朝の読み聞かせ 2年2組 楽しんで語る「おばけ学校の三人の生徒」
昨日の朝の読み聞かせ。教室に行くと、今日が読み聞かせだと知らない様子。私の顔を見ると、みんなで声を掛け合って聞く体勢になってくれた。素晴らしい。
プログラム
絵本 しろねこしろちゃん (幼児絵本シリーズ)
森佐智子文 MAYA MAXX絵 福音館書店 福音館書店
おはなし おばけ学校の三人の生徒 松岡享子作
『しろねこしろちゃん (幼児絵本シリーズ)』のタイトルを読んで表紙を見せた後、表紙をめくると、くろねこ母さんと3びきのの黒こねこと白こねこが現れる。またタイトルを読むと、小さな白こねこが目に入らないのか、白から黒への変化に驚いたのか、「あれーっ、くろねこだよ」の声。でも、次第に話の内容が分かったみたいだ。この絵本は短いだけれど、仲間外れの気持ちや、認められる嬉しさがきゅっとつまっていて、子どもたちの心をつかむ。静かに聞いてくれた。
さてもおはなしをと「おばけ学校の三人の生徒」を語った。はじめは、つまらなそうだったが、おばけたちがテストを受けて、1年生、2年生、3年生と順番に上手になるというくりかえしがわかると、笑ったり、批評したりして聞き出した。いろいろな語り方があるが、今回私は、1年生をとにかくへたくそに、2年生を普通に、3年生をやりすぎなくらい趣向をこらしてやってみた。すると、子どもたちは1年生では大笑い。2年生でうなずく。そして3年生が先生に「たいへん素晴らしい」と褒められると、「ええー! 上手なの? 2年生のほうがいい」と声をあげたりする。自分たちが2年生なので、2年生びいきなのか、3年生はやり過ぎだと思うのか、その反応を見ていて語りながら、とてもおかしくて、楽しく語れた。最後はびっくりしたあと、みんなで大笑い。すてきな朝のスタートとなった。
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