« 課題図書を読む『大村智ものがたり』 | トップページ | 課題図書を読む『さかさ町』 »

2016年7月 7日 (木)

朝の読み聞かせ 2年2組 楽しんで語る「おばけ学校の三人の生徒」

 昨日の朝の読み聞かせ。教室に行くと、今日が読み聞かせだと知らない様子。私の顔を見ると、みんなで声を掛け合って聞く体勢になってくれた。素晴らしい。

プログラム
 絵本 しろねこしろちゃん (幼児絵本シリーズ)  森佐智子文 MAYA MAXX絵 福音館書店 福音館書店
 おはなし おばけ学校の三人の生徒 松岡享子作

しろねこしろちゃん (幼児絵本シリーズ)』のタイトルを読んで表紙を見せた後、表紙をめくると、くろねこ母さんと3びきのの黒こねこと白こねこが現れる。またタイトルを読むと、小さな白こねこが目に入らないのか、白から黒への変化に驚いたのか、「あれーっ、くろねこだよ」の声。でも、次第に話の内容が分かったみたいだ。この絵本は短いだけれど、仲間外れの気持ちや、認められる嬉しさがきゅっとつまっていて、子どもたちの心をつかむ。静かに聞いてくれた。
 さてもおはなしをと「おばけ学校の三人の生徒」を語った。はじめは、つまらなそうだったが、おばけたちがテストを受けて、1年生、2年生、3年生と順番に上手になるというくりかえしがわかると、笑ったり、批評したりして聞き出した。いろいろな語り方があるが、今回私は、1年生をとにかくへたくそに、2年生を普通に、3年生をやりすぎなくらい趣向をこらしてやってみた。すると、子どもたちは1年生では大笑い。2年生でうなずく。そして3年生が先生に「たいへん素晴らしい」と褒められると、「ええー! 上手なの? 2年生のほうがいい」と声をあげたりする。自分たちが2年生なので、2年生びいきなのか、3年生はやり過ぎだと思うのか、その反応を見ていて語りながら、とてもおかしくて、楽しく語れた。最後はびっくりしたあと、みんなで大笑い。すてきな朝のスタートとなった。

     

« 課題図書を読む『大村智ものがたり』 | トップページ | 課題図書を読む『さかさ町』 »

すいすい 朝の小学校おはなし会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 課題図書を読む『大村智ものがたり』 | トップページ | 課題図書を読む『さかさ町』 »

Amazonアソシエイト

  • 野はら花文庫は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
  • Amazon、Amazon.co.jpおよびAmazon.co.jpロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

NetGalley 本の応援団

  • グッドレビュアー
  • プロフェッショナルな読者