５月のひよこちゃん ひとりひとの成長段階を感じる

　朝、雨がやんで、さわやかな日。きょうは、５組の親子が来てくれた。２歳の子が３人（男の子２人、女の子１人）と、あかちゃんが３人。

プログラム
　手袋シアター　お花がわらった　*
　絵本　さくらんぼさくらんぼ (小さな子どもの心におくる絵本) 　岸田衿子文　長新太絵　ひかりのくに　*
　絵本　おいしいおかおパピプペポ―めんこいあかちゃん 　とよたかずひこ作　アリス館　*
　わらべうた　にぎりぱっちり たてよこ ひよこ　*
　絵本　りくののりものえほん (のりものしかけえほん) 　いしかわこうじ作　童心社　*
　絵本　めんめん ばあ (福音館あかちゃんの絵本―おでかけばいばいのほん2) 　はせがせつこ文　やぎゅうげんいちろう絵　福音館書店　*
　紙芝居　ひよこちゃん (ぴよぴよシリーズ) ひよこちゃん (ぴよぴよシリーズ) 　チェコふスキー原作　小林純一脚本　二俣英五郎画　童心社
　紙芝居　かわるよ かわるよ　小林桂子作/　教育画劇
　わらべうた　さよならさんかく　またきなこ

　とってもいい聞き手さんたちだった。２歳さんたちは反応がよくて、あかちゃんたちはしじゅうご機嫌。わたしたちもご機嫌だ。
　２歳さんたちは、『さくらんぼさくらんぼ (小さな子どもの心におくる絵本) 』のストーリーもだいたいは理解できていて、動物たちがさくらんぼを順番に食べて、ひとつになってしまうと、「あとひとつだよ」と教えてくれた。ただ、みひらきページにサルがシルエットと絵と２匹出てくるところがあり、これは、同じサルの動きを表しているのだけれど、それはわからないようで、「おさるさんが２ひき」といっていた。また、「みんなでたべよう　さくらんぼ」とあるのに、順番に１匹ずつ食べていくので「みんなで　たべていない」と、はじめ口をとがらせた。文と絵をしっかり見て考えている。
『　りくののりものえほん (のりものしかけえほん) 』は男の子ふたりが大喜び。汽車は知らないかな？と思ったけれど、「蒸気機関車!!」とすぐにわかったのはびつくりした。さるが２匹といった子は、いま数に興味があるのだろうか、この絵本でも、消防自動車に乗っているのは２人、新幹線は１人（運転手さんだけ描いてあるので）と、数えていた。
『めんめん ばあ (福音館あかちゃんの絵本―おでかけばいばいのほん2) 』で面白かったのは、おさるのモンちやんをみて、Ｍちゃんが「おとうさん」といったこと。そんなふうに見えるんだね。
　紙芝居もよーく見ていた。『』でねこがでてくると、「おおきいねこはこわいけれど小さいねこはこわくない」などという。生活と絵本や紙芝居が行き来している。
　幼児の時はとくに、そうして読んでほしいと思う。

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のりものすきの子がよろこぶのりものシリーズのしかけ絵本