K小学校朝の読み聞かせ 1年2組 3パートで展開する「ホットケーキ」
やっと秋らしくなったけれど、今日は夏日の予定。でも朝のうちは涼しくて助かる。
K小学校の1年生。
この子たちは1年生だけれど、幼稚園や保育園、学童などで出会っている子も多く、わたしの顔を見ると、「ああー、前にお話してくれた人だ」と人なつっこい笑顔を向けてくれた。
語ったお話はひとつ
ホットケーキ ノルウェーの昔話(『ホットケーキ 愛蔵版 おはなしのろうそく 9』より)
はじめての子もいるので、ストーリーテリングの説明をしてからはじめた。
なんだか、とても期待しているようす。
「7人の子ども」に驚き、「年取ったお父さん」に笑いが起きる。
ホットケーキが逃げて行くところまでは、子どもたちに気持ちを寄せて聞いているようだった。
ホットケーキがいろいろな人や動物にあっていくところでは、おはなしの視点ががらっと変わるので、子どもたちはついていけないようで、「いったいなんだろう?」というように、真面目な顔で聞いていた。
おじさん、メンドリ、オンドリと出会い、アヒルに出会ったところで、ようやく、積み立てと呼び方がおもしろいと気づいたようだ。笑いが少しずつ広がっていった。
そしてブタでそのおもしろさが続くかと思いきや、話がまた転換する。
今度は、子どもたちはすぐについてきた。
勘のいい子はもう「食べられちゃう」と心配している。
ラストは「ああっ」という感じだった。
「ホットケーキ」は、ときには子どもたちが笑い転げて、お話を続けるのも難しいこともある。それを期待しがちだが、今日のように、笑いは穏やかだけれど、ストーリーを楽しんでくれるのもいいと思った。
展開を意識して練習し、また機会があれば語りたいと思う。

