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2016年3月14日 (月)

J保育園未満児さんおはなし会 『けんけんぱっ』は2回繰り返して

 未満児さんというの、来年度年少さんにあがる子たちと、そのもう1学年下のクラス。いちばん大きな子はもう1か月もすれば4歳、いちばん小さな子は2歳になったばかりの子たちだ。人数は14人。でも、園での集団生活が慣れているせいだろう。部屋に敷かれたゴザの上におぎょうぎよくすわって聞いてくれた。

プログラム
 手袋シアター つんつんつくし *
 絵本 にんじん だいこん ごぼう 日本の昔話より (幼児絵本シリーズ)  植垣歩子再話・絵 福音館書店 *
 絵本 けんけんぱっ にごまりこ作 こどものとも0.1.2. 2016.02号 福音館書店
 手遊び やさいのうた
 絵本 ひらいたひらいた (こぐまちゃんえほん) でんしゃでいこうでんしゃでかえろう  わかやまけん作 こぐま社
 大型絵本 でんしゃでいこうでんしゃでかえろう  間瀬なおたか作 ひさかたチャイルド

     

 こんなに小さな子たちなのに、とてもいい聞き手だった。
「つんつんつくし」の手袋シアターでは、つくしが「う~、さむいっ!」と引っ込むところを、2回目から期待していっしょに言ってくれた。おもわず、いつもより1回サービスする。『にんじん だいこん ごぼう 日本の昔話より (幼児絵本シリーズ)』も、子どもによってどこまでわかっているのか、分からないけれど、楽しく楽しく聞いてくれた。ときどき「どうしてあついの?」「どうしてお風呂がきらいなの」と質問がでる。小さな子たちなので、それら答えながらゆっくり読んでいった。読み終わると「はやっ!」のこえが。
『けんけんぱっ』では、さいしょきょとんとしていたが、読み手が最後までいってからもう一度読むと大喜びで笑っていた。小さな子には短いものをこうして繰り返すといいと思った。
 最後はお待ちかねのでんしゃの大型絵本『でんしゃでいこうでんしゃでかえろう』。一人の子は、ページをめくるごとに前にでてきて、電車やほかのもの(雪だるま、ふね)などをみつけてさわり、自分の座りばしょに戻っていく。他の子たちも絵に出てくるものの名を挙げては楽しんでいた。最後までいってから、また後ろから「でんしゃでかえろう」の方を読んだが、これは理解できなかた様子。「なんでまた読むの?」という子が何人かいた。それを理解するには、まだ年齢がみたないということだろう。
 帰りには何人の子が手をふれにきた。素直にふれあってくる小さな小さな子たち。あなたたちから頂くものがなんと多いものか。

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