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2016年6月 8日 (水)

6月の朝の読み聞かせ 4年1組 「小石投げの名人タオ・カム」に感嘆する

 昨夜の雨があがって、さわやかな朝。1年生のとき元気のいい子が多かった4年生。学年が上がるにつれて、徐々に落ち着いてきて、でも、活気があって、今、とてもすてきです。

プログラム
 絵本 おとうさんのえほん  おとうさんのえほん 高畠純作 絵本館
 おはなし 小石投げの名人タオ・カム ラオスの昔話

 クラスでは、読み聞かせなのを知らなかったようで、私の姿を見て、あわてて子どもたちが読み聞かせの準備を。それで、少し遅めに入った。絵本が読めるかどうかぎりぎりだったけれど、いきなりお話に入る自信がなくて『おとうさんのえほん』を急ぎ足で読んだ。これは、ゴリラのおとうさん、ペンギンのおとうさんなど、さまざまな動物のお父さんの様子を4コマ漫画みたいに描いて、お父さんの愛しい行動がくすっと笑わせる。この「くすっ」が積み重なって、あとになるほど可笑しくなる。子どもたちもそんな反応だった。
 メインの「小石投げの名人タオ・カム」は、とてもよく聞いてくれた。タオ・カムが小石を飛ばして葉っぱに、動物の形の穴をあけるのを、「うわー。すごーーい」と言ったりしながら、目を丸くしてきいている。このお話はラストのところが、ちょいと説教臭い。ここのところ、もっとさらっと終わりたいなあなどと思う。子どもたちも、この辺になるとやはりもぞもぞし始めた。でもまあ、この年齢の子たちにとって、大切なメッセージでもある。
 ただし、このおはなしのメッセージは、もっとほかのところにある。足の不自由な貧しいタオ・カムが、大切にされ、みんなから存在の素晴らしさを認められる。そのすばらしさ、感じていてくれるとうれしい。

     

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