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2025年5月

2025年5月26日 (月)

南K小学校 朝の読み聞かせ 6年1組 修学旅行に奈良へ行くから、かも取り権兵衛

先週の水曜日(5/21)の朝の読み聞かせの記録を書くのを忘れていた!!

担当は6年1組。
椅子を並べて座ってまってくれていた。

プログラム
 絵本 よあけ ユリー・シルヴィッツ作 瀬田貞二訳 福音館書店
 おはなし かも取り権兵衛 日本の昔話 (『日本の昔話2 したきりすずめ』より)


よあけ 』は、よい絵本でいつか読みたいと思いながらも、この世界観をどこまで伝えられるか自信がなくて、ずっとためらってきたまだが、今回、挑戦してみた。
はじめのうち子どもたちは、ふざけたい気持ちも多かったようで、しんとした空気にはならず、少し残念な感じだった。それどもラストの夜明けの瞬間には、はっと息をのんだように絵を見つめていた。

あとで、仲間と、この絵本はもう小さな集まりのしんとした雰囲気のなかがいいと話し合った。
いきなり絵本を読まずにしんとした空気をつくることま大切だろう。

次の「かも取り権兵衛」は、春休みに覚えたほやほや。

6年生は修学旅行で、奈良、京都に行くので奈良の大仏さまがでてくるこのお話を語りたいとずっと思っていたのだ。

こちらは、子どもたちの反応は上々だった。権兵衛が極端に上に行ったり、下にいったりするのを、笑い声を上げたり、手でその上下動をやってみたりして楽しんでいる。
調子に乗って語れた。

ただ、今年度初の高学年の読み聞かせということもあり、校長先生、教頭先生が見学にいらっしゃっていて、かなり緊張。さらに、この日は5月なのに急に暑くなった日で、顔が上気し、後半、焦って言い間違えたりした。

緊張しいは、もともとの性格だから仕方ないけれど、いい年なんだから、もう少し自意識押さえたい。

2025年5月20日 (火)

I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 お父さんお母さんか楽しんでくれれば

先週の土曜日(5/17)は、I市立図書館でストーリーテリングのお話会だった。
雨降りで、開始の1時間程前にはずいぶん激しく降ったので、図書館に人は少なめ。それでね小ぶりになって、少しずつやってきた親子に声をかけて、3組の親子に、お部屋に入ってもらえた。

女の子ばかり3人で、4歳さんふたりと6歳さん一人だった。

プログラム
 ひとり、ふたり、さんにんのこども  松岡享子作 『おはなしのろうそく26』より 
 ババヤガーの白い鳥 ロシアの昔話(『ロシアの昔話』より)
 おはなし ついでにペロリ デンマークの昔話 『ついでにペロリ (愛蔵版おはなしのろうそく)』より



わたしは、一番バッター。「ひとり、ふたり、さんにんのこども」を語った。前日に2園の年長さんに語っていたので、気持ちの余裕をもって語れた。ちょうど、部屋にしたのが、さんにんの子どもだったので、「ひとり、ふたり、さんにん」のところを一人一人の顔を見ながら言ってみた。
でも、この3人は知らないどおしで、ばらばらの位置にすわっている。そのため園でのときのようなダイレクトな反応はないが、こちらを見てしっかり聞いてくれた。

「ババヤガーの白い鳥」は、4歳さんには少し難しいところもあるだろうが、ちゃんと聞いていた。とくに6歳さんはじっとして聞いている。お話が伝わったんじゃないかと思う。

ラストの「ついでにペロリ」になると、ちょっと疲れて来たようだ。でも、その分、お父さんお母さんが楽しんでくれたようだ。

お話が終わってから、お父さんが出典本に興味を持ち、『ついでにペロリ (愛蔵版おはなしのろうそく) 』を借りていってくださった。
親がおはなしを好きになって、子どもたちに伝わる。

2025年5月16日 (金)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 1回目 元気のいい子たち、よろしくね。

本日の3つめの用事はD保育園のお話会。

実は2つめの用事は、帯状疱疹のあと通ってきたペイン・クリニックで、今日は卒業日。思えば、はじめの兆候があったのは、D保育園に来た1月の日で、脇腹あたりがかゆくてたまらなかった。始まりと終わりが同じD保育園のお話会の日だったなんて、ただの偶然だけれど感慨深い。

さて、D保育園。今年の年長さんはも昨年よりももっと元気です。と先生にいわれて、
ええっ!? あの元気な年長さんよりも?と思ったのだが

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ひとり、ふたり、さんにんのこども 松岡享子作 『おはなしのろうそく26』より
 手遊び ミミズの体操 *
 おはなし ついでにペロリ デンマークの昔話 『ついでにペロリ (愛蔵版おはなしのろうそく)』より
 おしまいのうた ろうそくぱっ


わたしは今朝語ったのと同じ「ひとり、ふたり、さんにんのこども」を語った。
「ひとり、ふたり、さんにん」というと、続けて「よにん、ごにん」と数える子がいる。でも、そこは、申し訳ないけれど知らないふりで続けると、だんだん話の流れがわかってきたようで、ほとんどの子が一生懸命聞いているのがわかった。
3番目の門があいていると、にっこりしたり、チューリップが咲いていると「チューリップ好き」と言ったり。とにかく思い描きながら聞いていてくれるのがわかった。

外国籍で、日本語が得意ではない子は、「ひとり、ふたり、さんにん」や「ひとつ、ふたつ、みっつ」といった、数える言葉を楽しんでくれたようだ。

「ついでにペロリ」も、しっかり聞いていた。語り手によると、前の方の子たちは、真面目な顔をしてとても集中していたという。つぎつぎネコがペロリと食べていくのを、頭の中で必死で追いかけていたのだろうか。
おばあさんが、ねこのおなかから出てくると「ありがとう」と最後の挨拶を言いかけた子がいて、驚いた。そこでは、まだお話の言葉はワンフレーズ残っているけれど、おはなしは決着がもうついている。それをちゃんと理解しているのだ。

今年度の年長さん、おはなしにはいってきてくれやすいかもしれない。
楽しみだ。

K市立図書分館 ひよこちゃんのおはなし会 母子のふれあいで笑顔!

昨日(5/15)はダブルヘッダーで、一度家に帰ってから、やりかけの家事の続きをして、K市立図書分館へ。

図書館はまた、子どもの姿はだれもいなーい。どうぞ、誰か来てくれますように、と思っていたら、時刻を過ぎてからR歳ちゃん(3歳)の母子がふらりと図書館にやってきた。
はじめたあとで、よく来てくれるNちゃん(もうすぐ2歳)がやってきた。Nちゃんは、なにか自分のやりたい事があるようで、なかなか絵本の方を見てくれない。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 おかあさん 中村徹文 せべまさゆき絵 佼成出版社
 絵本 おんぶーぶー 矢野アケミ作 童心社
 絵本 いっぽんばしこちょこちょ とよたかずひこ作 世界文化社
 わらべうた じーじーばー *
       にぎりぱっちりたてよこひよこ *
 絵本 パッポー 北村人 ポプラ社 *
 大型絵本 やさいさん tuperatupera 学研プラス
 紙芝居 ぴったんこってきもちいいね 田村忠夫脚本 土田義春絵 童心社
 紙芝居 なでなでなで 竹与井かこ作・絵 教育画劇
 わらべうた さよならあんころもち


Rちゃんは、お話会ははじめてなのだろう。慣れなくてお母さんにぴったりくっついて、時々は背中に回って、のぞいて見たりする。
とくに『おんぶーぶー』では、絵本と同じようにおんぶする形になっていた。
お母さんはいつも穏やかに話しかけて、だんだん場になれていったみたいだ。

いっぽんばしこちょこちょ 』では、RちゃんもNちゃんも、くすぐりっこで大喜び。とても嬉しそうな顔を見せてくれた。

わらべうたでは、はじめNちゃんはぜんぜん関心をしめさなかったのだが、布を配ると、自分でじーじーばーをやり始めた。覚えている?それとも、家でもやってくれているのだろうか。
「にぎりぱっちり」では、Rちゃんが自分で布を小さくすることができた。

大型絵本『やさいさん 』では、まだなにが抜けるかわからないのだけれど、「すっぽーん」と抜けるところをジャンプしたり。腕をあげたりして楽しめた。

紙芝居『ぴったんこってきもちいいね 』では、Rちゃんが本当に嬉しそうにお母さんとぴったんこしていた。

小さな子たちは、ふれあい遊びが、とっても嬉しいのだと思う。

子どもたちの笑顔を見ると、私たちも嬉しくなる。
また、ぜひ来てください。

2025年5月15日 (木)

I南小学校の朝の読み聞かせ 6年1組 笑い話で笑ってもらえない恐怖

昨日、子どもたちの反応がよかったので、気をよくしてI南小学校へ。
この学校は、10分以内に終わらせてくれということなので、とくに高学年では、おはなしを選ぶのが難しい。

しかたなく(といってはよくないが)、7分ぐらいで終わる笑い話と本の短い絵本にした。

プログラム
 絵本 バナナです 川端誠作 文化出版局
 おはなし スヌークスさん一家 ウィリアムズ作 (『エパミナンダス』より)  


バナナです 』は、絵本をだすと、見てくれたものの、そのあとの反応は「無」だった。なんだか、けだるそうにため息をついている感じの子もいる。
やはり、6年生には幼稚すぎたのか?

でも、「スヌークスさん一家」は大丈夫、面白がってくれるだろうと、語りはじめた。「下唇を上唇にかぶせるという最初のところで真似をする子やにこにこする子が何人もいたので、よしよしと思って語っていたのだが、あれ、だんだん反応が薄くなり、けだるさがもどってきて、とうとうまた「無」になってしまい、最後まで続いてしまった。

これには、まいった。なにしろ、ひとりで馬鹿なおはなしを続けているわけだから。
ううーーーん。みの静けさは何なんだろう。

とりあえず、時間は終わり、挨拶して帰ってきたけれど、なにか他のおはなしを探さなきゃと思う。

他のクラスでは『もじかけえほん かな? 』を読んだら、すごく興味を持って考えてくれたとのこと。やはり、そうした頭を使うものを、もっていかないといけないな。

 

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年2組 4年生にぴったり「ヤギとライオン」

昨日は、今年度初めての小学校の朝の読み聞かせ。
4月はお休みで1ヶ月飛ばしになったからだろうか、今年度はじめてだからだろうか、なぜか、ものすごーく緊張していた。

担任の先生がにこやかに迎え入れてくださり、子どもたちも椅子を並べてすわり、ぴしっとした姿勢で、でも穏やかな表情を向けてくれた。

プログラム
 絵本 バナナのはなし 伊沢尚子文 及川賢治絵 福音館書店
 おはなし ヤギとライオン トリニダード島の昔話 (『子どもに聞かせる世界の民話』より)


バナナのはなし 』は、大人でも知らないバナナの生育のことが描かれていてとても興味深い。子どもたちは静かによーく聞いてくれた。
こうして聞いてくれるととても安心する。

そしておはなし。
私がいきなりライオンの歌を歌い出すと、にやにやと笑い顔になった。でも、「おいしい肉のおいで待つさ」で真面目な顔になり、「おいしい肉ってだれのことだかわかります?」と尋ねると、多くの子が「うん」と大きく頷いてくれた。
今まで語ってきたとき、たいていは「わかる」とか「やぎ」とかだったので、思いがけない素直な反応にドキッとしてしまい、緊張が高まって胸がどきどきしてしまった。

でも、語り慣れたおはなしだし、また、この緊張感がライオンとヤギの緊張感をつくれたようだ。子どもたちはヤギの歌に大笑いしながらも、ライオンの反応をしっかりきき、最後のオチもしっかり理解して笑ってくれた。今まで、最後のところで子どもたちがポカンとしてしまうこともあったので、とても理解してもらえたと嬉しかった。

お礼の挨拶をすると、先生が「おもしろかったねー」と声掛けしてくださり、子どもたちも「うもしろかった!」と口々にいってくれて、またまた天にも昇るような嬉しさだった。

教室を出るとき、先生から「4年生にぴったりのおはなしでありがとうございます!」といってもらえた。
これまた嬉しいお言葉。でも、子どもたちがあんなに聞いてくれたのは、やっぱり先生の存在が大きい。

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