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2016年1月18日 (月)

1月のおはなし広場 世界の果てまで旅する「七羽のカラス」 

 朝から雨。雪よりあたたかいはずののだけれど冬の雨は、とても冷たく感じられる。会場の図書室ではストーブがひとつ焚かれたけれど、やっぱりさむ~い。子どもたちもがまんしているんたから、おばさんたちもがんばろう!

プログラム
 紙を使ったおはなし コートのはなし *
 絵本 ケンカオニ (こどものとも700号記念コレクション20)  富安陽子文 西巻茅子絵 福音館書店
 おはなし 七わのカラス グリムの昔話 *
 絵本 狂言えほん せつぶん (講談社の創作絵本)  もとしたいずみ文 野村たかあき絵 講談社
 大型絵本 大型絵本>ここがせかいいち! (大きな大きな絵本) 千葉 とき子監修 チャイルド本社   
 絵本 うしはどこでも「モー!」 エレン・スラスキー・ワインスティーン文 ケネス・アンダーソン絵 桂かい枝訳  

 とにかく反応のいい今年の1年生。今日もはじめから、とても反応がいい。先を読み、それを言葉にだしていい、聞くときはちゃんと聞く。『ケンカオニ (こどものとも700号記念コレクション20)』のときは、次々にでてくる動物や恐竜に大喜びでのりのりだ。
 さて、わたしのお話になった。これだけはしゃいでいるときに、しずかに聞くおはなしはとても心配だった「静かに聞いてね」と声をかけてから始めた。初めの方はやはり、前のおはなしの興奮が残っている。「七人の子ども」で「わおーっ」、「女の子をほしがりました」で「ええーっ!」と声が上がる。でも、その子が弱々しくて死にそうだとわかると、すこし静かになった。ところが、男の子たちがつぼを泉に落としてしまうと笑う子がいる。そういう笑うお話じゃないんだよと思いながら語っていくと、だんだん、声が上がらなくなって、真剣に聞き始めて、ほとんどの子がじっと耳を澄ませて聞いてくれた。カラスの魔法がとけると、子どもたちが嬉しそうな顔になったのがとても嬉しかった。
 そのあとの『狂言えほん せつぶん (講談社の創作絵本) 』も、鬼と女の会話など、少し子どもたちにはわからない部分もあるのではないかと心配したが、楽しそうに聞いていた。
 なにより大興奮となったのは『大型絵本>ここがせかいいち! (大きな大きな絵本)』。世界のスケールの大きさに驚いたに違いない。それにつながる『うしはどこでも「モー!」』も喜んだ。世界をいっぱい経験できただろう。 

         

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