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2019年11月18日 (月)

11月のおはなし広場 りんご病に気をつけて

 ようやく紅葉し始めた。今年は暖かい。きょうは冷え込みも少なく、こういう日におはなし会があたるのは、ありがたい。

 

プログラム
 絵本 ネズミのよめいり (十二支むかしむかしシリーズ) 谷真介文 赤坂三好絵 佼成出版社
 おはなし 七わのからす グリムの昔話 *
 絵本 えんぴつくん アラン・アルバーグ文 ブルース・イングマン絵 福本友美子訳 小学館
 絵本 だいすきがいっぱい (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ) ジリアン・シールズ文 ゲイリー・ブライズ絵 おびか ゆうこ訳
 大型絵本 どうぶつしんちょうそくてい 聞かせ屋。けいたろう文 高畠純絵 アリス館

 

 今年のは1年生はもともと少ないのだが、きょうは欠席が多いのか、さらに少なく感じる。そんなことを感じながら始めた。

 

  

 

 最初の『ネズミのよめいり (十二支むかしむかしシリーズ)』は、「いま国語の授業で日本の昔話のことを学んだところだけれど、このおはなしはみんなあんまり知らないみたいだから」と、1年生のお母さんが読んでくれた。
 ところが、途中で、先生が一人の子を後ろへ引いていき、マスクを渡している。校長先生も入ってきて、なにやら話している。何事だろうかと子どもたちの気がそれた。

 

 

  ←出典本

 

 その次がわたしのおはなし「七わのからす」。最初は静かに始まったのだが、また、途中から先生方が、何人かをひとりずつ後ろへ引いていき、今度は外へ連れ出している。そのたびに子どもたちの視線はそちらへ向かう。私は、一度先生が一番前の子を連れて行ったときのみ、少し語るのをやめて待ったが、そのほかは仕方ないのでそのまま語り続けた。内心、は~、これじゃ台無しと思いつつ。やはり、子どもたちは集中できず、話についてこれなかったと思う。その中でも数人の子がずっと真剣に目を向けてくれていて、救われた。私のお話の後半で、連れ出されたうちの何人かが戻ってきて、後ろに座った。でも、途中から聞いたって、おはなし、わからないよね。そのあとは、幸い、出入りはなくなった。

 

 

  

 

えんぴつくん』は、子どもの関心のある文房具の奇想天外なおはなしだから、子どもたちは楽しめたようだ。この本も1年生のお母さんが読んでくれた。やはり、お母さん方は、子どもの旬の絵本を選ぶことができる。

 

  

 

だいすきがいっぱい (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)』は、しんとして聞いていた。くまのぬいぐるみの気持ちがよくわかるのだと思う。

  

 

 ラストは『どうぶつしんちょうそくてい』で、楽しく。キリンやシロクマの身長の高さに驚き、身長計にしがみついて寝てしまうコアラに笑い声を立てていた。
 ま、いろいろあったけれど、最後はたのしく終えられてよかった。



 終わってから先生からうかがうと、どうやら「りんご病」がこの土日のあいだに流行し、その疑いのある子が、保健室へいかされ、熱を測っていたらしい。ううむ。できたら、おはなし会の前に検温をやっておいて欲しかったけれど、きっと、おはなし会が始まってから、りんご病の流行に気がついたのだろうから仕方ない。
 りんご病妊婦が罹ると危険らしい。どうぞ、広まりませんように。

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