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『ふしぎなトラのトランク』想像の広がる愉快なおはなし

ふしぎなトラのトランク (おはなしのくに)
 風木一人作
 斎藤雨梟絵

     

 表紙を見てほしい。トラが、深紅の燕尾服にシルクハットを持ってすらりと立っている。
 ある日、こんなトラが、トランクをさげて目の前に現れたら、さあ、どうする? 怖いから逃げたい。でも、トラは紳士然として、堂々と人間と同じようにふるまっている。逆らえば食べられちゃうかもしれないしれないから、なんとかふつうに接するしかない。

 本のなかで、トラが出かけていくのは、レストラン、図書館、公園、お風呂屋さん。大人たちは、おっかなびっくり、公園の子どもたちは興味津々。トラは「トランク」「トランプ」「トランシーバー」「トラベル」などなど、頭に「トラ」のつく、トラ語?を話す。そのトラ語で、トラがなにやらの呪文をとなえると、トランクが、なにかきりのようなものを吸いとる。いったい何をしているのだろう。

 不思議で想像の広がる、ユーモラスなお話。人間たちのあわてぶりと、トラのすましぶりの対比が楽しい。特にお風呂屋さんでは、トラも燕尾服をぬいで裸になるから大変だ。さすがに他にお客さんはいなくなるが、お風呂上りのトラは、バスタオルを腰にまき、腰に片手をあてて、コーヒー牛乳を一本。トラは、人間がしていることを、してみたかったのだろうか。

 それにしても、トラではじまる言葉が、みなカタカナ言葉なのだが、こんなにたくさんあるとはおどいた。もちろんトラは「寅」や「虎」っていう、立派な漢字があるけれど……。

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