I市立図書館6月のおはなし会 楽しい場所でありたい
昨夜の嵐は嘘のように朝からかんかんと晴れた。涼をもとめて、図書館の来館者が増えてくる時期だ。たくさんの親子があつまってくれた子ども13人と大人12人。2-3歳の小さな子が多いが小学生も何人か。みな親子で聞いてくれた。
プログラム
わらべうた&あてっこあそび おてぶしてぶし *
絵本 さくらんぼさくらんぼ (小さな子どもの心におくる絵本) 岸田衿子文 長新太絵 ひかりのくに社 *
絵本 ルラルさんのじてんしゃ (いとうひろしの本) いとうひろし作 ポプラ社 *
手遊び くまさんくまさん
絵本 とんとんとんと 五味太郎作 クレヨンハウス
紙芝居 なぜ、七夕にささかざりをするの? (なぜ?どうして?たのしい行事) 若山甲介脚本 常光徹監修 藤田ひおこ画 童心社
大型絵本 でんしゃにのって (うららちゃんののりものえほん) とよたかずひこ作 アリス館 *
わらべうた さよならあんころもち
「おてぶしてぶし」は、3回繰り返した。さくらんぼがどちらに入っているかを当てるのだが、2回目で外れる子が多かったので、3回目は絶対にあててもらおうとして、大失敗。はいっていないほうの手を開けたままにして、「どっちだ?」と言ってしまった。大笑い。そして、もちろん、みんなあてられた。加齢のせいだろうか、頭と身体が違うことをしてしまう。でも、まあ、みんな楽しそうだったから、よしとしよう。
『さくらんぼさくらんぼ (小さな子どもの心におくる絵本)』も『ルラルさんのじてんしゃ (いとうひろしの本)
』も、びっくりするぐらい、よく聞いていた。『さくらんぼさくらんぼ (小さな子どもの心におくる絵本)
』で、最後に「だれかがたべちゃった」と読むと、「ぞうさんだよ」の声。『ルラルさんのじてんしゃ (いとうひろしの本)
』で自転車が坂をすごいスピードで走りだすと、「だいじょうぶだよ」と言っている声。静かな中で、こうした声が聞こえるのはとても嬉しいし、読んでいて励みになる。
「くまさんくまさん」の手遊びは、小さな子がとても嬉しそうにやっていて、親も笑顔!笑顔!だった。次の『とんとんとんと』を読んでいるとき、えっ、計画通りのプログラムだと、時間が余りすぎることに気付いた。紙芝居『』を読んでいるうちに、あわてて図書館の中をまわって、大型絵本『なぜ、七夕にささかざりをするの? (なぜ?どうして?たのしい行事)
』をみつけて、急きょ入れてみた。これもまた、よく聞いてくれた。この絵本は小学校などで読むと、子どもたちはわいわい言って喜ぶのだが、図書館だとこんなに静かなのだ。でも、子どもたちは、じっと動きをとめて、しっかり絵を見ていたから、楽しんでくれたと思う。
ところで、紙芝居のとき2歳の子が「もう嫌だ~でていく~」とぐずって出て行かれた親子があった。外でお母さんが「もうしわけありません、みんなといるのが苦手なんです。」とおっしゃった。「いえいえ、まだ小さいんですもの大丈夫ですよ、またきてくださいね」と声掛けしたけれど、本当に心配しないでほしい。子どもはそれぞれ興味の対象が違うし、日によって気分も変わるし、なにより成長もするし、その子がそのときのその子でいるのが一番だから。
おはなし会は楽しい場所であってほしいから、無理にお利口にしてなくていい、その子のペースで参加してほしい。
« 課題図書を読む『こんぴら狗』 | トップページ | 課題図書を読む『一〇五度』 »
「図書館おはなし会」カテゴリの記事
- I市立図書館おはなし会 そんなこんなで、まあまあ、いろいろ(2022.05.28)
- I市立図書館 ストーリーテリングによるおはなし会 ぴたっと止まる瞬間(2022.05.21)
- I市立図書館おはなし会 新しい始まり!!(2022.04.09)
- I市立図書館おはなし会 すてきなおはなし会初め(2022.01.08)
- I市立図書館おはなし会11月27日(土)おはなし会の楽しみ方もいろいろ(2021.12.09)
コメント