K小学校朝の読み聞かせ 4年2組 おはなしの後の感想って……
先週金曜日(12月8日)は、K小学校へ。3人で4年生のすべてのクラスにはいる。おはなしは、他の人の語るおはなしとそろえて、3年生とおなじ「かしこいモリー」
最初教室にはいると、こどもたちは、横2列に並んでいる。かなり前の方にすわっていたので、真ん中の方の子だけ、少し後に下がってもらって、そのままおおぎ型の形になってもらった。
語ったおはなし
かしこいモリー イギリスの昔話(『子どもに語るイギリスの昔話』、『エパミナンダス』より)
この学校では、コロナの3年間ほぼ読み聞かせがなかったようで、そのせいか、子どもたちがとても楽しみにして待っていてくれるのを感じた。どの子も、ものすごくよく聞こうとしている感じがする。その期待を裏切らないようにと精一杯語った。
モリーが「やってみます」と言って、大男の家に戻る宣言をする度に、子どもたちは喜びの表情を浮かべた。
そして「髪の毛一本橋」にたどりつくのが、1回目、2回目、3回目と安心の表情になるのが、早くなる。おはなしにしっかり入って聞いていてくれるのがわかる。
私が残念だったのは、佳境にはいって、「針と糸とはさみ」というところで、なぜか(たぶん、何かで気がそれていたのだと思う)糸を先にいってしまい、「糸とはさみ」と言いながら、「えっとあと言ってないのは、そうそう針」と頭の中で修正しながら語ったために、ほんの少し止まった事。その後は、動揺しないよう努力をして、最小限に失敗をおさめた。こんなところで言いよどんだことは、いままで一度もなかったのに。語りは生もの。いろいろなことが起きるものだ。
おはなしの後、先生が感想を聞かれ、元気よく手をあげてくれた子の感想が「大きい声で好く聞こえました!」だった。そのあとは、手が上がらず、えっ!と思ってしまったが、感想をぱっと言えないくらい、おはなしに集中してくれていたのだと思いたい。
感想を聞かないというのが、読み聞かせや語りの基本だけれど、やっぱり聞きたくなっちゃう。なので、担任の先生が感想を子どもたちに尋ねる時は、私は、止めたりしない。
感想を言うために子どもたちがきいているとすると問題だけれど、聞いた後の素直な気持ちを言ってくれるのは、いいんじゃないかと思うのだ。
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