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2024年7月

2024年7月24日 (水)

K図書館本館 夏休みおはなし広場 あー、おもしろかっ!!

 今朝はなんだか外が暗くなってきたと思ったら、いきなりの暴風雨となった。竜巻のように強風が吹き荒れ、横殴りの雨がたたきつけた。短い停電が2回。家の中にいたけれどとても怖かった。
 でも、30分ほどで雨脚は弱くなり、さぁーっと涼しくなり、出かけるころには雨もやんでいた。
 やれ、ありがたやと図書館本館へ。

「夏休みおはなし広場」と銘打って3日間連続で午前11時からおはなし会があり、わたしたちストチーリーテリングのグループは、今日が担当だ。
 図書館の職員さんの話だと昨日は1組だったらしい。そして、今日も1組の親子だった。おかあさんと、小学生低学年らしい兄弟2人。少し寂しいけれど、朝の天候を考えたら、1組でも来てくれたことは幸運だ。

プログラム
 おはなし おいしいおかゆ グリムの昔話(『エパミナンダス』より)
 手遊び いっちゃんいがつくいるかのこ
 おはなし エパミナンダス 『エパミナンダス』より) 
 手遊び おばけの手 *
 おはなし おばけ学校の三人の生徒 松岡享子作((『おはなしのろうそく28』より)


 素晴らしい聞き手だった。お母さんが下の子の隣にいて、子どもたちと一緒に楽しみ、下の子は素直にニコニコして楽しみ、ちょっと離れたところに座った上の子は、ときどき寝転がったりして自由奔放だけれど、笑ったり、お話にあわせて仕草をしたり、とにかく楽しんでいるのだ。

 「エパミナンダス」のときは、主人公のエパミナンダスのところへ4回目にいくと、「ええーっ」と、今までにない反応を見せてくれた。

「おばけ学校の三人の生徒」は私が語ったが、あんまり楽しんでくれていたので、私も嬉しくて、思いっきり楽しく語ることができた。1年生おばけに先生が「だめだめ」というのを両腕でバッテンをつくって、あらわしてくれたりした。
 ラストにびっくりしてお話を聞き終え、笑ったあとで「ああーおもしかった!」といってもらえた。
 そうそう、お話はおしろいから、またきて欲しいなあ。

2024年7月19日 (金)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 2回目 ますますハイで

 今日は、近くの高校生が保育体験学習に来て、恐竜ごっこでもりあがったとのこと。それはきっと気分が高まっているだろうと思ったが、案の定、前回にもまして、ふざけていて、笑いっぱなしだった。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし おいしいおかゆ グリムの昔話(『エパミナンダス』より) 
 手遊び 木がのびる * 
 おはなし おばあさんとブタ イギリスの昔話(『ながすね ふとはら がんりき (愛蔵版おはなしのろうそく4)』より)
 おしまいのうた ろうそくぱっ


 わたしは最初の「おいしいおかゆ」を語った。

 なにしろ、「女の子がいました」というだけで、立ち上がって笑い出す子がいる始末。前の方の子をはじめ、数人はよく聞いているので、ゆっくりゆっくり、間をとって、落ち着くのを待ちながら語るしかなかった。
 おしまいの方になったら、少しずつ聞いている子が増えてきたように思う。どうかなあ、わかったかなあ。という感じだ。

 次の「おばあさんとブタ」も、同じような感じだった。このおはなしではさらに「おばあさん」や「ブタ」などの単語に。吹き出して笑っている。おはなしの流れやリズムが思しくて笑っているのではなく、単語そのものを面白がっている感じだ。それでも、聞いている子は聞いているのが、すごいなと思ったりする。

 次は9月だ。少しはおちついてくれるだろうか? わたしは、短めで簡単なおはなし「にんじん、ごぼう、だいこん」とか「おおきなかぶ」とか、どうだろう? まだ覚えていないんだけれど。

K市立図書分館 ひよこちゃんのおはなし会 フクロウとほくろ

 梅雨が明けた昨日のひよこちゃんおはなし会。なんと、7組の親子が来てくれた。1~2歳の子が多い。夏は利用者が増える事もあるが、図書館の職員さんの話では、少しずつリピーターさんが増えてきたとのことだ。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 やさいのともだち 神沢利子文 石倉ヒロユキ絵 ひさかたチャイルド
 絵本 こぐまちゃんのどうぶつえん わかやまけん作 こぐま社
 わらべうた じーじーばー *
       ぎったんばったん *
       ももやももや *
 絵本 ぱんですよ 大森裕子作 白泉社 *
 紙芝居 ねむねむねんね 真珠まりこ作・絵 教育画劇
 紙芝居 ジュースちょうだい 木曽秀夫作・画 教育画劇
 わらべうた さよならあんころもち


 だいぶ物事がわかってきた子が多く、それぞれが自分の知っていることの中でおはなしを楽しみ、言葉を発してくれるのが、とても興味深かった。
 とくに動物が好きな子が多かった。
こぐまちゃんのどうぶつえん』でペンギンがでてくると、ペンギンの格好をして、くるくると回ったり、フクロウがでてくると、「フクロウ!」と言って子がすぐ、「ここにホクロがあるよ」といって、ホクロのある足をおかあさんに見せたりしている。すごいつながりだ。

ぱんですよ』では、好きなパンをひとりひとりにきいてみた。チョココロネとうさぎパンがi人気だった。どれが好き?と聞かれて、迷って答えられない子もいて、それもその子の答えだと思う。

 わらべうたでは、コロナ禍のあと、はじめて布を使った。図書館から、私のもってきたハンカチを使ってもらってもいいと許可をいただけたからだ。
「じーじーばー」をやってみせると、笑顔がはじけた。自分でも喜んでやっている。布さえあれば、家でもできるので、ぜひやってもらいたいと思う。

 次回は8月のお盆の日。家族の予定で、何人の人に来てもらえるかどうかわからないけれど、楽しくてほっとする時間にしたい。

 

2024年7月12日 (金)

K小学校朝の読み聞かせ 3年2組 聞き手一緒におはなしの波に乗る

今週最後の今日金曜日は、K小学校の3年生。
今日は、朝から土砂降りで、学校の駐車場は送ってきた保護者の車が次々にやってきていた。

昨年度、3年から5年まで語ったおはなしを、今年度も3年生に。

語ったおはなし
 かしこいモリー イギリスの昔話(『子どもに語るイギリスの昔話』、『エパミナンダス』より)

昨年、2年生のとき私が来たのを覚えていてくれた子がいたみたいで、「あ。前に来た人だ」と言ってくれた子がいた。

さて、おはなしは、ところどころ、とちってしまった。いつもはすんなりいくところを間違えたりした。先生が廊下を通ったりすると、気がそれたりもする。いやいや、こんなに語りなれた話で、どうしたんだ? 自分。
その理由は、明らか。連日のおはなし会と、急にはいってきたもろもろの雑用で寝不足などが重なって、キャパオーバーしているのだ。

だが、聞き手がとてもよかった。

モリーが「いえいえ、来ますわ。もうあと2回!!」といったことをちゃんと理解していて、モリーが王さまのところへ戻ると、「あと、2回行くんだね」と、いっている。

髪の毛一本橋までくれば安心だと、1回目に渡ったところでわかったようなので、私も子どもたちの緊張にあわせて、力を入れたり、ぬいたりできた。

もしかして、聞き手と一体になって、お話の波にのってあがり、急降下したり、ゆるやかに凪いだり、といったダイナミクスは、もしかして今まで最高だったのではないかと思う。
私のいい間違え、言い直しはとても多かったけれど、それをカバーできたのではと。

とはいえ、わたしはそれほど器用なほうではないのだから、これからは、もう少しセーブしなきゃと思っている。


I南小学校の朝の読み聞かせ 6年1組 静かだと不安

昨日木曜日はI南小学校へ。
雨で送迎の車が多いのか、いくつも信号待ちがあって、時間がとられ、早く家を出たつもりが、あまり余裕がなくて焦った。

プログラム
 絵本 まっくろ 高崎卓馬作 黒井健絵 講談社
 おはなし ほらふき長吉 (『したきりすずめ (日本の昔話 2)』福音館書店より)


このプログラムは、昨年の6年生のときとまったく同じ。昨年はおはなしを知っている子がいて焦ったし、絵本『まっくろ』は、最近読んだ人があったような気がしたので、両方とも、始める前に「見たことある?」「聞いたことある?」と、尋ねた。
両方とも「知らない」との答え。よかった。

さて私は、「ほらふき長吉」の冒頭で、「だんなさま」を「長者さま」と間違えて言ってしまった。一回出てくる言葉ならそのまま続けてもいいが、このあと何回も「だんなさま」が出てくる。
話を始めたばかりなので、「ごめんなさい、間違えました。もう一回はじめからやります」といって、はじめからやろうとしたものの、あれ?なぜか「だんなさま」がでてこない。うーーんと考えて、やっと出てきて、最初から話すことが出来た。

そのあとは、まあまあ、語れた。
ただ、数人を除いて、子どもたちの反応がなく、しーんとしていので、私は不安で、あまりノって語れなかった。

それでも、喜んでいた子たちは、ラストのオチに吹き出したり、頭(お首)をすげ替える仕草をしたりして、面白がってくれたことが救いだ。

同じおはなしをしても、語り手の調子、聞き手たちの雰囲気によって、ずいぶん変わってくると感じる。
こういう笑い話はとくに、いつでも、おおらかに語りたいのだけれど、ついつい動揺したりして、本当に私は、ちっぽけと思う。
もっと大ききなりたい。

南K小学校 朝の読み聞かせ 1年1組 かわいい一年生

今週は、水、木、金と、3日間、小学校朝のおはなし会が続いてしまった。
コロナ禍期間前より、1校増え、さらに回数を増やした学校もあって、連日になることが多くなって、すこしばかりあたふたしている。

水曜日は我が学区の南K小学校。かわいい1年生だ。

プログラム
 絵本 ぞうくんのあめふりさんぼ なかのひろたか作絵 福音館書店
 おはなし ホットケーキ ノルウェーの昔話(『ホットケーキ 愛蔵版  おはなしのろうそく 9』より)


 前にK小学校では手遊びのあと「ホットケーキ」を語ったが、南K小学校ではいただいている時間が少し長いので絵本『ぞうくんのあめふりさんぽ』を先に読んだ。

> おはなし ホットケーキ ノルウェーの昔話(『ホットケーキ 愛蔵版  おはなしのろうそく 9』より)


 前にK小学校では手遊びのあと「ホットケーキ」を語ったが、南K小学校ではいただいている時間が少し長いので絵本『ぞうくんのあめふりさんぽ』を先に読んだ。

 カバ君、ワニ君、さらには小さなカメ君がゾウ君をのせて行くのを、「すごいー」と素直な感想を言いながら、見てくれた。
実は、私はちょっとトーンをまつがえて読んだところがあって反省している。
でも、子どもたちは喜んでくれていて、さても満足感があった。

 K小学校で、いくつもしくじった「ホットケーキ」は、多少のしくじりはあったものの、まあ、面白く語れた(つもり)。
 はじめの、子どもたちがホットケーキをお母さんにねだるところから、面白がって聞いてくれ、名前の言葉遊びも大喜びだった。
 ホットケーキが食べられてしまうラストは、ちょっと、しんみりした。

 終わると、子どもたちは、にこにこ顔で見送ってくれた。
やっぱり一年生はかわいい!!

2024年7月 6日 (土)

K市立図書分館おはなし会 やっと……

毎年、夏になると図書館は利用者がぐんと増える気がする。梅雨も明けぬ内から猛暑日が続いている今日も、たくさんの人がきていた。

そして、もちろん、お話会にも。
なんて嬉しいこと、開始の時間をめがけて来てくださった親子も大勢いて、全部で子ども8人、大人7人となった。

プログラム
 おはなし 小さなおはなし *
 絵本 なきごえバス えがしらみちこ 白泉社
 絵本 ふしぎなタネやさん みやにしたつや作 金の星社
 手遊び あたまはてんてんてん
 絵本 できあがり 彦坂有紀 もりといずみ作 福音館書店 *
 絵本 ライオンをかくすには ヘレン・カデイーヴンス作 さくまゆみこ訳 ブロンズ新社 *
 紙芝居 はんぶんこ 島本一男脚本 和歌山静子画 童心社


2歳さんから小4まで、幅広い年齢の子がいたけれど、それぞれに楽しめるプログラムになっていたと思う。
なきごえバス 』は、2歳さんが動物の鳴き声をまねして楽しんでくれたし、『ふしぎなタネやさん 』『ライオンをかくすには 』は、を大きな子たちがじっと絵を見て聞いてくれた。

美味しそうな絵本『できあがり 』では、どれが食べたいとか、パンにはなんのジャムをぬるとか、それぞれの子がいろいろなことを言ってくれた。

最後の紙芝居『はんぶんこ 』は、8場面の小さい子向けだけれど、思いもかけない半分こがあって、みんなよく見ていた。ラストにおかあさんが出てきたのもよかった。

お話会が再開して、初めてそれなりの子が集まったおはなし会になった。どうかどうか、このまま定着してくれますように。

2024年7月 4日 (木)

H小学校朝の読み聞かせ 4年1組 私よりずっと大人?

H小学校では、今年度2回、全クラスで朝の読み聞かせがあると決まったようだ。
この学校には読み聞かせグループがなく、毎年PTA役員さんが、保護者のなかの希望者と外部ボランティアから読み手を募る。
それで集まった読み手人数とクラス数を考慮して、年2回となったようだ。
お仕事をされている保護者が多い中、保護者の読み手はなかなか集まらないようだ。

さて、昨日から急に蒸し暑くなった今日。
控え室になっている会議室に、迎えに来てくれたクラスの男子は、頭から首に玉の汗をかいていた。
「教室はエアコンが入っているの?」と聞くと、「はい、クーラーが効いています」との返事。がっつり元気男子! それでも暑いのだろう。

プログラム
 絵本 ピッツァぼうや ウィリアム・スタイグ作 木坂涼訳 セーラー出版
 おはなし ヤギとライオン トリニダードの昔話 (『子どもに聞かせる世界の民話』より)


挨拶から、かっちりと指導される先生だった(それは、子どもたちがこれから生きていく中でとても大切なこと)。
子どもたちもきちんとしている。
それで、か、どうかはわからないけれど、子どもたちはとても静かだった。

ピッツァぼうや 』も、シーンとしている。そういえば、I南小の4年生もそうだった。私の記憶では、以前は、親離れしかけている年代の中学年の子たちも、この絵本をけっこう面白がってくれたように思うけど、時代が変わってしまったかなあ?

続いておはなし「ヤギとライオン」も、静かに聞いていた。声には出さないけれど、要所要所で、えっという顔をしたり、ニヤニヤ笑ったり、子どもたちがおはなしがわかってくれているのは、感じられた。

おはなしが終わってから、また会議室まで送ってくれた。やっぱり男子は玉の汗をかいている。
「みんな静かだったね」と言うと、「みんないいおはなしだと思っていますよ」と、私を気遣う言葉を言ってくれた。

もしかして、この子たち、わたしよりずっと大人かも。

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