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2024年1月

2024年1月27日 (土)

I市立図書館おはなし会 50ヘクタールのあんころもち

この冬一番の冷え込みから少し寒さが緩んだ。
図書館でのおはなし会。子どもは8名、大人6名が集まってくれた。子どもたちは、一人の1歳さんをのぞいて、3歳から小学生までで、しっかり聞いてくれた。

プログラム
 手袋シアター ブーブーブー、ブタの声 *
 絵本 ぼくのクレヨン 長新太作 講談社
 絵本 しんせつなともだち 方軼羣作 村山知義絵 君島久子訳 福音館書店
 絵本 おしりじまん 斎藤槙作 福音館書店 *
 手遊び しもばしら
 絵本 がちょうのたんじょうび 新美南吉作 いもとようこ絵 金の星社
 紙芝居 なぜ、せつぶんに豆をまくの? 国松俊英脚本 藤田勝治絵 常光徹監修 童心社
 わらべうた さよならあんころもち


手袋シアターは、「ブーブーブー、ブタの声、どこかで聞こえるブタの声……」とうたいながら、ブタの顔のついた手袋の指をあげていくだけの単純な物なのだが、子どもたちは嬉しそうに見てくれた。ブタのあとに、ネコもやってみた。他にも犬や小鳥など、手袋はあるのだけれども、導入なのでふたつにとどめた。

ぼくのクレヨン』も、嬉しそうに見てくれた。1歳さんも、色にひかれるのか、どきどき指をさし声をあげる。

次の『しんせつなともだち』は、しんとして聞いていた。有名な本だけれど、こうして誰かに読んでもらうと、動物たちのやさしい気持ちがすーっと入ってくる。

私は『おしりじまん』を読んだ。「おしりの本だよ」といって、絵本を見せると、子どもたちの顔がぱっと明るくなった。子どもは「おしり」好きなんだと思う。

手遊びでは、上手くできない子のために、簡単なバージョンも用意していた。でも、普通バージョン、簡単バージョンとやってみて、むしろ普通バージョンの方が出来る子が多かった!! なかなか、思うようではない。

がちょうのたんじょうび』は、おならがでてくるので、また子どもたちは嬉しそうだった。でも、より面白がっていたのは、大人たち。このおかしみは、ある程度の年齢にならないとわからないのかもしれない。

紙芝居『なぜ、せつぶんに豆をまくの?』では、演じ手が演じる前に「節分にどうして豆をまくか知っている?」と尋ねたところが、「知らなーい」と小学生がこたえてくれ、「では、なぜなのか、見てみましょう」と言ってはじめ、子どもたちの興味を引いた。
小さな子には難しかったかもしれないが、最初に聞いた小学生はちゃんとわかったようだ。

最後のさよらあんころもちでは、「50ヘクタールのあんころもち」「市の大きさぐらいのあんころもち」をつくりたいと、リクエストがきて、みんなで最大のあんころ餅をつくった。

おはなし会が終わると、みな満足げな顔で帰ってくれたように思う。
よく聞いて、楽しく参加してくれて、ありがとう!!

2024年1月24日 (水)

南K小学校 朝の読み聞かせ 6年2組 雪の降る日に「雪おなご」

私の地域では、この冬、はじめて雪が積もった。とはいえ、道路はこおりついておらず、いつもどおり担当メンバーも学校へ来られた。子どもたちも、ちゃんと登校出来たようだ。

プログラム
 おはなし 雪おなご(『日本の昔話5』福音館書店より)
絵本 まっくろ 高崎拓馬作 黒井健絵 講談社


あたたかい日が続いていたなか、この日に雪が降ってくれて、私はとてもラッキーだった。「雪おなご」を語る予定にしていたからだ。
短いおはなしで、よく知られているし、6年生の子の前で語ると、あきれられるのではないか、茶化されるのではないかと、実はとても不安で冒険だった。

最初「雪おなご」とタイトルをいうと「雪女のこと?」と聞く子があり、にやにやする子もある。案の定、と思ったが、かまわず語っていくと、雪女が山小屋に入ってくるあたりから、急にしんとして聞き出した。
静けさのせいか、わたしはドキドキと自分の鼓動がきこえ、どんどん早くなり、自分が緊張していることに気づいた。
でも、子どもたちはしんとしたまま耳を傾けてくれ、私も最後まで語れた。こういうときの充実感って、大きい。

そのまま『まっくろ』も、よく聞いてくれた。最後にクジラが現われると「あっ、クジラ」と読む前に言う子もいて、またまた充実感を感じた。子どもたちもそうだといいなあ。

2024年1月20日 (土)

I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 未就学の子も真剣にきける「馬方やまんば」

雨降りの日のおはなし会。初め聞き手が大人3人だけだったのだが、始まる直前に、低学年~年中さんの子どもをつれた3家族が来てくれたので、大人7名、子ども5名のいい感じの集まりとなった。

プログラム
 てぶくろ ウクライナの昔話(『てぶくろ』より)
 馬方やまんば 日本の昔話(『日本の昔話5』より)*
 ガチョウおくさんのおふろ ポター作(『赤鬼エティン』より)

子どもも大人も、とてもいい聞き手だった。
「てぶくろ」では、灰色狼がやってくると、ひとりの子が「狼もてぶくろにはいるの?」と隣のお母さんに聞いていて、かわいかった。

私の語った「馬方やまんば」は、大人の人はたぶんおはなしを知っていたのだろう。うんうんとうなずいたり、にこにこしたりしながら聞いて


いた。小学校に上がる前の子には理解できないのではないかと思って心配していたのだが、意外にも、私をじっとみつめて真剣に聞いていたので、びっくりした。
嬉しくて私はのりにのってしまい、メンバーから、練習の時より速かった。でも、速すぎるということはなくて、よかった。といってもらえた。
今週、このおはなしを小学校で2回語り、2回とも、自分としては今ひとつの出来だったので、3回目の図書館で気持ちよく週を締められて満足だ。

最後にオチがある「ガチョウおくさんのおふろ」も、大人たちはもちろん、子どもたちもしっかり聞いていた。お風呂に入るという日常(現在のお風呂とはずいぶん違うが)があるので、小さな子どもたちもはなしを追えたということもあるが、やはり今日の語り手の雰囲気がおはなしに誘ったのだと思う。私が語っても、こうはいかなかっただろう。語り手ぞれぞれの個性がおはなしにでて、それがまた面白いと思う。

 

2024年1月18日 (木)

D保育園 年長さん ストーリーテリングによるお話会 5回目 感染流行で半数しかいないけれど……

今日の午後は、保育園へ。
園に着くと先生が、「何度も電話したのですが……」とおっしゃる。今朝、I南小学校へ行った時、スマホをミュートにして、そのままにしていたのだ。申し訳ない。
連絡したかったのは、昨日まで年長さんが学級閉鎖で、きょうも半数の子しか登園していないということだった。
せっかく来たのだし、流行がいつまで続くかわからないし、園に来ている子はもちろん元気なので、おはなし会をさせてもらった。

お部屋にいくと、なるほど、10人ほど、ちんまりと固まって座っている。
少し寂しいけれど、聞き手の人数としては、このくらいがほんとうはいいかもしれない。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ
 おはなし てぶくろ ウクライナの昔話(『てぶくろ』より)
 手遊び もちつきぺったん * 
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より) *
 おしまいのうた ろうそくぱっ * 


「てぶくろ」では、「ウクライナの昔話」と語り手がいうと、「ウクライナ、知っているよ」と声があがる。何年か前は、知らない子が多かったと思うと、複雑な思いだ。

「ひなどりとネコ」は、とてもよく聞いてくれたように思う。後の列で先生にぴったりくつついて聞いていた子は、前の子の頭からのぞくようにして、一生懸命聞いていた。ちょっと離れて遊んでいた子も、途中から動きをとめて、じっと聞いていた。
「ひなどりとネコ」は、やはり、子どもの心をつかむと思った。

終わると「短い!」と言った子がいた。嬉しかった。
次回は最終回。みんなで聞いてもらえると嬉しい。

 

I南小学校朝の読み聞かせ 5年3組 同じプログラムでもまったく違う

引き続いて、今日はI南小の5年3組で。1学年上だけれど、プログラムは昨日とまったく同じだ。

とても静かだった。
このクラスでは、子どもたちが自分の席について聞くので、絵本も小さすぎて見にくかったかもしれない。

プログラム
 絵本 とっています 市原淳作 世界文化社
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話(『日本の昔話5』より)


「馬方やまんば」でも、前半、面白そうにしていて、初め、ひとりが笑い声を上げたのだが、その笑いも広がっていかなかった。
昨日のわいわい感が私の中に残っていたので、少しがっかりしてしまった。いけない、いけない。その時どきの様々な状況が重なって、その場の空気ができるのだから、それはそれでいいのだ。

でも、次回からはもう少し大きい絵本を持って行った方がいいと反省している。

南K小学校 朝の読み聞かせ 4年1組 おはなしをわいわい楽しむ

今週はおはなし会続きで、1週間に4回と重なってしまった。
でも、コロナ禍はまったくできなかったことや、いまだって、明日は何があるかわからないことを思えば、こうして毎日のようにでかけて、子どもたちから元気をもらえるのは、贅沢なことだ。

さて、昨日1月17日(水)は、地域の小学校での朝の読み聞かせ。この冬一番に冷え込んだ朝で、学校につくと、始業時間間近なのに、ランドセルをしょったままの子どもたちが池のまわりに集まって、氷をわったり、つかんだりしている。見る根だけで寒そう、ブルルルル
「教室にはいる時間だよ! 今日は読み聞かせがあるから、早く入って!」と声をかけた。

私の担当は4年1組。
教室に入ると、「あ、外にいた人(校庭の池で「教室に入れ」といった人ということ)だ!」と迎え入れてくれた。

プログラム
 絵本 とっています 市原淳作 世界文化社
 おはなし 馬方やまんば 日本の昔話(『日本の昔話5』より)


元気のいいクラスだった。

とっています』では、ページを捲る毎に笑いがおこり、口々に感想を言ってくれる。「行事、なにやっているんだ!」といった突っ込みも忘れない。裏表紙で、勝敗まで、しっかり見てくれた。

その勢いのまま、おはなしに進んだ。子どもたちは、「ぶん投げて」とか「わらわら」といった、普段はあまり使わない言葉が面白いようだ。わいわいいいながらも、馬方が馬の脚を切っていくところなど、ちゃんと想像して楽しんでいる。私も楽しく語っていた。

ところが、馬方が山姥の家に入ってから、一転。急にしんとした(このタイミングで校長先生がいらしたので、それもあったかも)。わたしは、突然の変化に驚いてしまって、調子をくずし、それでもまあ、なんとか大過なく最後まで語り終えた。

今回は、聞き手といっしょに楽しんで語ることができたように思う。
また、こんな雰囲気がつくりたい。

 

2024年1月15日 (月)

K小学校朝の読み聞かせ 6年1組 完璧でなくていい

今年は、昨年末から家族がインフルエンザになってしまい、我が家では1週間遅れで年が始まった。

さて、今年初めてのおはなし会は1月12日先週の金曜日。インフルエンザ感染を免れた私は、語りに行けることが、とてもありがたく感じられた。

語ったおはなしは1つ。

 ルンペルシュティルツヘン グリムの昔話 (『子どもに語るグリムの昔話1』『ヴァイノと白鳥ひめ』より)


 とても楽しみにまっていたような雰囲気でむかえ入れてくれた。
 わたしも、何だが心が和んで、リラックスしてはじめた。
 でも、リラックスしすぎ! しょてっぱつから「金をつむいでわらにいたします」と、反対のことをいっていまった。すぐに「あ、ごめんなさい。わらをつむいで金にいたします」と、言い換えた。
 そのあとは、しっかり集中して語れて、子どもたちもしっかり聞いてくれた。わらを紡いで金にするという表現は、このお話で何度もでてくるので、最初の間違えはちゃんと払拭できたと思う。

 語り終えると、このお話ではよくあることなのだが、しーん! とした。ちょっと間を置いて「おしまい」というと、ようやく、拍手してくれた。先生も、呆気にとられていたようで、「最後、びっくりしました」とおっしゃった。

 出典本を紹介するあいだ、私は、中のちらしを落とすやら、はずしていたマスクをおとすやら、しくじりほうだいだったが、まあ、こういうどんくさいおばさんがいても、いいかなと思う。

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