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2024年8月

2024年8月25日 (日)

I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 『まほうの馬』復刊して!!

いつもは奇数月第3土曜日にやっているのだけれど、9月は館内整理で図書館がお休みなので、代わりに今日やることになった。

夏休みなので、小学生が来てくれることを期待しつつ……
はい、期待通り小学生の子が5名も来てくれた。あとは幼児さんが3名に大人が3名。

プログラム
 おはなし こぶじいさま 日本の昔話 『』より
 おはなし アリョーヌシカとイワーヌシカ ロシアの昔話 『まほうの馬』より*
 手遊び 虫かご
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話 『おはなしのろうそく愛蔵版4ながすねふとはらがんりき』より


いい感じで始まった。
「こぶじいさま」は、よく知られているお話でもあるし、語り手もはっちゃけすぎずにおちついて語ったので、静かに、でも楽しそうに聞いていた。

そのいい流れでわたしの「アリョーヌシカとイワーヌシカ」へ。
ちょうど一番前に姉弟がいて、なんだかこのお話にぴったりと思った。
よく聞いてくれていて、私も一昨日よりしっかりとお話を描きながら語れて、よかったのだが、折り返し地点あたりで、幼児の姉妹のけんかが始まった。妹が抱いていたくまちゃんをお姉ちゃんが取り上げようとしたのだ。それがだんだんエスカレートし、絨毯のうえを走り回る事態に。おはなしグループのメンバーがなだめているのだが、なかなか収まらない。
わたしは始め、知らんふりをしてめげずに語っていたのだが、聞き手もその子たちを見るし、自分も気になるしで、ちょっと語り間違え、ついに、止まって「ちょっと待ってね」てといって、その子たちが落ち着くのを待った。
ようやく静かにすわってくれ、また語りの続きを始めた。
でも、聞き手も宿世におはなしの戻ってくれたこともあり、わたしもすぐに調子をとりもどして語ることが出来た。
止まったところが、ちょうど折り返しで、佳境に入る前だったのが、幸いした。

そのあと、わたしはドア当番で外に出てしまったのだが、ラストの「おばあさんとブタ」は、楽しく聞いてもらえたとのこと。

おはなし会が終わった後、小学生の姉妹がやってきて、「アリョーヌシカとイワーヌシカ」の本はどこにありますか?ときいてきた。
残念ながら、このお話の出典本はI市立図書館にないようだ。すでに絶版になってしまっているし。類話の載っている本でもあればいいのだか。せっかく興味を持ってくれたのに残念。
まほうの馬』の復刊を切に願います!!

2024年8月23日 (金)

Kキッズクラブ 夏休みのストーリーテリングによるおはなし会 些細なことで話がゆるむ

コロナ禍以降、初めての長期休みキッズクラブでのおはなし会だ。
このキッズクラブは、K小学校の子たちがきているのだか、なんと今年度は1年生全体の8分の5の子が来ているという。それだけ学童保育の需要が増えているのだろう。

というわけで、全学年でなく1年生だけにきいてもらうことになった。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし アリョーヌシカとイワーヌシカ ロシアの昔話 『まほうの馬』より*
 手遊び ぽつんぽつぽつ 雨がふる *
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話 『おはなしのろうそく愛蔵版4ながすねふとはらがんりき』より
 おしまいのうた ろうそくぱっ


かわいらしい1年生たちなので、「ろうそくぱっ」で初めて見た。みんなちゃんとやってくれる。ありがとう。

わたしは「アリョーヌシカとイワーヌシカ」を久しぶりに語った。暑いとき語りたいお話だ。
とてもよく聞いてくれていたのだけれど、山場のところで、ゆるんでしまった。集中不足だ。お話が始まったときから、前にいた子が首に提げていた何かの紙をくしゃくしゃ音をたてていて、(そのままで私はかまわなかったのだが)、先生が何度か注意され、とうとう紙をとりあげにみえた。そのなかに私の頭の中で「そのままでいいからら、やめてあげて」というような余計な考えが入り込んでしまったのだ。それとともに、ちょうど廊下で誰かが大きな声を上げ、たくさんの子どもたちの気がそれてしまった。
それでも、話の続きが聞きたい子は何人かいて、その子たちを頼りに、気を取り直して語ることができた。
それまで、けっこう上手く子どもたちをおはなしの中へ引き込めていたので、残念だった。
こんなふうに外からの影響で集中できなくなるのも、なんというか、やっぱり年かなあと思ったりする。
まあ、お話は生もの。いろんな時があるのだけれど。

「おばあさんとブタ」の方は、軽い語り口で、子どもたちも楽しく聞いていた。前の私のお話で、すっかり疲れてしまい、ぐだぐだしていた子もいたけれど、ごめんね。

先生方からは、また次は春休みにと言っていただけた。
はい、修行しておきます。

 

2024年8月15日 (木)

K市立図書分館 ひよこちゃんのおはなし会 時間をかけてたっぷりと

今日は8月盆のまんまんなかの日。
そして連日の恐ろしい暑さ!!
こんな日は誰も来ないよねと思いつつ図書館にいくと、なんと1組の親子が待っていてくれた。たっちしていたので、1歳さんですかと聞くと、10ヶ月ですとのこと。

ところが、いつも組んでいる相方がなぜか来ない。そのかわりといってはなんだが、「暇なときだけ」といっていた方がちょうど来てくれていたので、助かった。

時間になって、そろそろはじめましょうか?となったとき、もう1組、2歳さんと5歳さんくらいの姉弟をつれたお母さんがみえた。お姉ちゃんは夏らしく甚兵衛を着ている。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 たこやきようちえん さいとうしのぶ作 ポプラ社
 わらべうた にぎりぱっちりたてよこひよこ *
       じーじーばー *
       ももやももや *
 紙芝居 パンダさんパンダさんなにしてるの? とよたかずひこ作 童心社 *
 絵本 わにわにのおでかけ 小風さち作 山口マオ絵 福音館書店 *


いつも通り、わらべうたで始めた。2歳さんの男の子は、くまさん人形が近づいていくと、手で頭をなでてくれる。

たこやきようちえん 』は、読み手がたっぷり時間をかけて、子どもたちと語りながら読んだ。おもしろいのは10ヶ月の女の子が、お兄ちゃんお姉ちゃんと同じように絵本にくっついて見ていたこと。なにか面白いことがある、と感じたのだろうか?

わらべうたでは、男の子が「じーじーばー」をとても気に入って、何度も「もういっかい!」というので、繰り返してやった。

紙芝居『パンダさんパンダさんなにしてるの? 』は急遽選んだもの。というのも、紙芝居はいつも相方に任せきりにしていたので、用意していなかったのだ。
以前、誰かがやったのを見ていたのだが、下読みが出来ていないので、あまり上手くできなかった。なにがあるかわからないから、ちゃんと次からは読まなくても用意しておこうと思う。

最後にお姉ちゃんが甚兵衛を着ていたから『わにわにのおでかけ 』を読んだ。
弟君は「夏祭り、ぼくもいくよ」といっている。
でてくるおめんのなかから、どれを買いたいか選んでもらったりした。

人数は少ないけれど、時間をかけて、みんなで楽しめたと思う。

2組ともたぶん、前にも来てくださった親子。続けてきてくださるといいな。

 

 

2024年8月 3日 (土)

K市立図書分館おはなし会 和やかな時間

先月たくさんの人が集まったのだが、今月はあらら……? 親子連れは少なく、おばあちゃんの家に泊まりに来ている4歳の男の子とおばあちゃんの1組だった。
すぐ近くの児童館で夏祭りをしているとのことで、そちらに人が集中したのか、それとも、あまりの暑さに外出を控えているのか……。

プログラム
 手袋シアター この指ひとつめ小僧 *
 絵本 ぞうくんのさんぽ ながかわひろ 福音館書店
 絵本 ぴっぱぴっぱのふしぎなくに 糟谷奈美絵と文 至光社
 わらべうた こまんか波 *
 絵本 とうもろこしぬぐぞう はらしままみ ポプラ社 *
 絵本 ねじまきバス たむらしげる作 福音館書店 *
 紙芝居 どっちだ? 島本一男脚本 夏目尚吾画 童心社


ふたりは、とてもいい聞き手だった。男の子だけでなく、おばあちゃんが絵本を楽しんでいて、お孫さんに語りかけている。
こういうふうに、いっしょに面白がってくれる人があると、絵本は魅力がますと思う。

ぞうくんのさんぽ 』で、「こんな暑い日は、水にはいりたいね」といったり、『とうもろこしぬぐぞう 』でいっしょに笑ったり、『ねじまきバス 』で展開を楽しんだり。

紙芝居『どっちだ?』では、男の子が2回続けて当てられず、めげてしまったので、3つめの質問は演じ手がおばあちゃんに聞いた。

聞き手と読み手と語り手とがいっしょに楽しんだら。あっという間におはなし会の時間がすぎた。

絵本や紙芝居を通して、そこにいた人みんなが心を通わせられる、和やかな時間。大事にしたい。

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