朝の読み聞かせ ４年２組 はじめてのおはなしは反応が気になる

　今朝も寒かった。それうえ空気が乾燥していて、びんびんする。学校はストーブがついていないけれど、子どもたちがいるとなんだか、暖かい気がするから不思議だ。

　クラスにいくと、ざわざわとしていて、今日が読み聞かせの日だと忘れている。読み聞かせがあるから準備してね。というと、子どもたちはわいわい言いながらも、すぐに聞く体勢になってくれた。

プログラム
　絵本　バナナじけん 　高畠那生作　ＢＬ出版
　おはなし　チャン・サンと閻魔さま　中国の昔話

「チャン・サンと閻魔さま」は、今日初めて子どもの前に語る。楽しんでもらえる確信がまだ持てなかったので、まずは絵本でぐっと惹きつけたい。そこで、この数か月で大活躍の『バナナじけん』。時間が少し足りないかもしれないと思い、すこしハイペースで読んだ。狙いどおり、とても喜んでくれた。その流れでうまくお話につなげられて、前半はよかった。ところが、隣のクラスが早めに終わって拍手、ざわめき声が聞こえ出し、子どもたちもおはなしから気がそれてきたようで焦った。さらにあと４分の１のところで終わりのチャイムが……。間違えずに語るには語ったが、気持ちが入らず、言葉をいうだけのかたちになって、子どもたちも、話についていけないように見えた。おもしろいおはなしなんだけれど……子どもたちよ、ごめんなさい！

　もう一度、このおはなしを子どもたちにトライするか、おとな向けのおはなしにするか、迷える。