I南小学校 3月の朝の読み聞かせ 3年2組 頭に描いていれば
今年度最後の全学年を対象にした朝の読み聞かせ、ということで、参加させてもらった。担当は3年2組。持ち時間は30分。元気のいい子たちで、並ぶのにそこらで小競り合いが始まる。ちょっとひらいた体勢で座ってしまったのだが、移動してもらうとまた衝突しそうな気がして、そのままで始めた。
プログラム
絵本 あっ、ひっかかった (児童書)
オリヴァー・ジェファーズ作 青山南訳 徳間書店
おはなし 馬方やまんば 日本の昔話
絵本 すいしょうだま (fukkan.com)
スズキコージ作 復刊ドットコム
絵本 どっちもね
おおなり修司ことば 高畠純絵
『あっ、ひっかかった (児童書)』は、どこで読んでも喜ばれる。ページめくるたびにええーっ!と言いながら見ている。大きな木だなあ、とか、このままでどうするんだ? などという、今までにない声も聞こえた。この絵本でいい感じになったのでお話へ。ところが、わたしはいい気になりすぎた。つい、お話を追わずによそ事を考えていたので、2回同じことを言ってしまったような気がして(たぶん言ったと思う)、「同じこと、前に行ったよねえ」などといって、続けた。子どもたちの様子を見ていると、そのことで、そのあとに支障はなかったようで、馬の足が3、2本となっていくところを楽しんでくれた。繰り返しの多いお話は、こういうことがありがちだけれど、絵を描いて語っていればありえないミス。ほんとうに反省です。次の『すいしょうだま (fukkan.com』は、独特な言い回しがしてあり、読みにくい。それで読むのに集中し、子どもたちの反応をあまり見ることができなかったが、どうだっただろうか? おもしろいと思って聞いてくれたか、つまらなかったか……心配なところだ。少しだけ時間があまったので『どっちもね』で、声を出してもらう。「ねことかげ」が「ねこと、かげ」」「ねこ、とかげ」というようにどっちでもとれるという本。こういう手の本はいくつもある。この絵本はふたつの読み方が見開きページに並べて書いてあるので、声を出して読んでもらうのにいい。3年生の子たちは、ちゃんと理解して読めたようだ。
お話のあと、この学校の読み聞かせの会の年度末の意見交換会に参加。校長先生もいらして、読み聞かせを大切にしてくださっているのがわかる。会員の方たちも、それぞれに個性を生かして、子どもたちを本に向かわせる努力をしているのを感じる。折り紙、朗読、自分なりのおはなし……。そして会の皆さんみんなが楽しそうだ。
子どもたちが生きる力をつかみとること。本やおはなしや、世の中の様々なものに興味をもつこと。その手助けになろうと頑張っている人たちが、ここにもたくさんいる。
来年もごいっしょさせてください。
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