南K小学校 朝の読み聞かせ 5年2組 楽しんでくれただろうか
水曜日(6月25日)は、学区の小学校へ。
5年生は3階で、すでに子どもたちは床に座って待っていてくれて、急いで教室に入った。ちょっぴり息が弾んでいる。
気持ちが焦っていたせいだろうか、いつもなら子どもが床に座っているときは自分は椅子に座るのだが、立ったままではじめた。
絵本を見せて、見えるところに座ってねと声をかけると、明らかに見えるはずの子が「見えなーい」としつこく言うので、「おばさんからみんなの顔が見えるから見えます」といいきってはじめた。
プログラム
絵本 ぼくがここに まど・みちお詩 きたむらさとし絵 理論社
おはなし 小石投げの名人タオ・カム ラオスの昔話(『子どもに語るアジアの昔話2』より)
タイトル『ぼくがここに 』を読み上げるとつかさず「いない」とふざけて続ける子がいる。これはおふざけムードに入ってしまったなあと心配した。
ところが、詩を読み始めた途端、しんと静まりかえった。言葉がどこまで子どもたちの中に入っていったのかは、正直わからない。
でも、この切り替えのよさと集中力に驚いた。
ただ、おはなしの方は、タオ・カムが石を飛ばして遊ぶところまでは、よく聞いているようだったが、そのあとは、あまりしっかり聞いている感触を得られないままに終わってしまった。
後半の大臣の口の中に土の粒を命中させるところも、子どもたちは乗ってこない。
退屈そうな顔の子もいる。
言葉からストーリーを想像できないのか、それとも話自体がつまらないのか。
ただ、ちゃんとわかって聞いてくれた子も何人かいると信じている。
先日の大人向けのお話会とか、何年か前に語ってとても楽しんでくれたときの記憶があり、どうしても、それて比べてしまう。
どうか、楽しんでくれた子がいますように。
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