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2014年2月21日 (金)

子どものためだけじゃない『子どものための哲学対話 』

 成人の日に偶然NHKラジオできいた「書評ゲーム ビブリオバトル 成人の日にはこれを読め」。川上未映子さん紹介の『子どものための哲学対話 (講談社文庫) 』が読みたくて図書館へ。きっと私と同じような人がいたのだろう……予約待ち。ようやく私の番が来た。

子どものための哲学対話 (講談社文庫)
 永井均著
 内田かずひろ絵
 講談社

      

 中学生の男の子とねこのペネトレが、対話をしながら哲学的な思考法へ導いてくれる本。
 一度読み通して、もう一度読み、また気になるところをつまみ読みして……と、何度も読み返している。

 第1章「人間は遊ぶために生きている!」
     そうだったんだ!
 第2章「友だちはいらない!」
     そ、そうだったんだ!!
 第3章「地球は丸くない!
     そ、そ、そうだったんだ!!!

 常識というのだろうか、これはこうにきまっていると思っていたものに、さーっと新風が吹いて、まったく新しい景色を見せてくれた感じ。

 ネアカとネクラ、上品と下品、善と悪、ちゃんとした人といい加減な人の違いを、私が今まで思っていたのと少し違う意味でばっさりと切り取って、すっきりと整理してくれた。これが、とても気持ちがよかった。
 元気が出ないとき(感情が乱れているとき)や、いやなことをしなければならないときの対処方法は、なるほどと納得し、やってみようと素直に思えた。

 小難しかったり、考えがぐるぐるまわってわからない箇所も多い。それについては終章で、読者によって、また、同じ読者でも読むときによって、この本の意味は違う。「自分について重要なことが言われていると思ったら、あとは自分で考えていけばいい」と書かれていた。
 だから、この本が示している考え方から広がっていった自分の考えは、どれもみな、いまの自分にとっては正しいはず。

 私自身は、この本を離れて、日常の生活をしているとき、ふいに、「自分のすべてを肯定して、何をするにしても今この瞬間を楽しく生きる、ネアカで上品な、強い人になりたい、きっとなれる、なろう」という、きらきらした考えが、さーっと下りてきた。心が晴れて、ふうっと楽になった。

「子どものための~」というタイトルどおり、若い人に読んでもらいたいけれど、私のように、長く生きてきたくせににまだ生きることについて悩む中高年にとっても、残された時間を遊んで生きていくためにお薦め。

 ところで、ネアカとネクラは生まれの問題らしい。生まれつきというのかな? だから、ネアカのふりをしてもまた本来のネクラがでできて、せっかく晴れた心も曇るかも……。それでもいい。またこの本を読めば、なにか気がつく。あるいは、同じ作者の別の本を読んでみるのもいいかもしれない。

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