I市立図書館おはなし会 50ヘクタールのあんころもち
この冬一番の冷え込みから少し寒さが緩んだ。
図書館でのおはなし会。子どもは8名、大人6名が集まってくれた。子どもたちは、一人の1歳さんをのぞいて、3歳から小学生までで、しっかり聞いてくれた。
プログラム
手袋シアター ブーブーブー、ブタの声 *
絵本 ぼくのクレヨン 長新太作 講談社
絵本 しんせつなともだち 方軼羣作 村山知義絵 君島久子訳 福音館書店
絵本 おしりじまん 斎藤槙作 福音館書店 *
手遊び しもばしら
絵本 がちょうのたんじょうび 新美南吉作 いもとようこ絵 金の星社
紙芝居 なぜ、せつぶんに豆をまくの? 国松俊英脚本 藤田勝治絵 常光徹監修 童心社
わらべうた さよならあんころもち
手袋シアターは、「ブーブーブー、ブタの声、どこかで聞こえるブタの声……」とうたいながら、ブタの顔のついた手袋の指をあげていくだけの単純な物なのだが、子どもたちは嬉しそうに見てくれた。ブタのあとに、ネコもやってみた。他にも犬や小鳥など、手袋はあるのだけれども、導入なのでふたつにとどめた。
『ぼくのクレヨン』も、嬉しそうに見てくれた。1歳さんも、色にひかれるのか、どきどき指をさし声をあげる。
次の『しんせつなともだち』は、しんとして聞いていた。有名な本だけれど、こうして誰かに読んでもらうと、動物たちのやさしい気持ちがすーっと入ってくる。
私は『おしりじまん』を読んだ。「おしりの本だよ」といって、絵本を見せると、子どもたちの顔がぱっと明るくなった。子どもは「おしり」好きなんだと思う。
手遊びでは、上手くできない子のために、簡単なバージョンも用意していた。でも、普通バージョン、簡単バージョンとやってみて、むしろ普通バージョンの方が出来る子が多かった!! なかなか、思うようではない。
『がちょうのたんじょうび』は、おならがでてくるので、また子どもたちは嬉しそうだった。でも、より面白がっていたのは、大人たち。このおかしみは、ある程度の年齢にならないとわからないのかもしれない。
紙芝居『なぜ、せつぶんに豆をまくの?』では、演じ手が演じる前に「節分にどうして豆をまくか知っている?」と尋ねたところが、「知らなーい」と小学生がこたえてくれ、「では、なぜなのか、見てみましょう」と言ってはじめ、子どもたちの興味を引いた。
小さな子には難しかったかもしれないが、最初に聞いた小学生はちゃんとわかったようだ。
最後のさよらあんころもちでは、「50ヘクタールのあんころもち」「市の大きさぐらいのあんころもち」をつくりたいと、リクエストがきて、みんなで最大のあんころ餅をつくった。
おはなし会が終わると、みな満足げな顔で帰ってくれたように思う。
よく聞いて、楽しく参加してくれて、ありがとう!!