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2023年10月

2023年10月27日 (金)

KM第2幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 上達した?

今年も読んでもらえた!
昨年は繰り返しの多い「きしむドア」を語ったのだが、先生が物足りないというような印象を受けたので、今回はストーリーのあるしっかりめのおはなし2話を語ってみた。

プログラム
 手遊び 頭に帽子
 おはなし おいしいおかゆ グリムの昔話 (『エパミナンダス』より)
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)


「おいしいおかゆ」は、私がはじめて覚えたおはなしだ。さすが、言葉が一語一句しっかり頭に入っている気がする。ただ、このおはなしを語りはじめの頃は、子どもたちにあまり喜んでもらえなかった。それに、他に語る人も多いので、ずっと語らずにいた。
で、今回語ったところ、何と、とても喜んでもらえた。
子どもたちは、しっかり想像ができているようで、おかゆがどんどん増えるところから、「うわー」「どれだけふえるの?」等と言いながら聞いている。そして、ラストも笑い声が起きた。

これで気をよくして「ひなどりとネコ」へ。これもまた、ネコからお母さん鳥とネコが逃げるところから、ぐっとくいついて聞いている。くしゃみのくだりになると、くすくす笑い出す子が増えてきた。そして、隠れていた壺がわれたと語ると、わっと驚いている。ネコがその大きなくしゃみの音で逃げたことも、ちゃんとわかったようだ。

ああ、楽しかった!!
こんな風に上手くいくおはなし会は、あまりない。
わたし、それなりに上達している?
次も期待してしまいそうだけれど、一期一会のおはなし会。次は次で。

2023年10月26日 (木)

南K小学校 朝の読み聞かせ 5年2組 真剣に聞いてくれるけれど、不安になる

昨日のおはなし会。
5年生の教室に行くと、それぞれ好きなことをしている。どうやら読み聞かせがあることに気づいていない様子。「今日おはなし会があるから用意してくれる?」
というと、すぐに机を後ろにずって、聞く体勢をとくってくれた。素晴らしい!!

プログラム
 おはなし やせたメンドリ イタリアの昔話(『子どもに語るイタリアの昔話』より)
 絵本 あなた 谷川俊太郎文 長新太絵 福音館書店


「やせたメンドリ」は、実ははじめて子どもの前で語る。短いおはなしだけれど、ラストのオチがすっきりする。それに、はじめはやせこけたメンドリが主人公なのがいい。やせこけた私が語るのにぴったりではないか?!
子どもたちは、真剣にきいてはくれたものの、最後のオチは、ど、どうだっただろうか? 一瞬くすっとした子がいたように思うが……。反応が薄いととても心配になる。

あなた 』は、はじめて手にして目で読んだとき、同じ作者たちの『わたし』と比べてずいぶん理屈っぽいな。と感じた。でも、声に出して読んでみると、うんうんと深く納得することがあって、「わたし」と他者の「あなた」という存在が心に響く。
で、ぜひその感覚を分かちたいと思って読んで見た。
これまた、また、真剣にきいているので、どうかよくわからない。何かが心に響いてていてくれていると嬉しい。

 

2023年10月20日 (金)

S保育園 年中さん ストーリーテリングによるおはなし会 年中さんも聞ける繰り返し話

園に行くと、先生から「今日は年長さんが芋掘りにでかけるので、年中さんにお願いします」と言われる。 えっ!? でも、今日のおはなしは

 きしむドア 『フランさんの語り3』より

子どもたちになじみの動物がでてくる、くりかえしのおはなしだがら、大丈夫と思って語った。

 はじめて聞くストーリーテリングなるものに、子どもたちは、興味津々。横一列に並び、目をまなまるにして、私をみつめてくれた。
 それに呑まれて、わたしも、「ひとりの男の子」ではじめなければならないところ、「ひとりのおばあさん」ではじめてしまい、「まちがえた! やり直すね」といって、また始めた。

 あとは、上手く語れた。はじめ、どんなおはなしかと考えて、真剣な顔をしてきいていた子どもたちは、何回も同じ事がでてくる面白いはなしだとわかって、笑い声をあげだした。次にでてくる動物はなにかと耳をたて、わかって笑い、ドアの音を聞いてまた笑う。そして、また目をまんまるにしてはなしの続きをきく。
 とても楽しかった。

 終わった後、部屋にいなかった先生に「とてもよく聞いていました」というと、驚かれ、次回からは年中さんも年長さんといっしょに聞きましょう。ということになった。

 次はグループの他のメンバーが語ることになっている。どうなるかな? 楽しみだ。

2023年10月12日 (木)

K市立図書分館 ひよこちゃん わらべうたになじもう

好く晴れた外遊び日より。みんな、どこかへ遊びに出かけたようで、誰も来ない!と思ったら、1組の親子が来てくれました。
1歳になったばかりのMちゃんとお母さん。
10分遅れのスタートです。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 あ、むしさん みやまつともき (こどものとも0・1・2 2022.05号)福音館書店
 絵本 ゆーらりももんちゃん とよたかずひこ作 童心社
 わらべうた だるまさん *
       こめやさん *
 絵本 ぴったんこ 阿部結作 (こどものとも0・1・2 2023.08号)福音館書店 *
 わらべうた どうどうめぐり *
 紙芝居 どんぐりころころ ながよしかよ作 教育画劇
 わらべうた どんぐりころちゃん *
 紙芝居 どれにしようかな よこみちけいこ脚本 くすはら順子絵 童心社
 わらべうた さよならあんころもち *


はじめはじめての場所、はじめてのおばさんたちに警戒していたMちゃんだが、くまさん人形で近くに寄ったりしていると、すぐになれて、笑顔になった。おかあさんが「ほらほら。くまさんだよー」といったり、人形にあわせてMちゃんの手足を動かしてくれたのも大きいと思う。

まだ、小さいので、絵本や紙芝居の内容はあまりわからなかったようだが、それでも、お母さんが声をだして喜ぶと、いっしょになって嬉しそうに見たりする。3歳のお兄ちゃんがいま、虫大好き期とのことで、「あ、むしさん」を借りて行かれた。

わらべうたでは、「どんごりころちゃん」で、手を上下に動かしたり、最後に大きくぱっと広げるところが、面白かったようで、終わった後も、何度もやっていた。

年齢によって、その子の成長段階によって、性格によって、いろいろな要因で、喜ぶ動きやリズムが違ってくるのだと思う。
そう思うと、わたしたちは、いつもわらべうたになじんで、そのときの子どもたちにあったものをできる限りで差し出せるようにしておきたい。
実は、コロナで長くお休みがあって、わらべうたから離れていた。これからは、暮らしの中でわらべうたを歌っていきたいな(うちに小さな子はいないけれど)

2023年10月 6日 (金)

K小学校朝の読み聞かせ 2年1組 『わたし』に感じる時代

今年の2学期から、K小学校のおはなし会にいかせてもらえることになった。今日は初日。そして、突然ものすごーーーく、冷え込んだ。私は寒くて、緊張も重なり、ブルブル震えて教室に入った。日差しの差し込む教室はぽかぽかと暖かく、子どもたちと先生の笑顔にも迎えられて、ほっとした。それでも、子どもから「おばさん寒い?」と聞かれる始末。もっと厚着をしてくればよかった。

プログラム
 絵本 わたし 谷川俊太郎文 長新太絵 福音館書店
 おはなし 金いろとさかのおんどり ロシアの昔話(『なまくらトック(おはなしのろうそく愛蔵版2』より)


とても素直な子どもたちで、『わたし』では、笑いっぱなし。とくに犬から見て「人間」だったり、宇宙人から見て「地球人」だったり、レストランでは「おじょうさん」だったりするところ。自分が、呼ばれる対象によって、変化するのが、面白いのだと思う。

ただ、ひとつ気になるのは、「がいじんからみるとにほんじん」。絵本のつくられた時代を感じる。というのは、外国籍の児童も増えてきているからだ。外国籍の子が、このくだりをどう思うか? 一方で、日本人の子たちが、自分も外国にいたら「がいじん」だと気づく機会にもなるだろう。
また、母親が新聞を読み、父親が料理をしているのは、時代をこえていてさすがとも思う。

おはなしの「金色とさかのおんどり」は、笑いが広がった後だったせいか、最初の歌のところで笑い声があがってしまった。これは、プログラムの失敗だったかもしれない。それでも、おはなしが進むにつれて、真剣に聞く子が増えてきた。何度も薪を取りに行くねことつぐみに「また~」といいながら聞いていた。久々に語ったけれど、まあまあの感触だ。

2023年10月 5日 (木)

I南小学校朝の読み聞かせ 4年2組 読み聞かせと老眼鏡

 先月は学級閉鎖でできなかったI南小学校の読み聞かせ。今月は大丈夫でした。
担当は4年2組。黒板に名前を書いて迎えてくれました。

プログラム
 おはなし 頭に柿の木 日本の昔話(「語りの文化」シリーズ8)
 絵本 ぼくだけのこと 森絵都作 スギヤマカナヨ絵 偕成社


 教室に入るなり校内放送があって、教育委員会の先生方が、1、2時限目に視察に見えると、連絡があった。そのせいだろうか、子どもたちはとても静かだった。担任の先生が、ひとり子どもたちと私を見ながら、穏やかにニコニコ笑っている。それが、わたしにとっても救いだった。

 絵本では、子どもたちが机の席のままだったので、精一杯腕をのばして絵本を持ったため、メガネをかけたのに、ページの向こう側が度が合わなくて、見にくくて冷や汗をかいた。老眼のわたし、ページのこっち側とあっち側で、見え方が違う。このぐらい腕を伸ばしたときは、度の軽い方のメガネにしておけばよかった。

 読み聞かせと老眼、大問題です。遠近両用だと私は車酔い状態になってしまうのでかけられず、かといっと、老眼鏡(中近両用)だとつけたり外したりが面倒で、私の場合どこかに置き忘れるという問題が。
 いまは、中近両用の弱いのと強いのと2種類持っていて、今日は強い方を首にかけていったのだが。
 やはり、こうなってくると、字を読むことのないおはなしが、一番やりやすくなってくるかなあ。

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