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課題図書を読む『みずたまのたび』

 水の循環の絵本といえば『しずくのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―ポーランドの絵本) 』が、まっさきに思いつく。顔があって、手足をもつしずくぼうやの元気あふれるお話だ。本作は、同じ水の循環をテーマにしているけれど、まったく趣が違う。

みずたまのたび
 アンヌ・クロザ
 こだま しおり
 西村書店

     

  わたしは ちいさな みずたま。
  ネコが みずを のんだ ボウルのそこに
  ひとつぶ のこった。
  そうだ、たびにでかけよう。

 ボウルにひとつぶ残っていたみずたまの「わたし」は、蒸気となって空へのぼり、雲に入り、そこからまた地上におちてきて、地中に入って、湧水になり、川にはいって……と旅をする。形を変えて移動しながら、さまざまな植物、動物に出会う。思えば、小さな水のたまは、なんとダイナミック旅をつづけているだろうか。

 このダイナミックな旅を、静かな語りの詩のような文章と、シックな絵が、しっとりとした味わいで伝えてくれる。
 ページをめくるごとに、みずたまが旅していく場所の風景、出会った動物たちが現れる。デザイン化され、落ち着いた配色のなかに、ときおりハイライトの色をさした絵は、みずみずしく、はっとするほど美しい。
 絵本をとじたあと、心を澄まして周りを見れば、すぐそこに、自然の美、自然の神秘を見いだせることに気づくだろう。
 この絵本は、水を循環を教えているだけではない。みずたまの旅を通して、自然の美しさ、センス・オブ・ワンダーを思い出させてくれる。さあ、あなたも、すてきな地球の旅をしよう。

*第62回青少年読書感想文全国コンクール 小学校低学年の部 課題図書

* 読み聞かせメモ
 年長さんから小学校低学年までの読み聞かせにもいい。
 水の循環について少しお話してから読むとわかりやすいかも。
 3~4分くらい。

 同じ水の循環をテーマにした絵本(7~8分)
   ↓
   

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