H小学校 1月 朝の読み聞かせ 6年1組 高学年の壁
朝、出かけるころになって雪がちらちら落ちてきた。でも、歩いていったので、あまり寒さを感じない。H小学校、今年度最後は6年生のクラス。きちんと並んでむかえてくれた。
プログラム
絵本 バナナじけん
高畠那生作 BL出版
おはなし だんだん飲み 日本の昔話
絵本の紹介 あんな雪こんな氷 (講談社の創作絵本)
高橋喜平文・写真 講談社
『バナナじけん』は、昨年度に続き、活躍してもらっている絵本。ノリのいいクラスだ、表紙を見せただけで笑いが起こる。しかし、このクラスでは静かだ。本文に入っていく。サルが落ちているバナナを見つける。「どうするとおもう?」……返事がない……たいていは、だれか答えてくれるものだがと思いつつ、読み進み、サルが投げたバナナの皮を、あとからきたうさぎは気づいていない。「どうなるとおもう?」……またしても無言……こんな調子で最後まで行ってしまった。はじめのうち、笑顔をみせていた子たちも、最後の方はなんだかつまらなそう。ううーん、この絵本は、みんなで笑って面白がると、さらにいっそう面白くなるのだと感じた。
次の「だんだん飲み」も、なんだろう。数人の子がにこにこしているものの、なんだかしらーっとした雰囲気が漂わせている子が多い。これも、みんなで、へええーと面白がって聞くと、余計面白いのだと思う。とにかく、反応している子を頼りに語り終えた。
少しだけ時間が余ったので『あんな雪こんな氷 (講談社の創作絵本) 』の中身を見せながら紹介する。これは、真面目にふむふむと頷いて聞いてくれた。
高学年は時々反応してもらえないときがある。子どもたちの前に壁がたちふさがっている感じ。とくに笑い話のときだと、痛手が大きい。真面目なお話にすればよかったかな? でも、終わったことは終わったこと。楽しんでいる子はきっといると信じるしかないよね。
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