参観日の読み聞かせ

　小学校での読み聞かせボランティアは、現役ママとＯＢとでわいわいやっているのだが、近年現役ママさんが減ってきた。そこでで、活動を知ってもらおう、読み聞かせを喜んで聞いてくれる子どもたちの姿を見てもらおうと、学校と相談。参観授業の前に５分だけ時間をいただくことになった。たった５分だけれと、机といすを教室の後ろにずって、床に座ってもらうという朝の読み聞かせと同じスタイルだ。
　私の担当は１年２組。子どもたちはお母さんたちが見に来てくれるのでいつもより興奮気味。わたしも、お母さん方を意識して、緊張気味。（わたし、ほんとうにちっちゃいよね。こういうところが……）。子どもたちが喜ぶ姿をお母さん方に見せられるように、参観授業のじゃまにならないようにと、きっちり時間をはかって選んだ。５分って短いっ。

読んだのは、
『となりのまじょのマジョンナさん (世界の絵本) 』ノーマン・ブリッドウェル作　長野ヒデ子絵　ながつきるり訳　偕成社

　絵が楽しく語る絵本だ。子どもたちは、絵によく反応して、たくさん声をあげながらもしっかり聞いてくれた。
　読み終わって「今日はこの１冊でおしまいですよ」というと、「えーっ！」という声。子どもたちが読み聞かせを楽しみにしてくれたことが伝わったと思う。
　他のクラスでも「もっと読んで」という声が上がったという。

　お母様方は、絵本よりきっと子どもたちの姿を見ていらっしゃったと思う。家で絵本の話などしてくれるといいなあ。そして、読み聞かせしてみたい！！という声が上がると嬉しいな。