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2017年10月

10月のひよこちゃん 楽しい時間に

 先月は図書館の蔵書整理でお休み。2ヶ月ぶりのおはなし会となった。はじめ、4か月の赤ちゃんだけだったので、あわてて、絵本を図書館で選んだのだが、はじまるころになって、3歳と10か月くらいの姉弟、3歳さん、1歳さんと来てくれて、全部で4組の親子となった。

プログラム
 わらべうた くまさんくまさん *
       お茶を飲みに来てください *
 絵本 くまさん ふぅー 飯野和好作 こどものとも0.1.2. 2015.11 福音館書店
 絵本 いもほりよいしょ! (12か月のしかけえほん) きむらゆういち作 いもとようこ絵 教育画劇
 わらべうた じーじーばー *
       ちっちこっことまれ *
 絵本 かごにのって (うららちゃんののりものえほん) とよたかずひこ作 アリス館 *
 絵本  じゅう じゅう じゅう あずみ虫作 こどものとも0.1.2. 2017.10 福音館書店 *
 手遊び たまごをポーンとわりまして *
 紙芝居 おえかきなあに? (あかちゃんかみしばいいっしょにこんにちは) ふるのれいこ脚本 山本祐司画 童心社
 紙芝居 おむすびくん (年少向けおひさまこんにちは) とよたかずひこ作 童心社

 4か月の赤ちゃんは、始終ご機嫌で、にこにこ笑って、ときどき、声を立てて笑い、あっあーという。そのタイミングが、とてもよくて、場の雰囲気がとても和んだ。『くまさん ふぅー』は、擬音がいっぱいで、みんなじーっと見ている。とても楽しめたのたのは『かごにのって (うららちゃんののりものえほん)』。歌あり、掛け声あり、動物の鳴き声ありで、赤ちゃん向けにしては、長いのだけれど飽きさせない。
 紙芝居では『おえかきなあに? (あかちゃんかみしばいいっしょにこんにちは)』で、3歳の子たちが、とても嬉しそうに見ていた。ゾウが絵を描くのだが、それが、自分たちの描く絵に近くて嬉しかったのではないだろうか? 何の絵か当てていくのだが、最初のりんごは「かき!」との答え。たしかに……今年はこの地域は、柿が鈴なりになっているので、きっと印象に強いのだろう。2番目は「恐竜!」で見事に正解! お母さんが驚いていらっしゃった。
 3歳の子たちは、はじめは恥ずかしそうにしていたが、最後は元気いっぱいだった。楽しい時間が持てて、よかった。

         

        

S保育園 年少中長さん ストーリーテリングによるおはなし会 細く長くつづける

 7月に行ったS保育園。10月も担当させてもらった。

語ったのは……
 ひなどりとネコ ミャンマーの昔話

 前回もよく聞いてくれて感心したのだが、今回は、さらにしっかり聞いてくれた。このお話は小さな子も惹きつけるお話で、たいてい失敗がない。年取ったネコがひな鳥を「食べてしまうぞ」というところから、子どもたちは、ひな鳥になりきって真剣になる。このひな鳥が茶目っ気たっぷりで、後半はその可愛らしさ全開になり、聞き手がひな鳥からちょっとひいて外側から眺めると、おかしくて笑いが込み上げる。でも、園児ぐらいの子たちはたいてい、ずっとひな鳥になりきっていて、最後まで緊張してきき、ひなどりがくしゃみをするととても心配する。年少、年中さんはそんな聞き方だった。でも、年長さんは、ちょっと外側から見ることができたのだろう。くしゃみを我慢する後半のくだりをくすくすと笑いながら聞いた。そして、ひな鳥たちが助かって、小さな聞き手たちがお話からすっかり離れてしまう最後の段落まで楽しんだのだ。
 年長さんは、年少さんのときから、毎年ひとつずつお話を聞き続けてきている。それがこうした反応に出ているのではないだろうか。細く長くつづけるっとすごい!!

朝の読み聞かせ 3年1組 『ひゃくにんのおとうさん』で大笑い

 今朝は出かけるのが遅くなり、ばたばたと学校へ入った。あわてて、階段をふみはずし、つまずいて、けがはしないけれど、転びかけたので、教室に入った時には、胸がどきどきしていた。

プログラム
 おはなし 頭に柿の木 日本の昔話
 絵本 ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2) 譚小勇・天野祐吉再話 譚小勇絵 福音館書店

 転びかけたことを、子どもたちに話して息を整えた。それがよかったのかもしれない。子どもたちは、最初から、私の話を楽しんで聞いてくれた。頭に柿の木が生えて、キノコが生えて、魚が泳いでを、面白がり、頭のうえの田で稲ができるのを、まさか~と言いながら笑って聞いてくれた。岩手県のお話だよというと、「本当のことなの?!」という声。「そうかもね」と答えておいた。
ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2)』は、この前お昼休みに読んだが、いたのは1年生ばかりなので大丈夫だと思ったが、その中に3年生の男子がまぎれこんでいたらしい(なんて嬉しいこと!!)。「それ、前、憩いの部屋で聞いたよ」という。「じゃあ、ほかのにしよう」と変えようとすると、他の子たちが「それがいい!」。聞いたことのある子に「読んでいい?」と聞くと頷いてくれたので読んだ。傘が100個でてくるところから、楽しんでいた。火や水が100倍になるのも、予想し、もちろん題でネタバレのお父さんも、予想する。でも、この絵本では、予想していても、お父さんが次次でてくる様子が、とても、おもしろく描かれているのだ。ページをめくるたびに大笑いだった。
 おはなしが終わると先生がにこにこ顔で「子どもたちがとても喜んでいます。ありがとうございました。」と言ってくださった。わたしも、とても楽しかった。ありがとう。

    

K幼稚園 年長さん ストーリーテリングによるおはなし会 はじめて 心に何かが届いていますように

 今年からK幼稚園でもお話会をさせていただくことになった。今日は初めて。人数は2クラスで60人程度。K第2幼稚園と比べるとずっとこじんまりしている。初めてということもあって、緊張してお利口に聞いてくれた。

プログラム
 はじまりのうた ろうそくぱっ *
 おはなし ひなどりとネコ ミャンマーの昔話 *
 手遊び どんぐりころちゃん *
 おはなし ついでにペロリ デンマークの昔話
 おしまいのうた ろうそくぱっ

 ストーリーテリングが言葉だけで伝えるお話だといってから始めた。「ひなどりとネコ」は、静かに聞いていて、ネコが出てくるところから、どきどきしながら聞いている様子の子が何人か出てきた。おかあさんどりとひなどりが壺に隠れたところが、いちばん緊迫して聞いているようだった。とうとうひなどりがくしゃみをしていると、何人かの子が驚いた顔をした。そのあとをゆっくり語ったせいだろうか、ネコが逃げてしまったところを面白がった子が数人いて、こうしたことはありないので(だいたいはぽかんとして聞いている)嬉しかった。
 手遊びのあと、次のお話へバトンタッチした。「ついでにペロリ」では、ねこが、鍋とおばあさんを呑みこんでしまうところで、「ええーっ」と驚きの声があちこちで上がったので、これは、ずっと楽しんでくれるだろうと思ったのだが、そのあとは静かに聞いていることが多かった。途中で「まだ食べるの?」との声が少し。このお話は、一緒に唱えて見たり、ネコが「食ってやる」といってぺろりと飲み込むたびに、歓声を上げたりと、いろいろな楽しみ方があるのだが、まだ聞きなれていないこの園の子たちは、そうした楽しみまでは行けなかったのかもしれない。
 初めてストーリーテリングを聞いてくださった先生は、子どもたちがずっと静かに聞いているので驚いていらっしゃった。ということは、子どもたちに心に何か届くものがあっただろうか? そうでありますように。

I南小学校 朝の読み聞かせ 3年3組 楽しんでくれてありがとう

 昨日、朝のお話会。教室にいくとすでに、床に座って、並んで待っていてくれた。先生がお二人いて、「今日は調子悪い子が二人いけれど気になさらずに……」と。なるほど、ふたりは、少し離れた後の椅子席にいる。でも、ちゃんと静かに座っているので、安心して始めた。

プログラム
 おはなし 頭に柿の木 日本の昔話
 絵本 ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2) 譚小勇・天野祐吉再話 譚小勇絵 福音館書店
 絵本 かげええほん こんどうりょうへい作 かきのきはらまさひろ構成 やまもとなおあき写真 こどものとも 2016年 01月号 [雑誌] 福音館書店

 本当は「おんちょろちょろ」を語るつもりでいたのだけれど、前の日に、近所の柿の木があまりにたわわに実っていて、熟し柿がいくつか落ちていたので、やっぱり今の季節はこれだと「頭に柿の木」にした。子どもたちは、意外にもお話を知らなかったようで、とても面白がって聞いてくれた。後の椅子席の二人も、聞き耳をたてて笑ったりしている。ああ、このお話を選んでよかったと思った。後半、私がちょっと言葉に詰まって滑らかに語らなかったので、笑いが沈んだ気がした。やはり、こういう大ぼら話は、つらつらーと語らなければならない。『ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2)』も喜んでくれた。さすが3年生となると、オチがわかって、口に出して言う子もいるのだが、それでも、絵で100人のお父さんがでてくると、楽しくてたまらない様子だった。『かげええほん』は、何人の人がどんなふうに影を作っているか、予想してもらいながら読んだ。影絵遊び、クラスのお友達とで、やってもらえるといいなあと思う。終わると「ああー、おもしろかった」と行ってくれる子がいていい気持ちにさせてもらった。ありがとう。

    

10月のK図書館分館おはなし会 好奇心、吸収力いっぱい

10月のK図書館分館おはなし会

 朝になって雨が止んだ。近くの幼稚園は運動会の予定だったけれど、運動場の状態が悪くて中止になった。雨が止んだから家族でお出かけしたのだろうか、図書館に来たのは、年長のKくんだけだった。

プログラム
 わらべうたであてっこ どんぐりころちゃん *
 絵本 かいじゅうのこんだて (わははは!ことばあそびブック) 中川ひろたか 文村上康成絵 PHP研究所
 紙芝居 しろいからす 上地ちづ子脚本 福田庄助画 童心社
 絵本  どんぐりころころ (しぜんにタッチ!) 大久保茂徳 片野隆司写真 ひさかたチャイルド * 
 絵本 がたぴしくん (PHPわたしのえほん) たしろちさと作 PHP研究所 *
 エプロンシアター ねずみのすもう

 Kくんは、たいへんなお話好きで、いつも、体全体でお話を聞いている。今日も、とてもよく聞いて、驚いたり、笑ったり、集中してじっとしたり……Kくんのお話もたくさんしてくれた。
 紙芝居『しろいからす』ではカラスの愚かな行動を、興味深々で聞いていた。『どんぐりころころ (しぜんにタッチ!)』は、いろいろなどんぐりの種類を見て、「これとこれとこれ」は見たことがあると教えてくれた。『がたぴしくん (PHPわたしのえほん)』は、どうやら園で昨年読んでもらった様子。しっかりあらすじを覚えていたが、他にK君に向くような本を持っていなかったので、「もう一回聞いてね」といって読んだ。途中で、「(バスが)でも、動くんだよー」と嬉しそうに声をあげた。
 エプロンシアターでは、やせたねずみを演者がだすと「やせてるねー」。そのねずみが太ると「太った」と、ぴったりの反応をしていた。
 おはなし会が終わってからも、Kくんは、カブトムシが家で何匹も幼虫になったことや、ヘラクレスオオカブトがどんな角をもっているかを、両手を使って教えてくれた。前は列車に夢中だったけれど、いまは昆虫かな? ああ本当に好奇心、吸収力いっぱいの5歳児。どんどん成長してほしい。次の会えるのが楽しみ!

    

雨の日のお昼休みのおはなし会 3回目 子どもたちは面白い本を知っている

 2学期になって初めての雨の日。昨日から急に寒くなってきたので、子どもたちは雨の日は寒いらしく、小さな部屋に「あったかーい」と言いながら飛び込んでくる。ほとんどが1年生だ。でも、みんな元気が有り余っているようで、とても静かに聴けない。何人かはほんとにおはなし好きらしく「静かにして~」と言って、絵本の前で耳を澄ますのだが……。

読んだ本
 うし 内田麟太郎詩 高畠純絵 アリス館
 どんぐりころころ (しぜんにタッチ!) 大久保茂徳 片野隆司写真 ひさかたチャイルド   たぬきがいっぱい (フレーベル館復刊絵本セレクション) さとうわきこ作 フレーベル館
 そよそよとかぜがふいている 長新太作 復刊ドットコム
 ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2) 譚小勇・天野祐吉再話  譚小勇絵 福音館書店

 まず『うし』はよかった。何がおかしいだか、牛が出てくるたびに大笑い。しかし、それでハイテンションになってしまったか、そのあとは走り回るは叫ぶはの大騒ぎ。私がいくら「お話の聞けない子は外へ」といっても、まったく聞かない。私の声も通らない。ほとほと困った。ところが最後に『ひゃくにんのおとうさん (こどものとも世界昔ばなしの旅2)』を読むと、騒いでいた子たちが出て行って、残った子たちがしーんと聞き入った。えっ?えっ? どういうこと? こうしたことは、雨の日のお話会では、しばしば経験する。ストーリーがしっかりしていて、その展開がおもしろいお話。子どもたちは、面白いものをちゃんと知っているのだ。  

    

   

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