I南小学校 朝の読み聞かせ 2年2組 めちゃくちやゃ面白い「小さなボタンとダイヤのボタン」!!
昨日のおはなし会。教室に入ると、なんだか大勢いるという感じがした。思わず「大勢だね」とつぶやくと、先生が「はい、35名です」。私が普段いく学校は、いま1クラス20人ちょっとなので、余計そう感じるのだろう。
横に広がっていたので、詰めてもらって始める。
プログラム
絵本 へっこきよめさん (子どもとよむ日本の昔ばなし) おざわとしお再話 からさわかおり絵 くもん出版
おはなし 小さなボタンとダイヤのボタン ケイト・セレディ作 (『お話してよ、もうひとつ―コルウェルさんのお話集』)より
『 おざわとしお再話 からさわかおり絵 くもん』を鞄から出すなり、「ああー、知っている! この前読んだやつ」と大声で言う子がいて、これは困ったと思った。クラスで話題の本なのかもしれない! でも「みんな読んだことがあるの?」と聞くと「知らない」と答える子が何人かいたので、「じゃあ、読むから、知っているひとはシーだよ」といって読み始めた。
はじめ、「嫁さんをもらう」だの「おっかさん」だのいう耳慣れない言葉にひっかかって、となりの子とひそひそしていた子もいたが、おならの前の場面になると、突然しんとなり「ぶー!」というと、大笑いする。いい反応だ!! 最後の「へや」の意味は、残念ながら理解できなかったようだ。
次の「小さなボタンとダイヤのボタン」も、ものすごく反応がよかった。オンドリがどんなにひどい目に合わされても、平気で切り抜けるすごさを純粋に驚き、何度も出てくるセリフ「コケコッコー。トルコの王様~」を楽しんでくれた。はじめ、あまり聞く子でなかった子も、どんどん話に引き込まれて、顔を輝かせて聞きだすのが、はっきりとわかって、私もとても楽しかった。久々のヒットだ! 終わった後、当番の子が「感想のあるひと」と尋ねた。あ、感想は聞かなくても……と一瞬思ったものの杞憂だった。次々手があがって、みんなオンドリがどんなにすごかったかを、自分の口で話したくてたまらない感じなのだ。
このお話は創作だけれど、まったく無駄がなくて、昔話の文法にそっていて、はっきりとすじが見え、小さなオンドリが悪い王様をこらしめる爽快感がたまらない。これからも、低学年にどんどん語っていきたい。
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