1月のおはなし広場 大いに盛り上がる……
音楽室はエアコンが入っていなくて丸型ストーブ。今日は、先生が1台追加して、2台のストーブにしてくださった。やっぱり寒いけれど、ピリッとひきしまる。
プログラム
大型絵本 ビッグブック おめんです いしかわこうじ作 偕成社
おはなし 小さなオンドリとダイヤのボタン ケイト・セレディ作 *
絵本 すすめ! かいてんずし 岡田よしたか作 ひかりのくに
絵本 イノシシとお月さま (十二支むかしむかしシリーズ) 谷真介文 赤坂三好絵 佼成出版社
大型絵本 バムとケロのさむいあさ 島田ゆか作 文渓堂
『ビッグブック おめんです』は、もう表紙を見ただけで大笑い。ページを捲って大笑い、仕掛けのお面をページをめくって大笑い。読み手の声がまったく聞こえないほどだ。
そのあとが私のおはなし「小さなオンドリとダイヤのボタン」だ。こんなに興奮してしまっている子どもたち、お話がきけめだろうか? 「おばさんはお面していないから、おばさんの顔見てね」などと、少し話してからはじめた。コケコッコーの鳴き声で笑い声。そして、オンドリが井戸の水を飲み干してしまうと、驚いて大騒ぎに。そのあとも、オンドリがすごいことをするたびに大騒ぎになり、コケコッコーを私と一緒に言おうとし……。声が届かなくて、なんどか、止まって声が静まるのを待った。その結果、少しリズムがくずれて、ところどころ違った言葉を言いながらも修正して語った。ラストのぶぶんは、もうお話しの格の部分は終わっているから、あまり聞いていない。とにもかくも語り終わって、思わず笑ってしまった。ふーっ。1冊目からの流れでああいった大きな反応になったのだろうか? このお話だけだったら、これほどにはならなかったと思う。
次の『すすめ! かいてんずし』も、やはり、大騒ぎに。後の方の子たちは絵が見にくいので立ち上がって、先生に注意されたりしている。もう少し絵が大きいとよかった。
こうした刺激のある作品が続いただけに、次の『イノシシとお月さま (十二支むかしむかしシリーズ)』は、ものたりなく感じてしまったかもしれない。子どもたちは少しおしゃべりしたり、体をあちこちに動かしたりしながら聞いていた。でも、イノシシがすもうをとりはじめるとしんとなった。すもうが身近なのか、勝負の行方がきになったか?
ラストの『バムとケロのさむいあさ』は、わりと静かに見ていた。大型絵本なのだけれど、それでも細々したものが後ろの方では見えないのが残念。ラストの落ちをちゃんと予想している子がいた。
今日のプログラム、子どもたちは確かに大いに楽しんでいたけれど、少し偏っていたんじゃないかと不安になる。作品選びには正解がなくて、迷うばかりだ。
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