K小学校読書週間 おはなし会 3-6年生 小さな学校で
K小学校は、少人数で、1-2年、3-4年、5-6年で複式学級がひとつづかつつの3クラス。低学年と中高学年の二つの分かれて、2限目と3限目の間の長放課におはなし会をし、私は中高学年の方を担当した。
プログラム
絵本 バナナのはなし (かがくのとも絵本) 及川賢治絵 福音館書店 *
おはなし かしこしモリー 子どもに語るイギリスの昔話 より
図書室で、14名が2列にきちんと並び、その後ろに先生が4名並んで、聞いてくれた。私は1冊目の『バナナのはなし (かがくのとも絵本)』を読んだ。ここで失敗。子どもたちに、見えるように並んで、リラックスしてきいてと言えばよかったのに、時間がないからと、あせってそのまま初めてしまった。1ページ読んだところで気がついて「見えるところに移動してね」といったものの、子どもたちは動かない。まあしかたないとそのまま読んだ。とても静か。でも、なんだか、あまり静かなのでとても不安な気分で読み終える。
次の「かしこいモリー」も、とても静かに聞いていた。だけど、なんだろう、静かすぎて、語り手も乗らないような感じのまま。終わりがけにチャイムが鳴ってしまった。
つくづくはじめにリラックスさてなかったのがいけなかったと反省する。でも、終わってから、ひとりの子が先生から急に求められたにもかかわらず、「『バナナのはなし (かがくのとも絵本)』は全然知らなかったバナナのことがわかりました。「かしこいモリー」はモリーがなんて賢いだろうと思いました」と素晴らしい感想を言ってくれて、嬉しくなった。
おはなし会の終わったあと、司書の先生から、1-6年生でおはなし会をしたら、もっと子どもたちの世界が広がったかも……と意見をいただいた。年齢にあった話をしたいということで、二つに分けたが、なるほど。こうした小さな学校では、みんなで聞くということも重要なのかもしれない。ひとつ勉強になった。
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