3月のおはなし広場 最後までありがとう
今年度最後のおはなし広場。今年の1年生はとてもいい聞き手だった。今日も……。
プログラム
絵本 ふしぎなナイフ 中村牧江/林健造作 福田隆義絵 福音館書店 *
絵本 あのひのクジラ ベンジー デイヴィス作 村上康成訳 ブロンズ新社
おはなし かしこいモリー イギリスの昔話 *
絵本 絵本天の笛 斎藤隆介文 藤城清治絵 佼成出版社
絵本 シロナガスクジラより大きいものっているの? (児童図書館・絵本の部屋―ふしぎだな?知らないこといっぱい) ロバート・E・ウェルズ作 せなあいこ訳 評論社*
『ふしぎなナイフ』は、表紙を見せると、なぜか「こわーい!」という声。凶器とおもっのだろうか? 絵本を知っている子もいたし、知らなかった子も。でも、何度見てもこの絵本は不思議な感じ。ページをめくることに歓声を上げていた。
うってかわって『あのひのクジラ』は、しんとして聞く。ここが今年の1年生のすごいところ。一緒に暮らすパパが、仕事が忙しくてあまり話せなくてさびしい少年が、クジラの子を海からつれてきちゃうお話。少年とパパの静かな気持ちのふれあいが感動的でじんときた。きっと子どもたちもそんな気持ちをくみ取っていたと思う。
わたしのおはなし『かしこいモリー』も、おっかかなびっくりしながらよく聞いていた。モリーが大男をうまくやりこめていくのを、とても面白がっているようすだ。髪の毛一本橋にくると、2回目からは笑い声が上がった。
『絵本天の笛』は、前半、お話の雰囲気がつかめないらしく、くすくす笑う子もいたが、後半ヒバリが自分の命を顧みずにお日さまのところへいこうとするあたりからしんとして、聞いていた。ヒバリのけなげな決心を感じた子が多いと思う。
まだたっぷり時間があまったので、おまけの『シロナガスクジラより大きいものっているの? (児童図書館・絵本の部屋―ふしぎだな?知らないこといっぱい)』。この本は宇宙の大きさをいちばん生大きな動物のシロナガスクジラから順番に、分りやすく説明していく。ものすごくその規模の大きさを、ものすごく感動して聞いてくれた。(わたしの読みがかなりへたくそだったが……ごめんなさい)この絵本は宇宙までひろがるので、高学年でもたまに読み反応もよいが、もしかしたら、純粋に感動して聞けるのは低学年までかもしれない。
終わってから、最後ということで、お手紙のお礼をいただいた。よく聞いてくれてありがとう。お礼をしたいのは、こちらだよ。
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