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おすすめ絵本『おうさまのくつ』

おうさまのくつ
 ルイス・スロボドキン 作
 こみや ゆう訳
 瑞雲舎
 2015.12.1

     

 出版されたのは昨年の12月だけれど、原書は1956年。白黒ページと色刷りべーシが交互になっている形式で、その色も、赤、黄、青、黒とその混色で、白いページに淡く染色してある。なるほど、少し古い絵本だ。けれど、必要なことだけの描かれた、躍動感とユーモアあふれる絵、起承転結のある、楽しいストーリー。ほっとできるラスト。派手さはないけれど安心できる。こういう絵本を親子で楽しんでほしいなと思う。

 靴屋が、国中で上等な皮で金色に輝く靴をつくった。靴は、「王さまがはくようなくつ」とみんなから褒められて、すっかり、自分が「王様の靴」だとうぬぼれた。。
 ある日、靴屋が用事で店の外へ行ったとき、靴は、ポッカ、ポッカと歩いて、王様のお城へ向かう。途中で雨が降ってきて泥だらけに。そのままお城に入ったものだから、靴が歩いたあとには足跡がついていく。靴は台所でアップルパイをふみつけ、仕立て部屋で王様の白いマントをふみつけ、ペンキ塗りたての部屋に入って、城中に足跡をつけ……。

 うぬぼれちゃった靴は、左の靴と右の靴で、違う人格を持っている。なんといっても靴が主人公なのだから、ちゃんと、靴だけど人間らしいキャラクターをもっているのだ。この主人公の靴が、ぜんぜん悪気はないのに、たいへんなことをやらかしちゃって、読者をはらはらさせる。でも、当の靴は、お城の人たちに追いかけられるまで、まったくのん気なもの。そののほほん加減が愉快だ。
 いたずらするつもりはなかったのに、常識的にはいけないことをしていて、突然怒られちゃってびっくりという体験は、子どもたちによくあるだろうから、とても親しみを持てると思う。愛すべき靴のおはなし。

 

* 読み聞かせメモ
 普通に読み聞かせすると12分くらい。
 年長さん~。おうちでゆっくり読むなら年中さんくらいでも楽しめると思う。
 絵の小さなところがあるので、十数人ぐらいまでの小さな集まりで。

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