K小学校朝の読み聞かせ 2年3組 隣のクラスが気になる
昨日はK小学校で2年生におはなしをした。
おはなしは、6月に1年生にしたのと同じおはなしだ。
手遊びは秋なので、虫かごにしてみた。
プログラム
手遊び 虫かご わらべうた
おはなし ホットケーキ ノルウェーの昔話(『ホットケーキ 愛蔵版 おはなしのろうそく 9』より)
2年生ってまだまだ、かわいらしいなあと思った。
「おばさんがリラックスしたいから手遊びさせてね」というと、にこにこと嬉しそうにやってくれた。やりながら、隣の子と目を合わせて、照れたようにくすくす笑うのもかわいらしい。
そして、おはなし。
期待の目をむけて聞いてくれた。
最初はゆっくりと語った。7人の子どもたちがお母さんを順番に褒めていくところでは、笑い声が起きた。
ひとり後の方に離れて座ってきた子も、いつの間にか前にでてきている。
まずまずの滑り出し。
ところが……
隣のクラスで大爆笑が起きてから、私の気がそれてしまった。
というのも、隣のクラスも同じ話を語っており、たぶん私より少し先を語っていた。
隣は隣。自分の話に集中すればいいのに、ついつい「えっ、となりはあんなに盛り上がっている、こっちのクラスがシーンとしていたら、どうしよう!!」と焦ってしまったのだ。そうしているうちにまた大爆笑が聞こえて、また、焦る。
そんなふうにフワフワと語っているうちに、前と同じ言葉を言ってしまった。ものすごくよくわかって聞いている子がひとりいて、その子が「えっ?」という顔をしたので、私も気が付いて、言い直し、語り続けた。
その辺から笑いがはじめてきて、私もようやく落ち着いた。
終わってみると、子どもたちは、「あー、おもしろかった!」と口々にいってくれ、出典本を見せると「読みたーい」「図書館にある?」と聞いてくれる。
本当にあんなそぞろな語りをしたのに、こんなによろこんでもらえて、ありがたいことだ。
仲間と「同じお話ができればそろえたいね」といって、お話をそろえたのだけれど、こんな落とし穴があったとは。
いやいや、そうではない。気にした私がよくない。
もっと精神修行しなくちゃ。
でも、あそこからリカバリーした私もちょっと褒めてあげたい。