朝の読み聞かせ 5年2組 クラスでお話の世界を共有
高学年の朝の読み聞かせは、1学期に1回ずつ。今年度、3回目で最後。来年度から2学期制に変わると聞いているが、読み聞かせも年に2回になってしまうのだろうか?
5年生になると、とても体が大きい。教室いっぱいに広がって座っていたので、絵が見えるように少し詰めて座ってもらった。
プログラム
絵本 バナナです 川端誠作 文化出版局
おはなし お話を知らなかった若者 アイルランドの昔話
『バナナです』は、言葉はいたってシンプル。「バナナです」だけなのに、絵が饒舌に物語る。5年生ともなると、それがよくわかって、とても楽しんでいるように思えた。次の「お話を知らなかった若者」は、最近、ずっと語っているお話。夜中に男が寝室に入ってくるところから、それはよく聞いていた。いつも子どもたちの顔を見て語るのだが、どの顔を見ても目が合い、不気味な雰囲気をクラスでおはなしの世界を共有しているような気持ちになれた。語り終わって、「おしまい」といっても、しばらくしんとしたまま。それから拍手してくれた。こういうのは、本当にうれしい。
来年もこの子たちの前で語れるといいなあ。
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