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2014年10月30日 (木)

I南小学校 朝の読み聞かせ 5年1組 語り慣れていないお話にドキドキ

 朝冷え込むようになった。I南小学校の朝の読み聞かせ。この学校は、私の学区の学校とは違って人数が増加傾向。クラスでの人数も多いようで、椅子席で前に集まって座ってもらうと、横にも縦にも広がってしまっている。できるだけ集まって座るようにお願いして始めた。

プログラム
 絵本 あっ、ひっかかった (児童書)  オリヴァー・ジェファーズ作 青山 南訳 徳間書店
 おはなし お話を知らなかった若者 アイルランドの昔話

 今年度ずっとお世話になっている『あっ、ひっかかった (児童書)  』。5年生も喜んで聞いてくれた。いちばん前にいた男の子はとても素直に喜んでくれて、最後のページでは思わず前に出てきてしまい、となりの席の女の子にきつくたしなめられていた(このぐらいの年頃らしいな)。
 さて、お話。このお話を子どもたちの前で語るのはたぶん2回目で、私もかなり緊張気味。語りながら、胸がドキドキしているのを感じる。ほとんどの子が、不気味な世界に入ってくれたようで、集中して語っていった。ところが、後半で、カメラを持った先生がいらして、また、そのあとに校長先生がいらして、前の入り口のところで止まって、どうも気になってしまう。無事語り終えたものの、最後の大切なところで自分が集中していないので、満足感がない。子どもたちは、「おしまい」というと、ぼけっとしていた。終わってから、出典本を紹介し、アイルランドには妖精がいて、こうして人をだましたりするお話があるんだよと説明。分ってくれただろうか。

 クラスをでて、廊下を歩いていると先ほどの校長先生がいらして、「覚えてはなすのですか?」「ああいうのをなんていうのですか?」と聞かれた。「ストーリーテリングというのですよ」とお話しした。そのあと、下の階でボランティアの記録用紙に書いていると、また校長先生がいらして、「ストーリーなんでしたっけ?」と尋ねてこられる。「storyをtellする、お話をするということす。、囲炉裏端でおばあさんが子どもたちに話すのと同じです。私たちは本からお話を覚えるのですが……」とお伝えすると、やっと納得がいったという顔をされた。
 子どもの時に伝承の語りを聞いたことがない私のストーリーテリンクはまだまだ、本を覚えて暗唱するという域をでてないだろう。イメージすることを心しているが、伝承の語りははるか遠くに思える。

     ←出典本

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