雨の日のお昼休みのおはなし会 6回目 丁寧なあいさつが楽しい
今年は、雪が降らない。今日も朝から雨。雪より暖かいはずなのだけれど、冬の雨の日はそぞろ寒い。
お昼休みを10分近く過ぎてもだれも来ないので、あれ、今日は誰も来ないかな、時間まで待って帰ろうと思っていたら、いたずらな1年生の男の子たち3人が現れた。
読んだ本
へびのみこんだ なにのみこんだ?
tiperatupera作 大日本絵画
となりのまじょのマジョンナさん (世界の絵本)
ノーマン・ブリッドウェル作 長野ヒデ子絵 偕成社
まゆとおに―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも傑作集)
富安陽子文 降矢なな絵 福音館書店
3人は「静かに聞きます」と言って、正座をして聞き始めたが、すぐに砕けて寝転がった。でも、真っ暗なページになると、絵本のすぐ前まできてどうなっているか見にきた。途方もないものをのみこんだ蛇に「うわー!」と大声を上げた。
『となりのまじょのマジョンナさん (世界の絵本)
』からは、座ってみてくれた。3人の中で、ひとりはすぐに絵本に入り込めるタイプらしく、読み始めると黙って絵本を見つめる。もうふたりはどうも他のことに気がいってしまい、終わったら土下座して「ありがとうございます」といおうなどと、話している。それでも、マジョンナさんと子どもたちが危機に陥ると黙って聞いていた。読み終わると頭を下げて「ありがとうございました」こちらも、丁寧にお辞儀をして「どういたしまして」というと、3人は嬉しそうに笑った。
『まゆとおに―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも傑作集)』は、最初のページでやまんばとまゆが大根を何本も頭の上にもちあげている絵に大喜び。よく聞いてくれた。2、3ページ読んだところで1人聞き手が増えた。そのあとも子どもたちはやってきたが、おはなしの途中だし、わたしも絵本を読んでいて声をかけられないので、そのままにしておいたら、部屋からでていってしまった。こういうとき相方がほしいのだが、声掛けした仲間はそれぞれに他用があったので仕方ない。読み終わると、はじめにいた3人が後から来た子に、「最初のところが、めっちゃおもしろい」といって、大根を運ぶやまんばとまゆの絵を見せていた。
そのあと、子どもたちが数人来たのだが、お昼休みが終わりそうだったので、おしまいにした。4人の子たちはふたたび座りなおし、深く頭を下げて「ありがとうございました」。ひとりは、そのままくるんと前まわり。笑いながら、わたしも「どういたしまして」と深く頭を下げた。ばか丁寧な挨拶をおもしろがっているのだけれど、それでも、ちゃんと挨拶するのは気持ちいい。
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