K市立図書分館 ひよこちゃんのおはなし会 幅ひろーい年齢では
春分の日の今日は、日が差して、ようやく春が来そうな気配だ。
祝日とあって、小学生の子が来館していて、お話会に参加してくれた。小2の子ふたり、5歳さんひとり、2歳さんふたり。1歳さんひとりの子ども6名とお母さんがたの4名だった。。
大きい子が3人前に陣取り、ひよこちゃんたちは後の方へ座ってしまった。さらに、2歳さんのふたりはちょうど、自分の気の吹くままに動く時期で、読み聞かせから注意がそれてしまっていた。
0-3歳向けに絵本や紙芝居、わらべうたを想定していた私たちは、少し慌てながらも、違う日につかうために借りていた本や、館の書棚の本を使って、なんとか楽しんでもらえたと思う。
プログラム
わらべうた くまさんくまさん *
お茶を飲みに来てください *
絵本 かくかくしかく 得田之久文 織茂恭子絵 童心社
絵本 はるかぜさんぽ えがらしみちこ作 講談社
わらべうた ずくぼんじょ *
絵本 サンドイッチサンドイッチ 小西英子作 福音館書店 *
手遊び たまごをぽんとわりまして *
絵本 ひよこさん 征矢清文 林明子絵 福音館書店 *
紙芝居 かわるよかわるよ 小林桂子作絵 教育画劇
紙芝居 ひよことねこ 重松彌佐脚本 村田エミコ画 童心社 *
わらべうた さよならあんころもち
導入はいつもと同じようにくまさん人形を使って。おもしろかったのは、小学生の子も、くまさん人形で歌いながら近くにいくと、こはずかしそうな顔をしたこと。一番喜んでくれたのは2歳の男の子。「うわーい」と声をあげてくれた。
さて絵本では、『かくかくしかく 』では四角でなにができるかをお母さんといっしょに考えてくれた。
『サンドイッチサンドイッチ 』では、「チーズとマヨネーズはお母さんがきらい」「パンの耳は○○ちゃんがきらい」と言いながらも、みんなで、楽しくサンドイッチをつくって食べることができた。
ゆで卵がでてきたので「たまごをぽんとわりまして」の手遊びをやってみた。最後のホットケーキでは、バター、蜂蜜、チョコレートクリーム、それからなんと黒蜜、アイスクリームをつけて、みんなで食べた。
紙芝居『かわるよかわるよ 』は、仕掛け紙芝居。赤いまるからなににかわるか、黄色い三角からなににかわるか、かなり難しかった。
最後は大きい子たちが満足できるように『ひよことねこ 』を読んだ。ひよこのかわいらしさとまぬけさ、そして起きる恐怖の体験と思わぬ出来事を楽しんでもらえたと思う。
ただ、最後の方で、私が大声で読んだせいか、他になにかあったせいか、わからないけれど、2歳さんが泣き出してしまった。
小さな子と大きな子、幅ひろーい年齢のおはなし会では、子どもたちの様子を見て臨機応変が大切。そのために、いろんなポケットを持っていられるように、日々研鑽を重ねていこう。

