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2022年5月

2022年5月28日 (土)

I市立図書館おはなし会 そんなこんなで、まあまあ、いろいろ

気持ちのよい天気。図書館に人が少なく、お話に呼び込みたいものの、子どもたちの姿がない。開始間際に、1歳と2歳の女の子をつれた家族が来てくれて、ようやく始めた。途中から2家族加わって(2~4歳の子が3人)、さらに若い男性がひとり見学してくれた。

プログラム
 わらべうた おてぶしてぶし *
 絵本 おひさまがおちないように チュ・チョンリャン絵 クオ・ツェンユアン文 青山大樹・廣部尚子訳 ‎ライチブックス
 絵本 これはのみのぴこ 谷川俊太郎文 和田誠絵 サンリード
 わらべうた いもにめがでて *
 絵本 とべバッタ 田島征三作 偕成社
 絵本 デリバリーぶた 加藤休み作 偕成社
 紙芝居 ねこのでしになったとら 津田真一脚本 和歌山静子絵 童心社 *
 わらべうた さよならあんころもち

 はじめは2歳の子を中心に。ご両親がとても協力してくださって、「おてぶしてぶし」の真似をいっしょにしてくれたので助かった。

 今日のプログラムはどれも、対象年齢がもう少し上。それでも、子どもたちはずっと静かに聞いてくれた。『のみのぴこ』は読み手がリズムを大切にして、おしまいの方ではページを捲るごとに「まだあるよ」と言って、子どもたちの気を引いた。親たちも楽しんでいる。『とべバッタ』では、若い男性が「おおっ」と、身を乗り出してくれた。『デリバリーぶた』では、美味しそうな食べ物がでてくるので、「食べたい」と3歳くらいの子がつぶやいた。
 そんなこんなで、まあまあ楽しんでいただけただろうか。

 そうそう、途中でムカデも見にきてくれた。慌てて図書館員さんにきてもらったが、通風口に消えていった。こちらは、まあまあ、何もなくてなりより。

 今日みたいなことがあるから、プログラムに赤ちゃん絵本(でも大きな子も楽しめる)を入れておく必要があるかなと思う。

 

2022年5月21日 (土)

I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 ぴたっと止まる瞬間

奇数月に行っているおはなし会。3月は蔓延防止のためお休みだったので、久しぶり。3家族が来てくださった。

プログラム
 天までのびた竹 沖縄の昔話(『沖縄むかしあったとさ』より)
 びんぼうこびと ウクライナの昔話(『おはなしのろうそく26』より)
 ひなどりとネコ ミャンマーの昔話(『子どもに聞かせる世界の民話』より)*

「天までのびた竹」は、腰折れ雀によく似たお話で、おじいさんが、助けた千鳥の持ってきたタネをまくと、竹が生えて、天まで伸び、天の金蔵をやぶって金貨が落ちてくるという、壮大なお話。3-6歳の小さな子たちだったが、語り手が伸びやかに語り、静かに聞いてくれた。
 ところが、小さな子たちはさすがにお話1つで疲れてしまい、さらに2話目の「びんぼうこびと」がこの子たちには難しすぎた。もぞもぞ、くねくね体を動かしはじめ、ついには声を上げて立ち上がる子も。そのなか、語り手はよくぞ自分を見失わずに語りきったと思う。
 2話が終わって、2家族が出て行ってしまった。ただ一家、6歳と4歳、お母さんの一家族残ってくれて、私の「ひなどりとネコ」になった。まず「木が伸びる」の手遊びで、ちょっと休憩して語り始めた。でも、子どもたちはやっぱり、もうお話はうんざりといった感じだ。「ハハハ、こりゃ最後まで持つかな?」と思いながら語った。ところが、ひなどりとお母さんが、猫から逃れようと走って行くところで、急に上の子の男の子の動きがぴたっと止まって、私をじっと見て聞いてくれるようになった。それからは、下の子もおとなしくなって、最後までしっかり聞いてくれた。私も、とても集中して語れた。ああ、満足! 本当にありがとうございました。

おはなし会のあとで、今日のプログラムは、ストーリーを聞く話ばかりだったから、もっと遊べるお話や、小さな子でも楽しめるお話を入れた方がよかったと、みんなで話し合った。
そう! お話が楽しい、お話が聞けて満ちたりた。聞きにきてくださった方には、そんな気持ちになって、帰っていってほしい。

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