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2018年11月14日 (水)

南K小学校 朝の読み聞かせ 1年1組 子どもたちと一緒に語る

 教室にいくともう子どもたちはすわって待っていてくれて、すぐに入れてもらえた。それで3冊用意していたうちの一番長い(そして、私の一番読みたかった)絵本を読むことができた。

プログラム
 絵本 ナガナガくん シド・ホフ作 小船谷佐知子訳 徳間書店
 おはなし きしむドア (『フランさんの語り3』より)

ナガナガくん』の表紙を見せると、長い犬の胴に大笑い。ええっ!? これだけでそれだけ笑える? このハイテンションだとちゃんと絵本を見てもらえるかなあと心配したが、まったくの杞憂だった。ナガナガが、体が長いことで他の犬にからかわれるとわかったあたりから、しんとして聞き始めた。さらにナガナガが悩んでいるところでは、心から心配しているのがその表情から伝わってくる。こうした辛い気持ちが切実にわかる年なのだと思う。でも、そのあと、大団円で物語が終わると笑顔がはじけた。
 そのあと「きしむドア」へ。こちらは、はじめのうち、いったい何の話だろうかとふしぎそうに聞いていたが、繰り返しだとわかると、おもしろがって、私といっしょに繰り返しを言って楽しんでくれた。ところが、実はわたし繰り返しのひとつの言葉「ドアをしめます」の一文をひとつ抜かしていたのに、途中で気づいてしまった。それで、次から修正して入れたので、ちょっと自分の中ではおかしな感じに。でも、子どもたちはおそらく気づいていない。たぶん、あるべきだけれど、なくても大丈夫(理解のさまたげにならない)一文なのだ。ああ、すべて抜かしたままでやればよかったと反省している。おはなしは生き物で、出たとこ勝負。臨機応変が要される。

     

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