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2025年3月 6日 (木)

南K小学校 朝の読み聞かせ 3年1組 今年度最後の「ホレおばさん」

 昨日の朝は南K小学校の今年度最後の朝の読み聞かせ。
 遅くやってきて、長引いた冬も、ようやく終わりが見えたようで、最近にしては暖かい朝だった。
 今年度はさすがに雪の降る日はもうないだろうが、わたしとしては、前回「もうあとあとちょっと」と悔やんだので、どうしてももう一回語っておきたくて、「ホレおばさん」を語ることにした。

語ったおはなし
 ホレおばさん グリムの昔話(『子ともに語るグリムの昔話1』『赤鬼エティン おはなしのろうそく愛蔵版8』より)


 教室に入って、「グリムの昔話」です、というと、「本物?」と聞く子がいた。なんのことを尋ねているのかよくわからなかったので、「本物です」と答えてはじめた。

やはり、働き者の娘と怠け者の娘がして、おっかさんは怠け者のほうをかわいがっている。という最初のところで、子どもたちの何人かが「えっ?」という顔をして、物語に入ってくる。
 そこからは、娘とともに不思議な世界を体験出来るようだ。真剣にこちらを見ている顔からそううかがえる。

 ただ、入れない子もやはりいて、その子たちは、ずっと退屈そうなのだ。この物語では、井戸に飛び込むところ(でもすぐに大丈夫とわかる)以外は、命の危険にさらされることはないので、話が単調に思えるノだろう

 こうした反応の違いは、その子その子の個性だろう。きょうだいや友だちの間で比べられて、理不尽な思いを経験している子には、この物語はなにかしら心に残る物があるのではないか思う。

 私の語りは、とりあえずはまとめられたと思う。後半に遅れてきた子が大声で歌を歌って教室に入ってきたときも、動じずに語りをつなげることも出来て、先生の少しの動きで集中できなくなった前回よりよかった。

 来年度も引き続き語ったみよう。

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