I南小学校 朝の読み聞かせ 6年生全体に「小石投げの名人タオ・カム」
前回、大失敗をした「小石投げの名人タオ・カム」を、今日は6年生全クラスに!!
今日はメンバーが足りなかったとのことで、6年生3クラスをまとめてお願いしますと、お世話係さんから連絡があった。100名以上、それも6年生。よし、語りでいこうと決めた。でも、100名だとどのぐらいの部屋だろう? 声は届くだろうか? 心配だったので、ボイスレコーダーを置き、遠くから語る練習をした。
はじめ廊下の先においたが、廊下だと声が響いて大きく聞こえるようだ。それで、我が家で一番広い空間のとれるリビングとダイニングを開け放ち、窓をあけ(ちょっと近所迷惑?)練習した。力みすぎないように、でも、声が届くように。この方法、なかなかいい。
プログラム
小石投げの名人タオ・カム ラオスの昔話
へびの食い合い 日本の昔話
出典本
集会室へ案内されていくと、それはそれは静かに待っていてくれた。部屋いっぱいに座っている。立って語るつもりだったが、椅子が用意されていたし、座ってみると、いちばん後の子の顔が見えたので、座って語った。
「小石投げの名人タオ・カム」は、とても静かに聞いている。反応が顔に表れず、心配だ。あくびをしている子もいる。でも前回の失敗があって、かなりしつこく練習したせいもあって、緊張もしすぎす、あちこちで言い間違いはあったものの(これはいつものこと)、修正しながら、わたしとしてはうまく語れた。
「へびの食い合い」は、笑い話。できるだけそういうつもりで軽く語る。真面目に聞いている子が多い中で、隣の子と顔を見合わせて笑い出したり、ひとりでにやにやしている子が現れてきたのはうれしかった。
語り終わってから、先生から「感想の言える人」という言葉。感想、本当は聞いて欲しくないけれど、学校では(これから社会で生き抜くにために)、さっといえることが重要視されるのだろう。何人かの手があがった。簡単な「へびの食い合い」の感想が多いかと思ったが、「小石投げの名人タオ・カム」と半々だった。
タオ・カムでは、「タオ・カムが、はじめは一人で寂しかったけれど、技術を習得していい暮らしができたのでよかった」。「がんばっていれば認められる」。「小石で動物の形をくりぬいたり、口の中に命中させるなんてすごい」。
へびの食い合いでは、「2つの蛇のあむあむの(相手をかむ)数が同じだった」。はっとさせられたのは、「力が同じもの同士が戦っても、勝負がつかない」という感想。
ものすごーく、よく聞いて、聞いた子が聞いた子なりに解釈している。ああ、よく聞いていてうれしかった。
私も、今回は練習したから満足。練習、必要です。
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