5月のおはなし広場 リラックスできた?
今年度の1年生にはじめてのおはなし広場。教室で音楽室に移動して、1組4列(2組なので8列)に並ぶのは、たぶんはじめてのこと。先生に教えてもらいながら、とても緊張した面持ちで並んでいる。毎年、学年のカラーを感じるが、今年度はおとなしめ。リラックスして聞いてもらえるようにと、心がけた。
プログラム
朗読 たんぽぽ 川崎洋詩 *
絵本 へいわってすてきだね 安里有生文 長谷川義史絵 ブロンズ新社
絵本 パンダ銭湯 tuperatupera作 絵本館
大型絵本 はじめてのおつかい(こどものとも傑作集) 林明子作 福音館書店
絵本 わたしはあかねこ サトシン文 西村敏雄絵 文溪堂
エプロンシアター 3びきのヤギのガラガラドン *
できるだけ緊張をほどくようにと詩を読む。「たぽんぽ」「ぽぽんた」「ぽんたぽ」「ぽたぽん」の名前の響きをニコニコしてきいている。ああ、よかったと思った。
『へいわってすてきだね』では、読み手が、元号の話から昭和に戦争があったことを話してから読んだ。この絵本は、沖縄県に暮らす1年生の安里有生くんが、沖縄全戦没者追悼式で朗読した詩を元ににしている。同じ1年生の子どもたちが、どう受け止めただろうか?
静かに聞いたあとは『パンダ銭湯』。「読んだこともある」という子が何人もいる人気本だ。読み手が、子どもたちの声を聞きつつ、少し説明を入れながらも読んだので、楽しい笑顔になった。
そのあとの『はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)』でも「知っている」という子が何人か。でも、大型絵本。とても真剣な顔で聞いていた。最近はこどもたちはあまり「おつかい」に行かないんからかえって新鮮だろう。だから余計に興味があるかもしれない。
『わたしはあかねこ』は、かなり深い話だと思う。子どもたちはどう感じただろうか? ひとりだけ赤色で生まれたあかねこを「かわいそう」という声があがった。だからこそ、この先どうなるのか、よく聞いていたと思う。ラストは虹色の家族となり「きれい!」という声や「戦隊みたい」という声。心に残して、もっと大きくなったらまた読みかえしてほしいな。
最後は、毎年恒例のエプロンシアター。今年も、喜んでもらえたと思う。「山へ行って太ってこよう」というと、「太りたくない」という子がここ何年か、必ずいる。飽食の時代ならではかな?
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