8月のK図書館分館おはなし会 こわいお話
今月は怖いお話をしてほしいと図書館からの要望があった。怖いといっても、図書館に来る子は小さな子が多いので困ったなあと思って、いろいろ考えたが、結局おばけのお話ばかりになってしまった。
プログラム
おはなし くらいくらい家 『五分間で語れるお話―もっと聞かせて!短いお話48編』より *
絵本 どろん ばあ おばけかぞえうた (幼児絵本シリーズ) 小野寺悦子文 上垣歩子絵 福音館書店 *
絵本 ちんころりん 高知の昔話 年少版こどものとも 415号 中脇初枝再話 ささめやゆき絵 福音館書店 *
絵本 ゆうれいとすいか (ひかりのくに傑作絵本集 (5)) くろだかおる文 せなけしこ絵 ひかりのくに *
絵本 こわめっこしましょ tupera tupera作 絵本館 *
手遊び 1丁目のおばけ *
紙芝居 よわむしおばけ 仲倉眉子作 教育画劇 *
エプロンシアター 3匹のヤギのがらがらどん
来てくれたのは、0歳、3歳、5歳と小学3年生の4人の子とお母さんとお父さん。家族ごとに座って聞いてくれた。
「くらいくらい家」は、「きょうは、怖いお話だからね」と言って話したので、5歳の女の子がお母さんにずんずん近づいていった。そのあとは明るく『どろん ばあ おばけかぞえうた (幼児絵本シリーズ)』へ。楽しそうに見てくれた。『ちんころりん 高知の昔話 年少版こどものとも 415号』は小さい子向けなので、小学生はつまらないかと思って『ゆうれいとすいか (ひかりのくに傑作絵本集 (5))』を読む。これは、失敗だった。今の子には、ところてんや蚊をぱちんとたたくことがぴんと来なかったかもしれない。それで、よせばいいのに『こわめっこしましょ』。小さな子は怖かったら、顔を隠していてね。といって読むと、案の定、3歳の子はずっとお母さんの膝に顔をうずめていた。そこで、お化けを追い払う手遊びといって「1丁目のおばけ」。それが、私自身3歳の子を怖がらせたのに動揺していて、しかも練習が足りなかったために、うまくできなかった。ごめんなさい。ごまかしたまま、かわいらしいおばけの紙芝居だよと言って『よわむしおばけ』。子どもたちの反応が少なくて、心配になる。
エプロンシアターでは、トロルが出てくるのを子どもたちは楽しんでいた。ああー楽しく終わってもらえてよかった。
帰り支度をしていると、5歳さんが図書館から出ながら、お母さんに「紙芝居面白かったね~」と言っているのが聞こえた。こちらも、ああ、よかった。楽しんでもらえたんだ。
年齢の幅が広くて、テーマが決まっていると、おはなし会のプログラムを組むのは、結構難易度が上がると、今回思った。怖いお話も小学生中学年あたりからだと、もっと怖いのや、怖さが潜んでいてぞっとするお話もできる。
なんにしろ、読み手ととしは、もっともっと絵本をよく知ることが大切だ。
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