4月のひよこちゃんおはなし会 『いないいないばあ』の力
新しいはじまりの4月。来てくださった子は、常連のNちゃんとTくんの二組の親子。ふたりとも2歳。T君にはまだ赤ちゃんの弟がいる。お話をするおばさんとしては、やはり4月は新たな始まりだ。今年度はわらべうたを充実させて、絵本も古くからあるものを1冊は読もうと思う。
プログラム
わらべうた くまさんくまさん/おちゃをのみにきてください *
絵本 ぎゅっ
ジェズ・オールバラ作 徳間書店
絵本 ぱぱんのぱん (あかちゃんといっしょ0・1・2)
やすいすえこ作 田中四郎絵 フレーベル館
わらべうた かくかくかくれんぼ/にぎりぱっちり/
たんぽぽたんぽぽむこうやまとんでいけ/じーじーばー *
絵本 いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)
松谷みよ子文 瀬川康男絵 童心社 *
絵本 おおきなたまご (たまごのほん)
寺村輝夫文 和歌山静子絵 あかね書房 *
手遊び たまごがポントわれまして *
紙芝居 おえかきなあに? (あかちゃんかみしばいいっしょにこんにちは)
ふるのれいこ脚本 山本祐司画 童心社
紙芝居 うまうままんま (あかちゃんからの食育かみしばいぱくぱくもぐもぐ)
長野ヒデ子作 童心社
わらべうた さよならあんころもち
「くまさんくまさん」と「おちゃをのみにきてください」はもクマの指人形を使って。この人形は初めてだったこともあり、Nちゃんはとても喜んで、さわにきたりしながら、にこにこ笑っていた。『ぱぱんのぱん (あかちゃんといっしょ0・1・2) 』は、いろいろなパンが出てくるので、ふたりとも大喜び。パン……子どもたち好きなんだねえ。「たんぽぽたんぽぽむこうやまとんでいけ」「にぎりぱっちり」と「じーじーばー」は、布を使ってみんなでやったのだが、小さな子たちは、「にぎりぱっちり」で布を投げ、他ではなかなか投げられない。投げてほしくない時に投げて、投げてほしいときに投げない。おもしろいなあと思う。大きくなるにつれて、こうしたことが自然とつながってできるようになるのだろう。
『いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)』を読んでいるとき、ねころがっていた赤ちゃんが、手足をばたばたさせて喜んでいた。わたしは2歳さんに絵を見せて読んでいたので、赤ちゃんは声だけを聴いていたはず、でも、反応を示す。言葉の響きの持つ力に驚いた。
紙芝居では『おえかきなあに? (あかちゃんかみしばいいっしょにこんにちは) 』でT君が、なぜか大喜び。きゃっきゃっと声を上げて喜び、近づいてみようとしていた。クレヨンで絵を描く体験をしたのだろうか。
わらべうた・絵本の言葉の響きやリズム、日常体験と絵本。リンクして豊かな日々を過ごしてもらえたらと思う。
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