の人が語ったので、その人と混同しているらしい。
語ったおはなし
かしこいモリー イギリスの昔話(『子どもに語るイギリスの昔話』、『エパミナンダス』より)
語りの前に、担任の先生もふくめて、わちゃわちゃ話したせいか、子どもたちとなんか仲良くなれて、いい感じで語りはじめた。
この話の語りは、年月も回数も重ねている。
それで油断しての直前の練習不足はよくない。
とくに初めのうち、思いも寄らぬ言葉がぬけたり、まちがえたりした。
でも、そこから自分の言葉で修正できたのは自分を褒めたい。きっと語り慣れたお話だからこそ、内容に沿って話すことができると思う。
子どもたちの何人かはとくに真剣に聞いていた。その子たちが、モリーの活躍にともない嬉しそうに目を輝かせるのが感じられた。
大男がモリーのいうなりに木をまるごとひっこぬいて帰ってくる場面では、笑いがおきた。こんな反応は初めてで、楽しく聞いてくれているのがわかる。
今日は緊張して胸がどきどきすることもほとんどなくて、語りながら、ああー楽しいと思った。
お話がおわり、本を2冊紹介すると、子どもたちが寄ってきて、本を見始めた。文字を見て「ええっ? モリーって森だと思った」と言った子がいて、びっくりした。
確かに、外国の人の名前になじまない子どもたちは、モリーといえば、森さんだったのかもしれない。
『エパミナンダス 』は、この学校の図書館にあると聞いている。これを機会に読書に向かってくれるといい。