I南小学校の朝の読み聞かせ 4年3組 行事のあるとき
昨日のI南小、朝の読み聞かせ。
4年生は、その日、校外研修をすることになっているので、8:35までには終わらせるように、とお世話係さんから連絡が来た。
読み聞かせの始まりは8:25なので、持ち時間は10分以内。ほぼ9分で語れる「マメ子と魔物」と、予備として7-8分の「スヌークスさん一家」を準備していた。
早く教室に入れてもらえば、それだけ余裕を持って語れると思い、早めに教室にいった。
子どもたちはすでに、帽子をかぶり、机にリュックを置いて、出発の準備万端で、担任の先生が注意点を話している。先生のお話が長くなると、それだけ私の持ち時間は減っていくわけで、私は、はらはらして待っていた。
話が終わり、「リュックは机の横において」と先生の指示が聞こえ、8:23ぐらいに「どうぞ、お入りください」と入れてくださった。
と、「帽子は脱がせてください」と、外にいた先生から担任の先生への指示があり、「帽子を脱いで」となって、ようやく始めることができた。
時計を見ると、ちょうど25分になるくらい。
語ったのおはなしは、
マメ子と魔物 イランの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)
25分まで語っていいはずだけれど、この感じだと、一刻も早く出発したいはず。と、ものすごく焦った。
タイトルも「マメ子と魔物」と急いで言ったら、魔物が「まみょの」みたいになってしまって、「まもの」と言い直すだけではじめてしまった。いつもより、ハイテンポで語る。
おはなしの半分ちょっと行ったところで、隣のクラスが終了して拍手が聞こえ、さらに、リュック姿の隣のクラス子たちが廊下を歩いて行く。
ますます、焦った!!
おまけに、昨日の朝は急に冷え込み、教室は冷え冷え。私も油断して防寒対策が足りず、緊張と凍えから、身体が震えそうだった。そのせいか途中で息が切れてしまい、ラストの方は、いつもより声がでなかった。
それでも、助かったのは、おはなしの中に入っている様子の子どもたちが何人かいたこと。
マメ子が上手く魔物をのせると、嬉しそうに笑ったり、マメ子がみつかると「えっ!」と声をあげたり。
なんとか終了して、時計を見ると34分位。ほっとした。
いつもは出典本を紹介するところ、やめて、さっさと挨拶して教室をでた。
まあ、なんとかなったけれど、自分としては、満足のいく語りではなかった。
なにか行事があるときの読み聞かせは、思い切ってなしにして欲しいと思う。
そして、今後の私への戒めは、万全の環境を自分に作ること。
寒いときは、カイロをいくついれても、どんなに厚着をしても、きちんと語れる体調でいること。
厳しい時間制限があるときは、持ち時間の半分くらいの予定にしておくこと。
とにかく、ゆったりが大切だ!