I南小学校 朝の読み聞かせ 6年2組 久しぶりの「あめふらし」
今朝は冷え込んだ!! 寒いけれど、やっぱり冬は寒くなくちゃ、身が引き締まる。
I南小学校へは、ボランティアの人数が足りないとき、呼んでもらっているので、不定期で、担当クラスも規則性がない。でも、なぜか今年の6年生とは、低学年のころから縁があり、手持ちのおはなしも減ってきた。今日は、ひさしぶりに「あめふらし」を語ってみた。
I南小学校へは、ボランティアの人数が足りないとき、呼んでもらっているので、不定期で、担当クラスも規則性がない。でも、なぜか今年の6年生とは、低学年のころから縁があり、手持ちのおはなしも減ってきた。今日は、ひさしぶりに「あめふらし」を語ってみた。
プログラム
絵本 てをみてごらん (PHPわたしのえほん) 中村牧江作 林健三絵 PHP研究所
おはなし あめふらし グリムの昔話
6年生ともなると体が大きくて、部屋いっぱいに広がってしまっているので、「絵本の見えるところにつめてね」といったのだけれど、自分のリ場所がいいのだろう。なかなか動いてくれない。まあ、仕方ない。
『てをみてごらん (PHPわたしのえほん)』で子どもたちは、絵のペーパーの手と、自分の手を同じ形にしたりしている。こうして積極的に参加しようとしてくれるのはありがたい。
つぎの「あめふらし」は、それはそれはよく聞いていた。後ろのすみっこのいた子もじっと顔を上げてこちらを見ている。とても語りやすかった。なのにわたしは、あちゃー! だいじなところでしくじった。なんとかごまかして、物語の筋はまちがいなく伝わったはずだけれど、エスカレーター式に盛り上がるところが、突然途切れた感じになってしまったのは、確か。本当にごめんなさいだ。
おはなしの後、先生が、「うみうし」の写真を図鑑で子どもたちに見せてくれた。もちろん、知っている子もいた。私のはなしは、ちょっとまずかったけれど、子どもたちの、なにかの種になってくれればいい。
ところで「あめふらし」。高慢ちきな王女が、若者に負けて鼻をへし折られ、その若者を夫に迎え自分より優れていると尊敬する。でも実際には、若者はキツネに頼っている。
王女はだまされている。でも、恋に落ちるとはそんなこと。なんて考えると楽しい。。
でも、こんな風にもとれる。若者は、自分の力の足りないところは、他人(キツネ)の力を借りた。不完全な自分を受け入れ、できないことはできる人の力を借りる。一人で何でもやろうとすることこそ愚か。だから、人に頼ることができるという点で、若者は、王女よりずっと優れている。
今回、久々に語って、そんなことをつくづくと思った。昔話は、語るたびにいろいろな思いを呼び起こしてくれる。やっぱりいいなあ。
« 南K小学校 朝の読み聞かせ 3年2組 好スタート! | トップページ | I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 最後まで気を抜くな! »
「おはなし会いろいろ」カテゴリの記事
- H児童センター 未満児さん おはなし会 お母さん方がすごい!!(2023.06.15)
- I南小学校 朝の読み聞かせ 4年3組 (2022.06.23)
- I南小学校 朝の読み聞かせ 4年2組 語りなれたお話から(2022.06.09)
- I南小学校 朝の読み聞かせ 1年3組 やっと……(2021.12.09)
- H小学校 朝の読み聞かせ 4年1組 「北風に会いにいった少年」最後はうまくいくんだね(2020.02.14)
« 南K小学校 朝の読み聞かせ 3年2組 好スタート! | トップページ | I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 最後まで気を抜くな! »
コメント